岡田歩です。(自己紹介はこちら)
本当のわたしや源(ホーム)は
忘れたり、思い出したりするものではありません。
どうやって自分を思い出すかではなく
どうやって本当の自分から自分が出ていってしまった
(と思い込んでいる)のかに気づくという視点
がとっても役に立つんです。
特に、あなたが本当の自分の感覚を
ほんのちょっとでも味わったことがあるなら
なおさらです。
本当の自分やホームから
自分が出ていってしまう家出のパターンについて
解説するシリーズのその3です。
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喜びでハートが満たされ
その喜びがどこまでも広がっていったり
素晴らしいアートに触れてジーンとしたり
心が洗われるような人の善意にハートが震えたり
見るもの・触れるもの全てに愛を感じたり
理由のない静かな喜びで全ての細胞が微笑んだり
静寂の中に溶けさって言いようのない安心に委ねたり
心も体も軽くって、何にも囚われていないさわやか
こんな味わいって、とっても気持ちのいいものです。
気持ちがいいだけじゃなくて、
本当にエッセンシャルな何かを体験しているという
実感が伴います。
これこそが大切な何かだ!
ってね。
自分にとって、そうしたエッセンシャルな味わいを
体験することは、まあまああるのだけれど
その体験がきっかけで
本当の自分からの家出をする人たちがいます。
本質的な内なる喜びを味わっているそのさなかに...
空っぽの静けさと安心に溶けているさなかに...
そこから、家出の一歩を踏み出します。
ドアから一歩踏み出したとき、
おそらく本人は、もう、一歩踏み出してしまったことに
気が付いていません。
今、味わっている状態を保ちたい
この思考が起きたとき、
家出のためのドアが出現します。
今、味わっている状態を保ちたい
という思考に注意を向けて
本当に保ちたいな
どうしたらいいんだろう。
と、思いを巡らせ始めた時点で
ドアを後ろ手に閉めてしまいます。
たぶん、自分が家出をしたことに気が付いていかもしれない。
なぜなら、まだ、喜びの余韻が残っているから。
だって、ほんの1秒前までは、喜びが私そのものだったのだから。
この味わいを保ちたい!
確かにね
心も体も軽くって、何にも囚われていないって
いい感じです。
保ちたい気持ちはよくわかる!
でも、味わいは、バイブレーションであって
バイブレーションは、常に変化するから
その素敵な味わいに変化が起こり
別の体験(味わい)に変わっていきます。
別の味わいに変わってしばらくすると
家出をしていることに気づきます。
あの、素敵な感覚(=ホーム)に戻りたい
っていう気持ちが起きることで。
自分のエッセンシャルな感覚を
保てていないことについて
何か間違ったことが起きているように思えてきます。
そして、
どうやったら、またドアを見つけて、
あの中に入れるのか思い悩み始めます。
あの素敵な味わいが、今、ここにないことが
とても残念で、自分がだめになったような気がします。
そして、人がいいと言っているやり方を試したり
以前に上手くいった方法を試したり
どうしたらいいのかを知っていそうな人に聞いたり
できる限りの努力をする。
努力すると、ドアに近づいたような気がすることもあるけれど
ところが、どうゆうわけか
なかなかドアは開きません。
やっぱり私はダメなんだ。
もう、ずいぶん彷徨って、遠くまで家出をしてしまった。
がっかり感や、悲しさでいっぱいです。
心が傷つき、自分は何をやってもうまくいかない。
そんな気さえしてきます。
今、味わっている状態を保ちたい
そんな、当たり前と言える思考が起きたときが
家出の始まりでした。
(といっても、本当の自分からは出ていけないから
出ていったという誤解が生じる瞬間ね)
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これは、エニアグラムでいうと
どちらかというとポイント4に多そうな家出です。
(かならずしもそうではありません)
もし、あの素敵なフィーリングに戻りたい、
でも戻れない。
そして、戻ろうと奮闘する。
たまーに、何かの拍子に
あの素敵なフィーリングをまた感じることがあるけれど
やっぱり、それは次なる感情のアップダウンにつながっていく。
よくこんなことが起きるとしたら
ポイント4かもしれません。
ではでは、次のブログで、
この家出パターンのブレークスルーにつながる
ヒントを書きますね! ( こちらです)