必修と一般のヒミツの関係(6)答え合わせ
真ナースになるためのアドバイザー☆ゆかりです
さて、答え合わせをしましょう(問題も合わせて載せてありますので、ここからお読み頂けます)
■不整脈■
■必修問題■ 目標Ⅲ:大項目11.A.l
【第94回問題14】
心停止の危険性が最も高い心電図はどれか
答えは4
この不規則なギザギザの波形を心室細動をいいます。明らかに他の波形と違いますよね?
「なんじゃこれ!!!」そう思って正解です
心室細動とは心臓がけいれんしている状態です。このとき、ポンプ機能は果たしていません。血液は、ポンプ機能によって心臓から送り出されます。その血液が送り出せないとしたら・・・
診療科、年齢に関係なく、容態が変化しやすい患者さんをモニタリングしますね。その患者さんの波形がこの「細かいギザギザ」だったとき、さてどうする?
不整脈は「名前と波形の特徴と対処法(治療)」を合わせて覚えましょう。
【第95回問題14】
電気的除細動の適応となる不整脈はどれか
1.期外収縮
2.心室細動
3.脚ブロック
4.房室ブロック
答えは2
ここに挙がっている項目はすべて不整脈です。いろいろありすぎですよね~(汗)中でも、電気的除細動が必要なのはどれか?なんですね。
不整脈にはたくさんの種類があるんですが、試験で扱われる不整脈は「心室細動&電気的除細動」「房室ブロック(または徐脈)&ペースメーカー」「心房細動&薬物療法or脳塞栓症」などが代表的です。
この辺りはきちんと押さえておきましょう
【第98回午前問題9】
心停止の危険性が最も高い心電図はどれか
答えは2
この問題を見たとき、まさか( ̄□ ̄;)!!?と思いましたが、選択肢の順番が違っていました(^▽^;) でも、使ってる波形は一緒ですよね???
【第98回午後問題15】
AEDの機能はどれか
1.止血
2.除細動
3.気道確保
4.静脈確保
答えは2
実際にAEDを使った実習をしているところも多いですよね。私も学生さんと一緒にやりました。学生さんを差し置く勢いで質問しまくりでした( ̄ー ̄; だって初めて見たんですもん!
今では、医療従事者以外の一般市民の方も緊急事態にAEDを使用できるようになりましたね。
公共の場のあちこちでAEDを見かけます。AED使えますか?
どなたかが倒れています。声をかけても反応がありません。さぁ、どうする?
■一般問題:疾病の成り立ちと回復の促進■
【第92回】
直ちに除細動が必要なのはどれか
そろそろ耳にタコができますかねヽ(;´ω`)ノ あえてくどくなるほど選んだんですが。
【第97回】
モニター心電図は規則正しかったが、1分前から図のような波形が見られた。自覚・他覚症状で考えられるのはどれか
2.意識消失
3.脈拍欠損
4.血圧低下
答えは3
少しタイプが変わりましたね。どの不整脈かはわからないかもしれませんが、洞調律(規則正しリズム)でないことはわかりますね。
3つ目のとんがり、本来のペースより早めに出てますね。これなんだ?
「トックーン、トックントクン、・・・・トックーン」こんなイメージです。(あらやだ。声に出しながら、自然と頭も揺れていました・・・なんだか恥ずかしい(/ω\) ひとりで「トックーン」とか言ってる・・・
調べる前に、想像もできるかなぁと思うんですがどうでしょう。みなさんもご一緒に「トックン」音頭
これが何で、どういう症状を伴うのかを知っていると「対処」ができます。緊急性の高いものなのか、経過観察できるものなのか、他に何を観察すべきか、などなど。
モニターは異常を知らせてくれますが、対処するのは私たちです。
不整脈とその症状を知ることで、異常発見時に対処ができます
【第96回】
緊急時の自動体外式除細動器(AED)の使用で正しいのはどれか
1.服の上からでも実施可能である
2.医師の指示を得てから実施する
3.動かないように肩を押さえる
4.施行者に制限はない
答えは4
ちょうどさっきお話したところでしたね(^-^)
実際に、看護師さんはこうした緊急場面に遭遇するんですね。遭遇した時には、適切な判断が重要です。
経験を重ねることで、いろんなことができるようになります。その基盤には、今みなさんが勉強しているような大切な基礎知識があります。
「大切な基礎知識」はあらゆる場面で適切な判断ができるための手掛かりになるはずです。
さぁ、テキストで復習しましょう
質問、疑問お気軽にメールして下さいね
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慣れると速い
真ナースになるためのアドバイザー☆ゆかりです
今では「簡単」なことも、初めて「それ」をしたときには「難しかった」ことってありますよね。
自転車、鉄棒、パソコン、看護過程(?!) (ノ゚ο゚)ノ
何度も何度も繰り返すことで、どうするとうまくいくのかが段々わかってきて、それをさらに繰り返していくと「身体や脳が覚えてくれる」んですね。
意識して考えなくても、自然に動けるようになりますよね。慣れるってやつですね。
実習でのケア場面で「最初は、とっても緊張しますが、最初より2回目、2回目より3回目、きちんと自分の援助を振り返ることができれば、必ず前回よりうまくできるようになります!」と言い続けてきたのも同じことです。
同じ患者さんに何度もケアするうちに「患者さんの特徴」が見えてきます。
ケアの種類が変わっても、どのケアにも共通して注意しなければいけないことってありますよね。
拘縮、痛み、点滴、意識レベルなどなど。「この患者さんだから」注意すべきことに気付きます。
何度も注意して観察しているから気付けるようになるんです。
そうやって大事な情報が増えるおかげで、ケアの質も向上していくんですよね。だから、こうしよう。それなら、こうしよう。
何度も繰り返すうちに上達する。
最初は時間がかかったことも、時間をかけずにできるようになる。かつ、内容も充実する!
実はコレ、早い時期から勉強を始めると良い理由のひとつなんです
例えば、問題集の問題を解くとします。問題集を机に置いて問題を解きます。
さて見直しをしよう!え~っと、どの教科書を使ったらいいかな、ノートに書いたほうがいいかな、テキストに書きこんだ方がいいかな、なんて
「どうやってやろうか」試行錯誤する時間が必ず出てきます。だから、最初は勉強に時間がかかるんですね。
それを何度も繰り返していくうちに、例えば「薬理に関する問題を解くとき」には、問題集と薬の辞書と薬理学の教科書は手元に置いて、薬理学のノートはコレ!使うもの、進める順番など自分の勉強スタイルが出来上がってきます。
準備が整うだけでも勉強の進み具合は全く異なります
こうして自分の勉強のスタイルが出来上がると、さらにそれを繰り返すことでどんどんスピードアップします。
このときは、こうする!これは、このテキストで調べるといい!
勉強の内容そのもの以外(例えば方法)に悩んだり、迷ったりする時間が減るんですね。慣れてくるから!
早い時期に自分の勉強スタイルを見つけて、スピーディに勉強できれば、勉強できる量も増やすことができますもんね。
何度も繰り返すことで速くできるようになる!速くできるようになれば、残りの時間を他の勉強に使えるようになる!
さぁ、自分の勉強スタイルを見つけるために、まずは勉強を始める!ですね。
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必修と一般のヒミツの関係(6)
真ナースになるためのアドバイザー☆ゆかりです
ヒミツの関係シリーズでは、必修問題と一般問題のヒミツの関係がわかる過去問題を紹介しています。
「必修問題を攻略するもうひとつの理由」 から読んで頂けると、分かりやすいかと思います。
さぁ、今日も解きましょう 集中できる準備ができたら、始めましょう。今日は合計7問です。
■不整脈■
■必修問題■ 目標Ⅲ:大項目11.A.l
【第94回問題14】
心停止の危険性が最も高い心電図はどれか
【第95回問題14】
電気的除細動の適応となる不整脈はどれか
1.期外収縮
2.心室細動
3.脚ブロック
4.房室ブロック
【第98回午前問題9】
心停止の危険性が最も高い心電図はどれか
【第98回午後問題15】
AEDの機能はどれか
1.止血
2.除細動
3.気道確保
4.静脈確保
■一般問題:疾病の成り立ちと回復の促進■
【第92回】
直ちに除細動が必要なのはどれか
【第97回】
モニター心電図は規則正しかったが、1分前から図のような波形が見られた。自覚・他覚症状で考えられるのはどれか
2.意識消失
3.脈拍欠損
4.血圧低下
【第96回】
緊急時の自動体外式除細動器(AED)の使用で正しいのはどれか
1.服の上からでも実施可能である
2.医師の指示を得てから実施する
3.動かないように肩を押さえる
4.施行者に制限はない
こうして並べると、似たような問題に気付きますよね。 では次回、答え合わせをしましょう
何事も早期発見!
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