私は鶏になりたい -2ページ目

暑いだけ

今日東京都知事選挙だから
エントリを自粛している

わけでなく、暑くて書きたいことが何も浮かばないから

後2日くらいは酷暑に耐えるようだ
あーあ

怪しい作業

いえいえ

弓道家の探究心とお心得下され

嘗ては輪ゴムを煮ての染色とかしたので

熱郛

昨日今日は早朝から日差しがキツく
ベランダのコンクリも手摺りも朝から熱い

ちょっと空気が動くと忽ち熱風となる。

おまけに電気代も高い、地獄の夏がやって来た。
乗り切れるのか?

なお洒落で掲題とした『熱郛(ねっぷ)』とは黒松内町の地名。
文字のないアイヌ語地名に漢字を充てたものですが、訓子府や音威子府と違い『郛』という稀な字を充てた先人の知性をどう推し測ろうか。

熱郛は函館本線の通称山線の駅名でもあり、降りたことはないがこの写真が残っています

ホームに停まっているのは函館発苗穂行121レ、向こうから来るのは急行ニセコ。
1984年2月のことでした。

熱の字に反して寒い思い出の駅をせめてもの納涼に。

ケチョンケチョン2

優生保護法『事件』とまで言われる事案の最高裁判決が昨日下りました。

旧優生保護法は昭和23年6月成立。

私共1970年代を見てきた私共にはニュースで目にする優生保護法は、妊娠中絶やピルの使用を認めよという若い女性と乱倫を恐れる大人のせめぎ合いに出てくる用語でした。

世界的なウーマンリブ及びフリーセックスの流れは止めようも無く日本の倫理観も崩れる、と見た社会(実際男社会)が拒否反応として中ピ連他の国内の運動をと扱っている、と小中学生だった私の目には映りました。

男性が稼いで家計が成り立つ時代、私生児或いは性被害の結果生まれてしまい収入の極低い女手で育てる事が出来ないため嬰児を捨てたり殺したりする事件は戦中戦後多発して、やむなく中絶を認める優生保護法が出来てその時まで至るという解釈でしたが、
さて『優生』という語は何を指すのか解らずにもいました。

この法律はそのような母体保護の機能の他、生まれながらに不具或いは遺伝病を持った子が生まれるために親子や社会の大きな負担となることを防止するために中絶や不妊手術を認め、堕胎罪や殺人罪から母や執刀医を免除する側面があります。

『劣る子』が生まれないことで優生な子孫を守る『優生思想』は種苗選別など考えれば直感的には解らないでもないのだけど、対象は国民たる人間であり単純に先鋭化するとナチスの優生思想に至ってしまう危険な思想。

そこまで先鋭化していないにしてもこの法を根拠に本人に説明なく優生手術(不妊手術)が行われた。
結婚しても子が出来ない思いは誠に無念でしかない。
私がそのへんの話を知ったのは1970年代終わりの高校生ごろであったろう。

それから更に10数年この方は生き続けた。
優生部分を削除し母体保護法に変わったのは1996年であった。


が、優生手術が行われた当人には終わった話ではない。
優生手術の被害者女性が訴えを起こしたのは2018年。被害者に一時金を支払う法は翌年成立したものの誠に緩慢。

そして同様の裁判に対し国が主張したのは
除籍期間を過ぎているため訴えは無効。ひどい。

自らへの不法行為から起算し20年を経た場合適用される民法の規定が除籍期間。

だが優生手術を受けたと知らない者もあり、また請求が出来ると知らぬ者、理解が出来ないものもあり、20 年で請求権が消滅したと国が国民を張り払うのは不誠実という下級審判断が複数出てきた。

今回は5件の訴訟を束ねた最高裁判断。
憲法判断のため判事15名全員が参加する大審院で行われ、15名全員が違憲と判断した。

とにかく『法が成立したときから違憲だった』と痛快なまでケチョンケチョンな言われようで、違憲立法裁判で過去にないぐらい。

慌てて政府が『補償の仕組みを検討』と今朝原告と面会したのがついこないだ出来たこども家庭庁長官なのからして不誠実。

厚生省がやった不法行為なのだから厚労相がまず出てこなきゃ。

最早裁判の要諦は補償でなく、違憲立法及び優生思想の否定なのだから。法務相も国会の議長も会見すべきなのだけど
どうも与党は憲法の方を(判決の根拠になった13、14条含め)弄りたいから謝らないだろうな。

新紙幣(ウソ)

何故かこのタイミングで
母の持ち物から出てきた見慣れない札


いや懐かしいな。
この五百円札は昭和44年から60年まで印刷発行されたもの。
既にその16年の倍以上の時が経っており、500円と言えば硬貨が常識。

その五百円硬貨は初版の登場が昭和57年なので3年くらいは札と玉同時に発行されていたことになる。
そうだったっけ。この年は大学時代で、バイトの給料は玉なかった気がするけど…

なお五百円紙幣にはもう少し黒っぽい券が18年間発行されたのだけど殆ど覚えがない。百円札の方が覚えがあるのは子供の扱える金額だったからかな。


五百円札は史上この岩倉具視の肖像の札2種類しかない模様。


そういえば新紙幣の五千円札は津田梅子氏の『肖像』とされているが、5年前に問題となったように氏の写真を左右裏返した作画だというのが不満でなるべく持ちたくない。

それこそ裏金だよね?


まったく政府のやることは徹底しとる。

あ、岩倉具視の肖像も裏返しらしい…