
続いて、クラリスちゃん~のサイドストーリー。
レッドクラリス 牝父:ハーツクライ 母:マニエラ 母の父:フォーティナイナー
(美浦) 古賀 慎明 厩舎予定

公営南関東の「牝馬3冠競走」といえば、
浦和競馬場で行なわれる桜花賞、大井競馬場で開催される東京プリンセス賞、
そして川崎競馬場を舞台とするG2関東オークスを指します。
このうちのひとつ、東京プリンセス賞の2011年の勝ち馬が、
父ゼンノロブロイ、母マニエラという血統を持つマニエリスムです。
2歳夏にホッカイドウ競馬でデビューしたマニエリスムは、
当地のローカル重賞であるロージスインメイ賞を制覇、
3歳になって公営船橋の名門・川島正行厩舎に移籍します。
そして迎えたのが、雨の不良馬場という厳しい条件の競走となった、東京プリンセス賞でした。
このレースで2番人気に推されていたマニエリスムは、中団からレースを進めていきます。
直線では、先に抜け出したオーゴンヒリツとの追い比べとなりましたが、
最後はクビ差先着し、マニエリスムは、その勝負強さと秀でたパワーを見せつけたのです。
次走の南関東牝馬3冠最終戦であるG2関東オークスでは、
カラフルデイズ、ピュアオパールといった中央競馬所属馬たちに先着を許したものの、
地方競馬勢では最先着となる3着となったマニエリスム。
その後、3歳暮れのロイヤルC、4歳夏のクリスタルナイトCというオープン特別競走に勝ったマニエリスムは、
現在も公営南関東のトップ牝馬の一頭として、息の長い活躍を示しています。
マニエリスムの3歳下の半妹にあたるのが、レッドクラリス(マニエラ11)。
半姉同様の2歳時から活躍できる仕上がりの早さとパワフルなスピードの持ち主となっていそうですが、
父がゼンノロブロイからハーツクライに替わったことで、芝適性がより高まった印象もあります。
母系からは、G1マイルCSを制したゼンノエルシドも出ているだけに、
レッドクラリスには桜花賞、NHKマイルCでの頑張りも期待したいところです。
《構成・文/関口隆哉》
クラリスちゃんのサイドストーリーは、お姉さんの活躍。
主人公はむしろ、お姉さんですね~

でも、この物語の続きが描かれるとしたら、やっぱり主人公はクラリスちゃんに。
お姉さん以上に頑張ってくれて、お姉さん以上に感動する物語に。
いつの日か、いつだったかの日を語れるような…、そんな強い女の子になってくれますように。
