red-4stringsさんのブログ -15ページ目

red-4stringsさんのブログ

ブログの説明を入力します。

20日ほど前に映画のピンクフロイド ザ・ウォールを見てきました。

中三の頃イギリスでパンク・ニューウェーブムーブメントが起こりました。

セックス ピストルズのジョニー ロットンの一言で、私の熱狂していたハードロックやプログレッシブロックは全て過去のものになってしまいました。(オールドウェーブと呼ばれ一蹴された)

「ROCK IS DEAD」

社会に対する若者からのアンチテーゼをロックに取り戻せというのが、パンクムーブメントの神髄だと理解している(間違っていればごめんなさい)

オールドウェーブは商業主義に走りすぎた、演奏が上手くなければ音楽が出来ないのか?
その様な声があがっていたと思う。

そんな時に発表されたのがピンクフロイドのザ・ウォールだった。

オールドウェーブと呼ばれるバンドでも社会に対するアンチテーゼが出来るのだと確信した。(全世界で3000万枚のアルバムを売り上げた)

another bricK in the wall (part Ⅱ)

俺たちは教育など必要ないWE DON'T NEED NO EDCATION

俺たちに思想統制など必要ない
WE DON'T NEED NO TOUGHT CONTROL

教室に陰険な皮肉などなくていい
NO DARK SARCASM IN THE CLASSROOM

教師どもよ、自分の生徒を放っておけ
TEACHERS LEAVE THEM KIDS ALONE

おいっ、教師ども、生徒たちを放っておけ
HEY!TEACHERS! LEAVE THEM KIDS ALONE

ようするに、こんなものはただの壁のレンガのその一つにすぎないのだ
ALL IN ALL IT'S JUST ANOTHER BRICK IN THE WALL

結局のところ、人生は壁のレンガの一つにすぎないのだ
ALL IN ALL YOU'RE JUST ANOTHER BRICK IN THE WALL

30年ぶりに聞き直してみれば、はたしてそうだろうか?と疑問が湧いてきた。

教育や知識はその後の人生で様々な選択や決断を迫られる時に、正しく判断していく指標となるもので、これが欠けてしまえば人に騙され、危険な方に追いやられてしまう。

本当に心ある先生(大人)は、優しさ故の厳しさを教えてくれるものである。

今、私たちが何とかやっていけているのも、学校では勉強はしなかったが社会にでてから大人の人に教えてもらい、正しい方向へ導いて貰ったのだと思います。

30年ぶりのザ・ウォール
解釈の仕方が真逆になってしまいました。

歳をとってしまったんでしょうね。
人間の過ちこそ人間を本当に愛すべきものにする。

誤りを認めるのは、真理を見出だすより遥かに容易である。
誤りは表面にあるので、片付けやすい。
真理は深い所におさまっているので、それをさぐるのは、誰にでも出来ることではない。

真理と誤りが同一の源泉から発するのは、不思議であるが確かである。
それゆえ、誤りをぞんざいにしてはならぬ事が多い。それは同時に真理を傷付けるからである。

(以上、ゲーテの言葉)


若いうちの過ちは結構な事でしょう。

その過ちを省みて次への一歩とするならば。

だからこそ同じ過ちを何度も繰り返してはいけないのです。

10代半ばから20代位は自我に目覚める頃であり、自己にも社会にも矛盾を感じて迷う事も多いでしょう。

でも、この迷える権利を手にした者こそ、自己のアイデンティティーを確立するのであり、味わい深い人格を形成するのです。

今の軽い風潮のなかで、こんな事を考えていると、暗いとか重いとか気が変だとか言われかねないですが、とても大切なことです。

過去の芸術家、アーティストと呼ばれた人達がそうであったように、他人より感性が鋭く、感応力を持っているからこそ考えてしまうのでしょう。

自分の心の命ずるがままに生きるのも良いでしょう。
あなたとあなたを愛する人達を傷付ける事がなければ。


私は今ままで2000人以上の人と接してきましたが、その中でもあなたは本当に魅力をたくさん持っている素敵な人です。

もっと自分に自信を持って。大丈夫、大丈夫。

「人は愛する人に裏切られ、涙が枯れるまで泣いたら、感情が無くなってしまう。」と彼女は言いました。
その当時の彼女は本当に表情が無かった。これ以上傷付かない様にするための手段が、自分を無くしてしまう事だったらしい。

「自分を無くせば楽しい事も無い代わりに、辛い事も無くなるのよ」とも言っていた。

何て厳しい生き方をしているんだろうと思い、心が痛みました。


一方、私は若い頃の過ちで他人の人生を狂わせた事の後悔と懺悔で、とにかく良い人にならなくてはと思っていました。

自分の我を出さず、出会う人皆に良くしてあげなければならないと思い込んでいました。

私は良い人になる為に自分を無くしていたのです。

その為に自分の気持ちが相手に伝わらなかった時には、よく落ち込み傷ついていました。

こんな私を彼女が見て、「万人に好かれる事など有り得る訳無いでしょ」と言いました。

彼女もまた私の事を厳しい生き方をしていると思ったそうです。

私達は経緯は違うものの共に「自分を無くす」事をしていたのです。

その事が分かった時より、彼女は私に「もっと心を自由に持つこと」「人を愛することはどういう事か」などを教えてくれました。


私は彼女に復讐の先には得るものは無い、自分を大切にする事、進化成長の流れ逆らう生き方をしてはいけないなど話しをしました。

私達は同じ道を歩む同士を見つけたようで、お互いの考えている事がよく分かりました。

思い悩んでいた事が話しを重ねる度に、お互いに解消していきました。

そして、いつか深い仲になってしまいました。

彼女は何があっても内緒にし、嘘を突き通せと言いましたが、出来ませんでした。

阪神大震災の日に彼女とその子が心配になり、電話をして全てが家族の知る事となりました。

家庭が崩壊しそうになり、妻は突発性難聴になってしまいました。

私はまた、罪を重ねてしまいました。

これからは家族を思い、罪を償って生きて行かなければいけないのです。