レッドソックスファンの好事家ブログ





クレイ・バックホルツ


テキサス州の高校を卒業、ルイジアナ州のマックニーズ州立大学へ進学。2004年に仲間とともに母校に侵入し、パソコンパソコン29台を盗んで売りさばき、警察に逮捕。この事件でバックホルツは授業料免除でプレイしていた大学の野球チームから締め出され、テキサス州のアンジェリーナ・カレッジに転学。

2005年に12勝1敗・防御率1.05・奪三振率13.6。同年6月のドラフトで上位指名の可能性もあったが、パソコン窃盗事件の影響で各球団が指名を回避。そうでなければ完全ウェーバーのドラフトでレッドソックスが指名できる順位まで残っている選手ではありませんでした。ボストン・レッドソックスバックホルツを1巡目で指名。

レッドソックスでも屈指の有望株なだけに、投げ過ぎによる故障を防ぐための球数制限。このため、マイナーリーグでのバックホルツの1試合最多投球数は98球。2006年にはレッドソックスの年間最優秀マイナー投手賞を受賞、2007年にはフューチャーズ・ゲームに選出。これだけの素質を持った選手、レッドソックスの即戦力補強のためのトレードのさいには、見返りとしてバックホルツを要求されることがしばしば・・・。


同年8月にメジャー昇格を果たし、17日のエンゼルスとのダブルヘッダー第1試合でメジャー初登板初先発初勝利投手。試合終了後、バックホルツはマイナーへ。もともと昇格はこのダブルヘッダーのためだけに行われたもので、試合でどのような結果を残そうとも1試合だけでマイナーへ戻されることが決まっていたため。

8月31日、試合当日にメジャー再昇格を果たしたバックホルツは、オリオールズ戦に先発。相手打線を無安打に封じたまま試合が進んでいく。マイナー時代から続く球数制限のために、首脳陣は「球数が増えすぎたらどうする?」と悩みますが叫びバックホルツは9回を115球で投げきってノーヒッターを達成。クラッカーこの試合でのエルズベリーペドロイア のファインプレーは素晴らしかった!グッド!チームは12年ぶりの地区優勝を果たしてポストシーズンに進出。

このシーズンにマイナーとメジャーで計148回を投げていたバックホルツは肩の疲労を訴え、セオ・エプスタイン GMは「現時点で故障を抱えているわけではない。しかし23歳の才能ある投手を、将来に影響が及ぶ可能性がある状態で投げさせることはできない」と語り、バックホルツをポストシーズンのロースターには入れず・・・。

2008年は期待を背負ってのシーズン。しかし、2勝9敗、防御率6,75と期待外れ・・・。

2009年はマイナースタートも、7勝4敗、防御率4,21と順調にステップアップ。速球を動くようにしたり、スライダーの曲がりを小さくして、スピードの変化も変えたことで好成績につながったようです。

2010年は奪三振量産型からゴロ量産型にシフトチェンジ。17勝7敗、防御率2,38、173回3分の2を投げて120奪三振ベケット松坂 が不振に陥る中、ジョン・レスター と共に先発投手陣を支えました。

2011年は開幕から不安定。6勝、防御率3,48は悪くなかったものの、故障のため後半戦に全く投げられず・・・。

2012年、11勝8肺、防御率4,56、189回3分の1を投げて、129奪三振、与四球64。


プロ入りからチームは故障を心配して、球数制限などを課してきました。本格開花!と思ったシーズンもありましたが、まだ試合ごと、シーズンごとの安定感が少し足りないですね。デビュー2試合目でノーヒットノーランをやってのけたためについつい期待が大きくなりますが、毎年2桁勝利、故障での離脱が減れば、ジョン・レスターとともに生え抜きエースの座を高いレベルで争うことになるでしょう。





ちなみにかつてはこの方とスクープされたことも・・・。いいなぁ~。ラブラブ!


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<最終更新日 2013年7月18日>