改めて、美しい!

引き取りに行ってきました~。写真ではうまく伝わりませんが、手すきの和紙に墨と絵具で描いてあります。タイトルは「富士山」です。手前の山が面白いでしょう?山の中に雲?空?それともこれは山じゃなくて湖かもしれません。いろいろな想像が膨らみます。
自分を中心に、ぐるぐる筆をもってまわって、360度の風景を描いたという絵もありました。構図が素晴らしく面白かったです。私はこの日あとで、裏高尾に行って川べりに降りたのですが、その時に写真を撮ろうとして思いました。
「写真に収まりきらないな」
すごくきれいで感動しているのに、それを移す手段がないジレンマ。でも絵ならそれができるかも。空気も雰囲気も温度も見えないけど感じる色も、絵だったら映し出せる。そんなことを思い出させてもらいました。
作者は、安藤和弘さん。
私、かなりファンです。
ヘンリク・トマシェフスキも負けるかも。
アウトサイダーアート
お金に余裕があるわけでは全然ないのですが、絵を買ってしまいました。二年前に同じ作者の絵を買ったのが初めてで、今回は二回目です。
作者は知的障害のある方で、いわゆるアウトサイダーアートと呼ばれるものです。最初にその人の絵をみたときに、うちのめされました。迷いのない線、囚われのない色彩。文句なく素晴らしいものでした。この絵を毎日見て過ごしたい、という思いに負けました。
それからアウトサイダーアートが気になり、相方と遠くのギャラリーまでグループ展を見に行ったりもしました。いろいろなタイプの人がいます。細かい四角を鉛筆でぎっしり描く人、太い筆で一分ほどでぐいぐいっと仕上げてしまう人、明るい色彩の中にふわふわ漂っているような人。
共通しているのは、うまく見られたいとか認められたいという邪念がないこと。今から絵を描くよ、と構えるのではなく、自然な生活の流れの中に、ふっと差し出された筆があったから、描いてみたという感じでしょうか。絵が喋る行為の代わりだったりするのかもしれません。
また、絵を引き取りに行ったらアップしたいと思います。
