丸幸ラーメンセンターは1952年久留米で創業という久留米ラーメンの老舗。
現在は佐賀県三養基郡にある超有名店だ。
私が豚骨スープの魔術師なんて呼んでいて大好きなサンポー食品も同三養基郡にあるメーカーなので。
この地元コラボは予想していたものでは有ります、ならば内容はどうなっているのかですね、食べてみました。
カップサイズはデカ盛りサイズで麺量も93gと大盛、しっかり食べて頂きたいというお店側との話し合いによるものでしょうか。
内容は。
何時ものように粉末スープが基本、そこへ調味油というのがサンポーの豚骨スープの標準です。
後はチャーシューと紅生姜なのですが、このチャーシューがね。
焼豚ラーメンの象徴、ハート型したのが入っています。
これは心を込めてというサンポーの精神を具現化したものという。
早速熱湯3分で出来上がりはー。
チャーシューが薄いものの大きく主張、ネギが少しと紅生姜なんですが。
この紅生姜がかなり優秀です。
というのも私通常では主張の強い紅生姜は別途置いておいて後から味変的に少しづつ使う。
良く何でもまみれて食べている方がいますが、こんなに主張の強い物を沢山入れたら全体のバランスはかなり損ねます。
だがサンポーの紅生姜は少し乾燥させているのですね、なので汁は吸い込むが自己の主張はスープへ拡散しないんです。
なので乗せたままにしていても元の味はそのままに食せる、こんな所にも開発陣の配慮が伺えますよー。
ではスープ行ってみましょう。
調味油のラードが多めに入ってびしりと浮かぶ、豚骨スープは濃厚でとっても美味しい。
コラボもとになっている焼豚ラーメンはもっとサラリとした豚骨で醤油も優しく利いた物、だがこちらはしっかり豚骨だ。
なのでコラボとしては久留米ラーメンの豚骨スープに焼豚ラーメンのチャーシューが乗った物という見解で良いかな。
ただ久留米ラーメンの象徴のような豚骨臭はそれ程ない、やはりうまく作っている。
というのも東京でも20年ほど前に九州豚骨のブームが有ったんですね、それは30年位前に環七ラーメン戦争なんて言われた中心点、なんでんかんでんの出店によるもの。
その後を追うように九州豚骨の店が増えた、そして発祥といわれる久留米ラーメンにスポットが当たりこれまた進出店含め多数が開店したと。
だが現在久留米ラーメンの店は一店舗も有りません、東京では駆逐されてしまいました。
それはあの臭いなんですね、獣臭ともいわれた臭いは東京では受け入れられず、住民反対等社会問題になり次々に退店していったという過去が有ります。
かくいう私はこれ大好きなわけで寂しく思っていましたが。
あっ、また脱線していますね、話戻して。
麺は細い低加水麺で博多ラーメンのよう、加水も少なめでプツリとした食感もいい。
油揚げ麺ですがサンポーは揚げ油にラードをブレンドして豚風味を追加しているのが特徴です。
そう、サンポーの豚骨はこの麺ありきなんです、この組み合わせ大好きですよー。
くだんの水分少なめの紅生姜は麺に絡めるとうまい、スープに影響をしないのでもう少し欲しい位だ。
こういった細かな配慮はもっと評価されてもいいと思う。
いゃあ、やはりの美味しさな訳ですよサンポーさん。
今回の丸幸ラーメンセンターコラボも大満足な物でした。
こちらのコラボも美味しかったですしね。
石田一龍監修、サンポー焼豚ラーメンコラボ企画の大型カップは美味しかったよー。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
サンポーさんには定期的にでもこれら有名店とのコラボ期待していますよー。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。
追記、以前書いたサンポー社名の由来など。
サンポー食品は旭製粉製麺所として麺業を初めて今年で創業103年を迎えるという老舗だ。
インスタントラーメンの発売も早く三宝(みたから)ラーメンという棒ラーメンをチキンラーメンに遅れる事たった1年の1959年には発売されていたという。
当時三宝ラーメンにフリガナを振っていなかったのでさんぽうラーメンと呼ばれるようになり、それがそのまま現在の社名になっているとの事、面白いなりそめですね、。