こんにちは、岡田歩です。(自己紹介はこちら)
自分を苦しめるような思い込みに気づいたら
どうしたらいいのか?
思い込みの影響から抜けてクリアになるには?
そうした質問をセッションやメールで立て続けにいただきました。
そのときにお伝えしたことを①~③にまとめてみました。
自分の思い込みに気づくのは
2種類ありますね。
ある思いを持っていることを知っていて
その思いは勘違いだったと気づくこと。
これまでその存在を気づいていなかった
無意識の中にある信念に気づくこと。
そのどちらにも使える方法です。
たとえば
ピアノの曲が好き。
自分でも弾いてみたいな。
そう思って、習い始めたけれど
上達が微妙...
リズム感が悪いのかも?
不器用だからしょうがないのかな?
自分には向いていないのかな?
なんて、もやもやしていたのだけれど
ふとしたきっかけで
私なんかにピアノを弾くのは無理。
音楽の才能がある特別な人にしか無理。
という思い込んでいたことに気づいてしまった。
まず、思い込みだということに気づいたことが
素晴らしいです!
① 気づきがあった時点で一番大切なところの半分は終わっています
思い込みだと気づいた
ということは、その内容は「事実」ではない
とすでに知っているということです。
つまり、
もうすでに「思い込んではいない」状態です。
無意識にしろ、意識的にしろ
ある考えが真実やら真理だと確信しているのが思い込みですから。
だから、思い込みに気づいたら、
思い込みはもう存在していません。
ここをしっかり自覚するのは、とても大事。
影に光を当てたら、もう影はないのと一緒。
一秒前にあっても、今はもうない。
いまはもうない思い込みに対して、取り組んだり
ワークしたり、対処したりする必要は基本ありません。
取り組んだり、ワークしたり、対処しようとする
自分は「思い込みがまだある」と誤解している自分だからです。
こっちの方向で思考&行動すると
元々の思い込みがゾンビになります。
ほっとけば土にかえるはずが、あなたを襲い始める。
そして、「思い込みがまだある」という思い込みが
あなたの足をひっぱります。
➁ じゃあ、こんなときは?
これまで無意識にその思い込みをベースにして
思考し、行動してきたので
かつては思い込みだった思考が
ときどき(場合によっては、しょっちゅうかも)
頭の中に浮かんでくるということは起きます。
習慣になっているからです。
出てきても、耳をかさないで、放っておく。
思考は、返事をすると襲ってくるゾンビです。
ゾンビはもう死んでいるので、本当は力がないんだけれど
返事をすると、あなたの返事がエネルギーとなって
動き続けられる。という仕組み。
思考が浮かんで、ちょっとでも思考を掴むと
気分がそれに伴います。
私なんかにピアノを弾くのは無理 + どよーん(気分)
思考だけだと
ゾンビ映画を見ているだけだよねっ
と思う余裕があるかもですが
気分も伴うと、実体があるようなものに
あなたの脳は勘違いしてしまうかもしれません。
でも、やっぱり、それでも、
その考えには耳をかさないで、放っておく。
そして、気分はしばらくしっかりどよーんとしていれば
そのうち変わります。
それが感情の性質だから。
感じていれば、そのうち止んで、変化していく。
その思いが出てこないように頑張るのではなく、
耳を貸したことに気づいたら、
ただそっと耳を貸すのをやめるだけで十分です。
感情的あるいは肉体的な反応がしばらく時々起こるかもしれません。
ピアノを前にすると緊張したり
やる気が失せたり、悲しくなったり
でもそれは扇風機の羽のようなものです。
停止ボタンを押して回転を止めても
しばらく回転し続けていますよね。
(昭和の時代の扇風機のイメージです)
放っておけば回転は止まります。
本当に止まるのかなぁ、ちゃんと止まっているのかなぁ?
もっと早く止まって欲しい、なんて思って、
羽に触れば触るほど、羽は動いてしまうんです。
そして、ゾンビが襲ってきます。
③ 自分が大切にしたいことに基づいて行動していく
ピアノの音って素敵!大好き!
弾いてみたいなという萌え
弾けたら嬉しいな。
そのうち、かつて思い込みだった考えは、
まったく力を持たなくなります。
思考自体には、本来は力はないんですよ。
そこにあなたのいのちを注ぎ込まない限り。
そして、どんなに根本的な思い込みであっても同じです。
①~③をやっているうちに
もっと根本的な思い込みに気づくこともあります。
私なんだダメだ
とか
そしたら、それも①~③でOKです。
ぜひ、心軽やかに、ご自身が大切にしたいことをベースに
行動を選択してみてね。
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そういう私も、最近
30年以上、自分にはこれが一番いいんだと信じて
それに基づいて行動していたことが
とにかく今は、ぜんぜん違うわ。
と、気づいてびっくりしたところなんです。
この件に関しては、➁はほんの10分ぐらいで
③を粛々と進めています。
「いやー、バカだったな。30年って長くね?」
という思考が出てくるけれど
それも、自分が大切にしていることをベースにした
新しい発見の楽しさには勝てないので、無視しやすいですよ。