1/19(水)

 

 

@有楽町

ヒューマントラストシネマ にて

 

 

 

 

ゼイリブ

 

 

1988年|アメリカ|94分

 

監督:ジョン・カーペンター

脚本:フランク・アーミテイジ

原作:レイ・ネルソン

出演:ロディ・パイパー、メグ・フォスター、キース・デヴィッド 他

 

 

 

ちらちらと、耳に、目にしたことがあり

気になっていた監督の名前

ジョン・カーペンター

 

その レトロスペクティブ 2022 が

期間限定で開催されていて

 

まずは、この↑インパクト大な

広告ヴィジュアルに惹かれて

 

えいや!してみました

 

 

 

主人公は、ホームレスで求職中

ののち、肉体労働者となる

下層民のネイダ

(ロディ・パイパー)

 

そのネイダがある日

かけると、人間に紛れこんでいる

エイリアンを見分けることのできる

サングラスを手に入れ

 

やがては

その人間社会に紛れこんでいる

エイリアンとの攻防戦へと

発展していくストーリー

 

 

 

まずは、この

サングラスを通してみたときの

エイリアンの容貌

 

 

このチープと言ったらいいのか

おもちゃみたいな…

ゆるカワ?キモカワ?

 

どことなく笑いを誘われてしまう

このなんとも言えない感じが

たまらなくツボで ニコニコ

 

 

 

そして

サングラスをかけると見えるのは

人間に擬態しているエイリアンの姿

だけでなく

 

 

この↑新聞や雑誌、街頭広告等に

しこまれているサブリミナルメッセージ

(服従しろ!眠れ!考えるな!

結婚し、出産しろ!消費しろ!等々)

 

 

それから、徐々にわかってくる

上層部に食いこんでいるらしき

エイリアン

 

ゆえに、地位や富を約束されれば

エイリアンとわかっていても

しっぽを振ったり、寝返ったりする

人間もたくさんいて

 

いやぁ、これなにかの

(紛れもなく人間社会の…)

縮図のようですねぇ…

 

 

サブリミナル効果で

人間をコントロールし

支配しようとする感じも

 

現状でも、テレビや媒体で

報道されることされないこと

その強弱等で、情報制御がなされ

ある程度、誘導されている

操作されている感がありますし

 

エイリアンがそのまま

権力のある人間に

置き換えられてしまうような… キョロキョロ

 

 

というわけで

B級な空気感だけれども

社会批判もたっぷりで

 

そして

30年以上前の映画なのですが

哀しいかな、社会の様相は

あまり(ほとんど?)変わっていない

ということかしら… キョロキョロ

 

というか、むしろ

この映画の世界に近づいてしまった

ということか?というくらいに

ちょっと既視感のようなものがありました;

 

 

 

ところで、途中に

主人公のネイダが

肉体労働仲間だったフランク

(キース・デヴィッド)と

 

「サングラスかけてみればわかるって」

「いや、そんなものはかけない」

「かけろって、コノヤロ!」

「かけるかよ!」

「かけろよ!」

 

みたいな、言葉の応酬だけでなく

取っ組みあい交えた

殴りあうシーンがあるのですが

これが長い。これでもか、と続き

(でも帰宅後調べによると6分とか…?

もっと長く感じたなぁ…)

 

そして、プロレス技のような

プロレスの試合を見ているような?

そんな感じもあったので

 

これはなにかの試合へのオマージュとか

パロディなのかしら?と思っていたら

 

帰宅後調べによると

この主役のネイダ役のロディ・パイパー氏

 

WWE殿堂入りのプロレスラー、なんですね〜!

いやぁ、とても納得!

 

 

というわけで、この一連のシーン

(最後はかけたよ、サングラス↑笑)

 

ファンにとってはうれしい

サービスシーンだったんだろうな〜 キョロキョロ

 

 

 

そして、ラストは

突き進んだ果てで

一応の達成はしているのだけれども

解決はしていなくて

 

ある意味、ここでようやく

スタートライン、みたいな?

 

これはこの先、この世界は

いったいどうなっちゃうんだろう…?

と思ったのだけれど

 

これは、ボールはこちらサイド

(観ている側)に投げられた

ということなのかな

 

サングラスをかけなくても

隠されていた現実が見える

認識できるようになったのだから

 

さぁ、この現実を見た、知ったうえで

このあと、どうする?

あとはあなたたち次第(任せたよ)と

そういう投げかけなのかな、と

 

 

 

ところで

ジョン・カーペンター

レトロスペクティブ 2022 の

ホームページ(↓動画の下)

を見ていたら

 

私の大好きなアニメーション

「カウボーイビバップ」の

渡辺信一郎 監督がコメントを寄せてらして

 

コメントの内容よりも

監督の名前を目にした瞬間に

あぁ、そういうことか、と思いました

 

ぶっちゃけてしまうと、この映画

私としては、そんなに、おもしろい!

というわけではなかったんですよね;

 

ただ、なんだか妙に癖になるところがあって

それはたぶん「カウボーイビバップ」にも

どこか通じる、ゆるさのような

 

ゆるーく遊んでいるような

肩の力が抜けているような

そんな空気感、独特のバランスが

あったから、なのかも キョロキョロ

 

 

 

というわけで

せっかくの映画館で観られる機会

なので、残りの2作品にも

突撃予定ー! ニコ