東京の桜は今日満開になったそうで、仕事帰りに上野公園の夜桜をみてきた。

僕にとって夜桜というと千鳥ヶ淵なんだけど、思い出の色が濃い桜って、なにかなければ見たいとは思わないし、上野は広いから心地よくて、ここの夜桜はけっこう見物してる。

僕は、日が落ちた後、自然的風物のまわりの雑踏の中で、ひとりになれたとき、生きてる、って思える。
生きててよかった、とは思わないけど、生きてる、と実感する。

自然的風物は桜でなくてもいい。
牡丹でも菊でも、ただ川が流れてるだけでもいい。

上野公園では、男子トイレにだけ列ができていたww
辻邦生に『安土往還記』という小説がある。
高校生のときに読み、そこに、人生は虚無の中に立つ力業だ、という言葉を見つけた。
それから今まで、僕はいったい何十万回、この言葉を、心の中で、ときには口にだして、繰り返したろう。
僕が読書から得た、もっとも印象的な言葉だ。
もっとも印象的な言葉のひとつ、なんて、保留した言い方はしない。
もっとも印象に残っている言葉だ。
もう僕は、人生の中で、これを超える言葉に出会わないと思っている。
僕にとって人生は、真実、虚無の中に立つ力業なんだ。
自殺する予定はないし、この点を除けば、僕は多くのひとより呑気に生きてるはずなんだけど。
人にも、環境にもめぐまれてる方だと思うし。
明日は、温泉にでもつかってくるかなww