私が愛してやまない九州佐賀のサンポー食品、豚骨スープの出来は素晴らしい。
今回の物は豚骨研究所と名を入れていますがこれはサンポー内の機関であるようで。
大分のごくまるさんとは関係は無いようです。
そして厳選された15種類のポークエキスを使用とあります。
定番の焼豚ラーメンでも10種類くらい使われているようですが、こちらは15種と。
豚骨エキスでも部位や髄、骨分等その配合でかなり味わいが変るのでそれらを研究し開発されたという事ですね。
何度も試作しては比較して到達した味なのだろうと。
自ずと期待は高まります。
内容は。
4パックと充実してる。
スープは勿論粉末、それに豚油(ラード)主体の香味油です、これぞサンポーのカップです。
かやくはネギとキクラゲ、九州豚骨ですから紅生姜も付いています。
早速熱湯3分です。
乳白した特骨スープにラードの香味油が玉に浮かぶ、ビジュアルだけでよだれが出そうです。
ただ豚骨の香りはそれ程では無いです、粉末の時はムワッと感じたあの臭いが熱湯注ぐと分散したかあまり無いか。
では、その注目のスープから行ってみましょう。
えーっとですね、ベースの豚骨は期待するよりライトです、濃厚じゃない。
確かにパッケージには濃厚豚骨とは書かれていないが、サンポーだとそれを期待しちゃう。
ライトというより上品といった方がいいかなあ、そんな感じの豚骨です。
だが浮かぶラードは相変わらずのヘビィな物、これをスープの上品に対する下品とまでは言わないがパンチを加えているのは確か。
豚骨はバランス型で整っていて油脂で 個性を加えている感じでしょうね。
麺はサンポーのスタンダード、焼豚ラーメンに使われている物と同じのようです。
油揚げ麺ですが油にラードを配合して豚骨スープとの親和性を考慮したものなのだ。
九州豚骨らしい細麺で加水少なめですが、縮れが有ってスープ絡みというか、こちらの場合ラード絡みが良い麺です。
かやくはネギ、キクラゲですが多くは無い、でもキクラゲの食感が要所でいいです。
そしてこちら。
紅生姜好きな方からすると少ないかとも思われますが、私はこの素材の支配力というか。
強い個性は程々にしないと元の味を完全に破壊してしまいますからこの位で丁度よいと思う。
とはいえ減らして2/3程を投入。
元スープをまだ堪能したいので拡散しないように麺と共に食していきます。
こんな楽しみ方も良いんじゃないですかね。
という事で豚骨スープに関してはちょっと肩透かしでしたかね、しかも成分表を見るとチキンエキスも使われているんですよ、つまりは純粋な豚骨では無かったと。
例えば以前出ていた久留米の名店丸星ラーメン監修のカップとか。
丸星ラーメン監修カップ、サンポー食品のノンフライ麺の意欲作は如何に、、。 | redtylerのブログ
同久留米の丸幸ラーメンセンター監修の物とか。
丸幸ラーメンセンター×焼豚ラーメンカップ、サンポーの本物久留米ラーメンだ。 | redtylerのブログ
等はかなり濃厚な豚骨で満足な物でした。
だがこれが久留米の名を冠したカップになるとこのカップのように少しライトになる。
サンポー久留米ラーメン、炊き出し豚骨の三宝堂のカップ麺です。 | redtylerのブログ
サンポー食品の工場は久留米に近いのですね、なので地元の味は良く分かってると思う。
それを踏まえたうえでのこの豚骨研究所という事なのでしょう。
なんか期待が多すぎたというか、勝手に久留米の濃厚を昇華させたものという思い込みがあり過ぎたようでしたね。
なので私としては定番の人気商品でソウルフードな焼豚ラーメンの方がいいかなという結論でした。
勿論ライトなというのは私見ですのでこれでも十分豚骨感が有ると感じる方も多いと思います。
美味しい事は確かですので豚骨臭が苦手でも豚骨食べてみたい方には良い商品では無いかと思いますよ。
あっ、メーカーはそこを狙っているのかもですね、ならばよい所をついているかもですね。
ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。