こんにちは。先日、家族旅行でシンガポールに行ってきました。飛行機 海外で金魚屋巡りをするのが念願だったため、一部行程を別行動にしてシンガポール国内の金魚屋3箇所を回ってきました。まずここで概要をご紹介した後、また別の記事で詳細をご紹介します(各店舗の概要紹介の下にリンクを貼るのでクリックしてください)。

 



そもそも、シンガポールに金魚はいるのか?少なくともシンガポール産金魚というのは聞いた事がありません。ただ、近隣国のマレーシア、インドネシア、タイは金魚の有名産地。また、シンガポールは中国系の方が多い国です。なんとなく金魚がいそうな気がしますよね。そして、シンガポールに金魚がいることを確認できたのは仕事で海外支社からの視察(各社1名ずつ色々な国から)対応をした時。懇親会でマイクが回ってきたので、「金魚飼ったことある人手を挙げて!」と言ってみたら、アジア圏の方数名の手が挙がり、その中にはシンガポールの方もいました(逆に欧米勢からは全く手が挙がらなかった、自分の英語が伝わらなかった可能性もあるけど・・・)。

 

そんな感じで世界の金魚事情を少し知った数か月後、親からシンガポール旅行の誘いがあったのでそれに乗っかりつつ、一日別行動にして、午後は金魚屋巡りをしました。
お店に入店後、店主には自分が日本からの旅行者で見るだけ(購入できない前提)なこと、写真を撮ってSNS等にアップすることを大丈夫かお伺いしましたが、どのお店も快諾してくださりました。感謝です。Thank you! 謝謝!
それでは、巡ったお店を紹介します。

 

①Goldfish Palace 金魚寶殿

 


Tiong Bahru(チョンバル)というエリアにあるお店で、団地の中の商店街の一角、といった感じでした。
日本での「高級金魚専門店」といった感じで、2歳〜親サイズ(実際何歳かはわかりませんが)のオランダ型、ランチュウ型がメインで琉金型もいました。また、餌も売っていましたが多くが日本の愛好家にも馴染み深いキョーリン製でした。流石、世界のhikariブランド!詳しいご紹介はこちら。

 

 

 

②East Ocean Aquatic 東洋水族

 

①のお店から近く、歩いて行ける距離のお店です。こちらは金魚専門店ではなく「アクアリウムショップ」といった感じで、金魚だけでなく熱帯魚や水草、錦鯉も多く販売していました。また、金魚に関しては他の2店では見なかった小さめな個体も販売していて、「ビギナー向けから玄人向けまで幅広く」といった印象でした。また、熱帯魚コーナーには日本では絶対に見られない生体もおり、他の2店とは異なる楽しさがありました。シンガポールの「長物金魚」や「日本では絶対に売ってない生体」等、East Ocean Aquaticさんのご紹介はこちらから。

 

 

 

③Singapore Goldfish 新加坡金魚

 

①のお店と同じく「高級金魚専門店」といったお店で、特にランチュウ系に力を入れている印象でした。店主に話を伺ったところシンガポール産金魚というのは基本的にいなくて、中国や近隣国からの輸入魚を販売しているとのことでした。ただ、水槽1本だけ、日本から輸入されたあの金魚も・・・!詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

事前の情報収集について

今回、シンガポールの金魚屋は日本にいるうちに情報をある程度収集してから行きました。方法は以下の通りです。

 

①「Singapore goldfish」でグーグル検索。


②グーグル検索で出てきたお店はグーグルマップでプロット。

※何故かグーグルマップのバグで全く別の場所が表示された店があり、その場合は住所で再検索。シンガポールの住所表記には通りの名前が入るので、それで確認。


③お店のフェイスブックページやインスタグラムでお店の概況と営業時間の確認。

※来店前に連絡が必要なお店もあり、今回は時間が読めないため外しました。


④YouTubeで店名を検索し、海外の金魚アクアリウム系YouTubeのお店紹介動画を見る。


You tubeで海外の金魚動画を見るのは日本にいながらでも楽しめると思いますよ。今回は主に下の2つのチャンネルを主に参考にしました。

 

・Ryo Watanabe さん

主にシンガポールと日本のアクアリウムを英語で発信しているチャンネルです。お名前と内容的に、シンガポールに住まれたことのある日本人または日系の方なのかと思われます。日本で撮影された動画も多いので(それも英語です)もしかした日本国内で撮影シーンに出くわす可能性もあるかも!

 

・LIOW VIDEOさん

シンガポールのyoutuberの方で、アクアリウム以外も色々と投稿されているようです。この方の金魚屋訪問動画はお店に向かっている道中の風景から始まるという、日本のペペリアさんと同じスタイルです。Singapore Goldfishさんの紹介記事でも書きましたが、このお店は入り口がわかりにくいため、この動画が大変役に立ちました。一方、Goldfish Palaceさんは移転されたようで、現在のお店とは違う場所が出てくるので注意。

 

ちなみに、このように海外の金魚動画を見ていると、そのうちおススメとして海外の方が日本の金魚屋で撮影した動画がいくつもおススメに出てきます。英語の動画なのに撮影場所は何度も行ったことのある日本の金魚屋で、非常に新鮮です。よければその辺もご覧ください。

 

 

空港にて

シンガポールの空の玄関口・チャンギ国際空港の制限エリア内には池のような水槽があり、金魚や錦鯉、熱帯魚などが泳いでいました。チャンギ空港は到着・出発が分かれていないので(日本では那覇空港国内線が似た感じ)、到着後すぐに魚が出迎えてくれますし飛行機の出発を待つ間にゆっくり眺めることもできます。

 

 

シンガポールで金魚屋巡りをして感じたこと

・シンガポールでもガチな金魚活動ができる!

今回は専門店2店、金魚も扱うアクアリウムショップ1店の3店舗のみの訪問でしたが、金魚屋は他にもいくつかあるようです。シンガポールは面積が東京23区と同程度、人口は60%弱ですから世界的にみれば十分「金魚飼育が盛んな国」と言えるのではないでしょうか。

・丸物が人気

日本では近年「銀鱗和金」「墨朱文金」などがかなりポピュラーになってきましたが、シンガポールでは丸物、特にランチュウ型が人気なのかなという印象でした。型のタイプごとに並べると、「ランチュウ型>オランダ型>琉金型>>>>>和金型」といった感じでしょうか。また、意外にもパール、出目系はあまり見ませんでしたし、水泡や花房は全く見なかったと思います。

逆に、「日本の金魚屋にはもっと多くの品種が同時に泳いでいて、日本の金魚界って多種多様だなぁ」とも思いました。それでこれまでポピュラーだった品種の一部が今やレアになりつつあるのかもしれませんが(キャリコ琉金とか茶金とか)…

・熱帯魚と金魚の区別がない

日本では熱帯魚と金魚が同じ水槽に入っていることは稀ですが、シンガポールでは金魚や錦鯉と熱帯魚が同じ水槽にいるシーンをよく見かけた気がします。空港内の水槽もそうですし、金魚専門店にも少し熱帯魚がいて金魚と混泳していました。そもそもシンガポールが熱帯であり、熱帯魚もヒーター無しで飼える事が要因でしょうか。

 

 

以上、長々と書いてしまいましたが、シンガポールでの金魚活動リポートでした。言葉や文化の違い、普段観光客が行かない場所に行く不安、そして何より個人での検疫が難しいため良い個体に出会っても基本的には指をくわえて見てるだけという難点はありますが、非常に良い刺激になり楽しい一時を過ごすことができました。

 

もし機会があれば、他の国でも金魚活動してみたいなと思いました。金魚のレベル、治安、アクセス、ある程度意思疎通ができるという点で、香港あたりが次の候補になりそうです。

 

それでは、失礼します。