見落としがちなセキュリティの穴・・・ | ブルーオーブのブログ

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かなり前に、ブログに書いたことがあるんですが、

 

一般の方がご存じない意外なセキュリティホールが、ほぼすべてのご家庭にあります。

 

電気屋さんとか、IT系の仕事をしている人はご存じのはずなんですが、

 

NTTさんが家庭用光ルータとして提供、もしくはレンタル貸し出ししているものを

 

NTTさんが設置する際には、そのルータの管理者IDとパスワードがほぼ同一内容に設定されています。

 

おそらく、ほとんどの方は、このデフォールト設定を変更せずに使用されていると思います。

(ここでは、あえて書きませんので、ググってみてください)

 

以前は、NTTさんだけでなく、ルータを製造販売しているメーカーさん、有名どころで言えば、

 

BuffaloやNEC、それに、防犯カメラやネットワーク機器を製造販売しているパナソニックさんなども、

 

ほぼすべての機種で、同一の管理者IDとパスワードがデフォールト設定で出荷されていました。

 

昨今のハッキング被害の激増により、さすがにこれではまずいと思ったメーカーさん、

 

たとえば、Buffaloなどは、出荷時に管理者パスワードを個体ごとに異なるものを設定するようになりましたが、

 

それでも、業務用のネットワーク機器や防犯カメラなどは、これまで同様に同一のデフォールト設定になっています。

 

また、最近のニュースで以下のようなものがありました。

 

 
おそらく、家庭用のルータをDDoS攻撃の踏み台として使用する事例が増えたために、
 
自社製ルータの管理者用セキュリティが破られて、ルータを乗っ取られても、
 
DDoS攻撃ができないようにファームウェアをアップデートしたみたいです。
 
ただ、Buffaloの無線ルータなどは、NTTのルータの配下におかれて使用する場合が多いので、
 
NTTのルータの管理者IDとパスワードがバレバレの状況だと、
 
さきにNTTのルータがハッキングされて、そこからDDos攻撃をかけられているじゃないかと邪推してしまいます。
 
いずれにせよ、自分の家で使用しているネットワーク機器の管理者IDとパスワードがどのような設定になっているのかを
 
一度確認しておいた方がいいです。
 
デフォールト設定のままになってくれている方が、
 
業者によるメンテナンスやリモートメンテはやりやすいのですが、
 
反面、ハッキングリスクは非常に高い状態ということになります。
 
田舎の事業所や家庭のルータや防犯カメラは、
 
おそらく7割以上の確率でデフォールト設定のままになっていると思います。
 
ただ、管理者IDとパスワードを変更した場合は、かならず紙にその内容を書いて、
 
本体に貼っておくとか、パソコン関連書類の中に保管しておかないと、
 
いざ、障害が起こったときに管理者IDとパスワードを思い出せずに苦労するという可能性もあります。
 
ほとんどの日本のネットワーク機器や防犯カメラ製品は、
 
パスワードなどの情報をハードウェア的に初期化できるような仕様になっている場合が多いのですが、
 
ときどき、リセットできない製品もありますので、要注意です。
 
よくAmazonで販売されている中国メーカー製の格安防犯カメラ・レコーダーセットは、
 
パスワードをハードウェアリセットできないものが多いです。