1/27(木)

 

 

@吉祥寺

アップリンク にて

 

 

 

 

ニューヨーク1997

 

 

 

1981年|アメリカ|99分

 

監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター

出演:カート・ラッセル、リー・バン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、ドナルド・プレザンス、アイザック・ヘイズ、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー 他

原題:Escape from New York

 

 

 

ジョン・カーペンター

レトロスペクティブ 2022 の

ラインナップのうちのひとつで

 

「ゼイリブ()」

「ザ・フォッグ()」を

観てきた私としては

これがラストラインナップ

 

 

 

舞台は

犯罪発生率400%を超えた

近未来のアメリカ、ニューヨーク

 

1997年!

 

ある日

大統領専用機(エアフォースワン)が

テロリストにハイジャックされ墜落

 

その落ちた先が

巨大な刑務所へと改造されている

マンハッタンで

 

重要な会議もあり、慌てた政府は

 

ちょうど、元特殊部隊員で

銀行強盗をし、収監されてきていた

スネーク・プリスキン(カート・ラッセル)に

大統領の救出を命じる

 

24時間以内に

大統領を救出することができれば

無罪放免

 

できなければ

体内に埋めこまれた時限爆弾が

爆発する!という

 

そんなお話

 

 

 

刑務所へと改造されたマンハッタン

と言っても

 

食料は供給されているらしいけれども

看守もいない

ただただ塀に囲まれたゾーンなので

 

いわゆる無法地帯

 

となれば

その無法地帯の中での

力関係がはっきりしてくるわけで

 

ボスがいるのです

 

ボンネットにシャンデリア

車内にミラーボールを搭載した車に乗る

ボスが

 

ちょっとこの車の事態↑にも

クスクスしてしまったのですが

 

やっぱりこのどこか

クスクスしてしまう抜け感は

この監督の味わいかな

と思うところ

 

 

 

そして、このボス

 

よりも、側近一号?な

彼の印象が強烈で

 

※ 画像はお借りしました

 

もう歯の形も変だし

 

赤いマニキュアをしていて

 

笑い方も、歩き方も、動きも

はたまた殺される瞬間までも、変、で

 

変、というか、君はクスッとさせる

お笑い要員なのかな?という感じで

 

キャラが立っていて

 

ボスよりも目立っていました

(しばらくは彼がボスなのかな

と思っていたりして;)

 

 

というわけで

彼を演じているのは誰かな、と

ネット検索してみたのだけれど

うまく見つけられず

 

なんとなくこれは

アーティスト(ミュージシャン)だったり

するのかなぁ、と観ている間

思っていたりしたのですが

 

ご存知の方がいらっしゃったら

ぜひ教えてください

 

 

 

そして、この映画の主役である

スネーク・プリスキン

(カート・ラッセル)

 

いま思えば、序盤からして

ゾワゾワしてはいたのですが

 

観進めていくうちに

 

いつの間にか、ワシっと

ズキューーーンと

ハートを射抜かれしまっていることに

気づきまして

 

ひさかたぶりの、このヒット!

 

 

 

ストーリーも追ってはいるのですが

 

後半はもう、スネーク・プリスキン

(カート・ラッセル)を追うことに

終始してしまい

 

なんだろう、もうこの

なにもかもがツボでして

 

 

※ 画像はお借りしました

 

黒いアイパッチに、長髪、薄青い目

 

ちょっとかすれた声に

気だるげな話し方

 

首もとから肩にかけて

ジップが入っている

黒いタンクトップ

 

 

 

※ 画像はお借りしました

 

どことなく憂いのある表情

 

無口で

あまり表情も変わらず

 

だからこそあの

終盤の表情変化に

グッとなってしまったり

 

 

それから、あのラストの

大統領への質問と

その返答による振る舞い

(カセットテープの扱い)がまた

カッコイイのだ…

 

 

 

そして

 

※ 画像はお借りしました

 

そこはかとなくセクシーで

 

色っぽさもあって

 

もう、たまらないどころではない

私を殺す気ですか…(悶絶)

 

 

 

もう顔が映っていなくとも

 

大きな銃を片手に、髪を揺らして

走っていたりするのその後ろ姿さえも

ドストライクな有り様で

 

なんだろう、本当に動き

(所作?身体の動かし方?)が

絶妙にツボだったんですよね〜

 

というわけで

もうその存在そのものが

愛おしくなってしまい

胸が痛い〜

 

 

 

ネット調べによると

スネーク・プリスキンを演じている

カート・ラッセルは、この当時

30歳だったようなのですが

 

いやぁ、貴重!

 

映画、最高!

 

だって、映画館へと足を運べば

再びこの、胸鷲づかまれてしまった姿に

会えるわけなのだから!

 

 

 

というわけで、どうしよう

恋する乙女のようにいま胸が痛いのです

 

これはやっぱりもう一度

逢いに行くべきでしょうか…