9月中旬の母とのおでかけ記録

 

 

@上野

「焼きあご塩らー麺 たかはし」さんにて

羅臼昆布と焼きあごの冷しとろみそば

をいただいたあとは、移動して

 

 

@水天宮前

にある美術館

 

 

「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」へ

 

 

 

 

展覧会「光へ漕ぐ舟

~手から生まれるはるかな広がり~

浜口陽三と桑原弘明、高島進、前田昌良」が

11/19(日)まで開催中

 

 

この四方のうちの

桑原弘明 くわばらひろあき さん

 

ずっとその作品を観てみたい

と思いながらも

いままで機を逸していて

 

今回、待望の遭遇で

とてもうれしい ニコニコ

 

 

 

作品はこちら

 

 

壁に設置されている箱の中に

小さな世界が

 

この正面から突出しているスコープで

箱の中をのぞきこみ

その小さな世界を愛でるしくみ

 

 

 

 

箱の上には穴が開いていて

 

 

 

 

その穴の上から

ペン型の懐中電灯で照らすと

中の世界が現れます

 

 

そして、穴はひとつではなく

いくつか開いていて

 

その照らす穴によって

中の景色が変わるしくみ

 

たとえば、ひとつめの穴だと

箱の中の景色は、昼間の世界

 

ふたつめ(もうひとつ)の穴だと

箱の中の景色が

夕焼けの時間になったり

 

はたまた、夜になったり

 

そう、ここでちょっと

同じ版でも

刷り色を変えることによって

景色の時間帯を

見事に変幻させることができる

版画との共通点を思ったり

 

 

また、景色の時間だけでなく

穴の位置によっても、見え方

(見えてくる部分)が

変わったりもして

 

手前に開いている穴だと

暗い街路が見え

 

奥に開いている穴だと

暗い街路が消え

鉄道橋を走る汽車が見えてくる

といった風に

 

 

 

 

箱(作品)によって

穴の数も位置も違っていて

 

今度はどんな景色が観られるのかと

ワクワクしてしまう

 

 

 

中の風景の写真はNGだったので

わかりやすい、広告ビジュアルを

 

 

左下の箱の中をのぞくと

右上の風景が見えるという形

 

でもこれ、実際に目にしないと

この小さな小さな世界の

なんとも言えない味わい、魅力は

伝わらないなぁ、と

しみじみ思うので

 

今回、初めて実物を観て

味わう、愛でることができて

本当によかったなぁ にっこり と思います

 

 

数点(6点)の展示だったのですが

ひとり、感動 お願い &大興奮し

順繰りに、何度も何度も

のぞきこんでしまったりして

 

小さな小さな世界に

詰まっている物語を

密やかに堪能 照れ

 

 

前述のような

見える風景や時間が変わる

ギミックだけでなく

 

そもそものこの

ミニチュアなあれこれの

息を呑むような精巧さにも

うっとり にっこり でした

 

 

 

それから、ミニチュアではない

こんな作品も

 

螺旋階段を降りた

地下のスペースに展示されていた

 

 

まだらの果実

 

 

 

 

洋梨がひっくり返ったよう

だけれども

階層になっている風でもあり

 

墜落したなにがしかの

乗りものかな

 

もしくは、それを

住居とした様相かな、とか

 

幾重にも

物語を夢想してしまう にっこり

 

 

 

 

 

今回展示されていた作品の

箱の中の風景や

100/1スケールの椅子

(爪の先に載っている…!)の

制作模様等々が

桑原弘明さんのXで観られます

 

桑原弘明さんのX

https://twitter.com/scope_3

 

 

10月28日(土)からは

また別の展示

 

12月9日(土)からは

個展もあるようなので

 

なんともソワソワ 照れ

しているところ