@京橋

ギャラリー椿 にて

 

 

奥の展示室では

おめあての

10人の作家さんたちによる

グループ展

『幻想の建築』が

 

 

いろいろなタイプの作品があって

どれも幻想的な空気を纏っていて

とても好みで、素敵で ラブ

 

特に琴線に触れたものを厳選して

パチリしてきました

 

 

 

足を運ぶきっかけとなったのは

先月初めて作品にお目にかかり

すっかりと虜になってしまった

桑原弘明さん

 

 

『月夜のために』

真鍮、ラピスラズリ、ガラス、木材、漆

 

 

この展示では

作品はこの1点のみで、かつ

前回、何度ものぞきこんでしまった

箱(スコープ)タイプの作品では

なかったけれど

 

この灯台のような形状の

建物の中には同じ繊細さが

 

 

 

台座の下からライトで照らすと

その繊細な細工が建物の中で

キラキラと光っていました

 

 

 

そして、代わり、では

もちろんないけれども

別の作家さんの

箱をのぞきこむタイプの作品があって

 

 

松川栞

『no.li「秋陽の窓」』

木材、スポンジ材、針金、紙材、プラスチック材、アクリルガッシュ

 

 

箱の側面奥上部に付いている

ボタンを押すと

箱の中に明かりが灯り

 

その状態で

正面の丸い小さな穴から

中をのぞきこめば

 

そこには

秋の陽に照らされた

さわさわと葉擦れの音が

聴こえてきそうな

緑豊かな庭が広がり

 

 

手前には

座椅子が置かれた

畳敷きの室内に、縁側が

 

この室内に

そおっと入りこむかのように

何度ものぞきこんでしまい

 

やっぱり、穴の奥に

のぞきこんだ先に

広がる世界は

 

目を離したとたんに

ふっと消えてしまう、幻の

もしくは、秘密の

隠れ家のようで

 

ワクワクしてしまう 照れ

 

 

 

壁にかけられていた

清田範男さんの

ボックスアート作品群

 

 

『悲しき駱駝』

mixed media

 

ジョセフ・コーネルを

連想しつつ

 

 

 

『旅人』

mixed media

 

光が効果的に用いられていて

とても雰囲気があり

 

 

 

『死神が通り過ぎる夜』

mixed media

 

どんな物語の1ページなのかを

想像する楽しみが

 

 

 

こちらは上から、もしくは

横からのぞきこむタイプの作品

 

 

『廃兵城』

mixed media

 

 

 

そもそもが廃墟好きなので

この雰囲気、なんとも

そそられてしまいます 照れ

 

 

 

こちらもまた

いくつもの物語の舞台となりそうな

 

 

菅野猛

『A先生へのオマージュ』

アルミ、真鍮、ステンレス、木材 他

 

 

 

灯りの強さは調整ができて

それによってまた

雰囲気が変わり

 

見えてくる物語も変わりそう


 

 

 

 

続く