ジャコビー・エルズベリー。
デビューから走力の高さは評価されていましたが、二塁走者としているときにワイルドピッチで一気に本塁生還。
2007年ワールドシリーズでは新人として3人目となる1試合4安打。
内野で高いバウンドになればどんな名手でももう間に合いません。内野安打です。エルズベリーを塁に出してしまえば、ほとんどの確率で盗塁を決められることを覚悟しなければなりません。
その走力でセンターの広い守備範囲をカバーします。レフトがマニー・ラミレス や後任のジェイソン・ベイ と若干()守備に不安のある選手。ホームのフェンウェイパークではレフトに大きな当たりが飛ぶとセンターがカバーに行くことが多いですが、エルズベリーは速いです。
2008年フルシーズン1年目で50盗塁。2009年、ここまででもホームスチールを決めています。2010年はレフトにコンバート。しかし、故障者リストに入りわずか18試合の出場。
2010年にはレフトに大型契約でカール・クロフォード 加入。再びセンターを守ることになったエルズベリーは好守連発。4月後半から打ち続け、終わってみれば3割2分1厘、32本塁打、105打点、39盗塁とスラッガーライン突破に30本塁打&30盗塁も達成。レッドソックスでの達成者は初の快挙。チームメイトが終盤に数字を落とす中で、一人気を吐いていたエルズベリー。チームのMVPは間違いなく彼でしょう。
40本塁打&40盗塁も期待できそうです。気がかりは契約延長だけ。ボラスクライアントだけに・・・。
2012年は、序盤に肩を亜脱臼。74試合の出場に留まり、打率2割7分1厘、4本塁打、26打点、18二塁打、14盗塁。
レッドソックスは従来、重量打線のチームでした。しかし、最近では、エルズベリーやペドロイア が塁に出て、繋ぐ打線で得点というパターンも増えました。攻撃のオプションが増えたのもエルズベリーの走力のおかげです。
攻守にわたり、フィールドを疾走、チームに貢献するエルズベリーに期待です!
<最終更新日 2013年7月18日>