ミノルタの repo-S の分解&修理の続きの記事を書く前に今朝方先週末にヤフオクで落札できた個人的には非常にレアなカメラが届きました。

先にこちらのカメラの紹介を記事にしたいと思います。

カメラ本体と云うよりもその付属品がそれなりに珍しく、それらが私にとっては非常に貴重な物だったのです。

 

 

それがコレです。

YASHIKA Half 14 外箱付です!

箱付きというのはかなり珍しいと思います。

箱付きの場合はその中に入っている商品の状態は非常に良い状態である可能性が高いです。

結局私以外の入札は無く開始価格で一発落札出来ました!

まぁ、一発落札できたのにはそれなりの理由があったのですがそれは後記します。

 

 

開封すると中には『取扱説明書』が入っていました⤴⤴⤴

そうです!これこそが私がずっと欲しかった超貴重品なのです。

コレが欲しくて落札したような物です。

いままで何台も本機を分解&修理していて『この個体は苦情出荷時(新品状態)で既にまとも動作できなかったのではないか?』と疑いたくなってしまうような事象やトラブルが多々ありました。取扱説明書を読むことによってそれを確認できるがヒントに繋がらないかと思っていたのです。

また正しい使い方機能の正しい意味を理解する事によって分解&修理のスキルアップに繋がればと思っています。

取扱説明書中身の主な内容については後期するとしてまずは『開封の儀』を続けてからカメラ本体の状態をチェックしていきましょう。

 

 

なんと梱包材・緩衝材となる発泡スチロールまでほぼ完全な状態じゃないですか!

 

 

ボディケースも付属しています。

このボディケースが付属しているというのもかなり珍しいです。

 

 

レンズキャップも付いていました。

軍艦のメッキの状態もかなり良いです。

 

 

緑とオレンジの色が全く褪せていません!

 

 

パーフェクト!と断言してよい程のレンズコンディションです。

 

 

ボデイや裏蓋の塗装部に塗装剥げや錆はなくフィルム室内も非常にキレイです。

ボディの状態は極上です。

後玉もカビやクモリはありません。

ただ、赤色矢印の軍艦を固定するネジの頭が無くなっています。

コレを緩めて取り外せるかどうかが心配です。

 

 

そして私以外誰も入札しなかった原因と思われるのがこれです。

 

 

電池が液漏れして緑青の腐蝕がとんでもない事になっています!

これじゃぁ入札する気にはならないでしょね。普通の人なら...。

ですが私にとってはなにも問題ありません!

むしろおかずの御馳走のようなもんです。

 

 

緑青の根源の電池はこんな感じなってました。

 

 

しかし電池は腐食していても固着しておらず簡単に取れてくれました。

しかも電極は腐食していませんし、樹脂製の電池室もダメージが全くありませんでした!ラッキーです。

 

 

前回のコレに較べたら可愛いもんです。

 

 

とはいえ部品取り機&修理予定機をこれだけストック(在庫)しているからこそ今回何の不安も無く入札できたわけではありますが…。

 

 

懸念された頭を折損したねじですが…。

逆タップを使ったらすんなりと緩んでくれました!

 

 

こように取れました。

また、ボディや蓋の塗装の状態の良さも視認できます。

 

 

露出計周りも汚れや腐食が全く無くAE機構もスムーズに動作します。

ただシャッターが切れないというかチャージされませんね。下手するとシャッターユニットの何処かに重篤なダメージを受けているかもしれません。

ファインダーはクリーニングの必要があります。

 

以上検品の総じて本機の状態は非常に良い極上品に類すると思います。

といっても本機を極上品と判断するのは私だけでしょうねぇ⤵⤵⤵

 

 

さて、ここからは取扱説明書です。

気になる部分だけを抜粋して紹介していきます。

まず表紙なんですが、緑で大きく『35』と書かれているのは何でなのでしょうか?

エレクトロ35 の35から来ているのでしょうか?

それとも35mmサイズフィルムのHALF FRAMEという意味なのでしょうか?

 

 

一ページ目で案の定『ハーフで一番明るい大口径F1.4レンズ付』を謳っていますね。

 

 

ファインダー内のインジケーターの説明です。

左下にシャッタースピードとF値の相関関係を説明しています。

 

 

『緑の内にあれば露出はO.K.』とありますがシャッタースピード1/30秒以下は手ブレしちゃうでしょうが!

と突っ込みを入れたくなりますね。

 

 

露出のフラッシュ使用(UNDER)とOVERの説明がされているのですが...。

 

 

私は今迄露出計の針が赤色の横線から上に行ったらフラッシュを突けという意味だと思っていたのですが、実際は黄色矢印の部分全てがフラッシュ=UNDERという意味だったのですね。

だから針が赤色矢印の部分まで振り切れなくても良かったんですね。

これで安心しました。

次回の修理からは露出計の動作設定・制度はもう少しルーズ(緩く)できます。

 

 

このグラフが Half 14 のEE露出機構にとって非常に重要な部分になります。

この曲線に沿った形で光量の量によってシャッタースピードとF値が『無段階』に変化していきます。

逆に『シャッタースピードを1/125秒にしてF16で撮影するというような撮影をするような事は出来ません。

『だったらマニュアルモードで撮影すれば良いジャン!』と思われるかもしれませんがそれもできません。

なぜなら『マニュアルモードではシャッタースピードは1/30秒に固定される』からです。

ですから被写界深度を深くして手前から奥までピントが合うようにする

とか

被写界深度を浅くして背景をボかす

といったようなトリッキーな撮影には向かないというかできないでしょう。

NDフィルターを使えば背景をボかす事は出来るとは思いますが…。

そういった事を考えると『別にF1.4の明るいレンズじゃなくても充分じゃない?』とオーバースペック感が否めません。

ましてやゾーンフォーカスなんですから…。

 

 

 

発売と時の値段が記入されています。

 

 

本社および各営業所の住所が記載されているのですが、『横浜出張所』があるのを不思議に思いました。

東京本社とそんなに離れていないから本社でカバーできるはずだと思います。

『横浜出張所』は輸出の対応をするためにそんざいするのでしょうか。

 

以上、取扱説明書には私のかねてからの疑念を証明できるようなヒントはありませんでした。

また、カメラ本体の方では電池の液漏れが酷くてもそれ以外は思っていた以上に程度が良かったです。

ただ軍艦のネジ頭の折損ですが、コレが三台目になります。他メーカーに比べてこのネジの折損が多いです。

加工精度が悪く穴の位置が軍艦の穴と本体のネジ穴がキチンと合っていないためにネジにせん断応力が掛かってネジの頭がとんでしまうのか又はネジの材質そのものに問題があるのかもしれません。

そんな事を考えながら現在分解&修理をしているミノルタのrepo-Sの各部品のクオリティとひかくしてしまうと…

ついつい残念ヤシカクオリティ... と呟いてしまいます。

 

 

 

ミノルタの repo-S です。

ハーフサイズフィルムカメラです。

ミノルタが生産したハーフサイズフィルムカメラはこの repo-S と下位機種になる repo 二機種だけです。

しかも1963年8月から僅か二年間の生産だったそうです。

repo-S は1964年11月からの生産という事なので更に短いかもしれません。

当時のミノルタは35mmフルサイズのハイマチックシリーズに力を注いでいたためハーフサイズフィルムカメラの開発には非常に消極的だったと聞きました。

理由はハーフサイズフィルムカメラはハイマチックシリーズの市場と競合してしまう可能性が高ったからだそうです。

しかし営業サイドからの強い要望があり仕方なく repo と repo-S を開発したのだと聞きました。

それだけ当時はハーフサイズフィルムカメラの人気が爆発していたのでしょうね。

 

 

上記の理由からヤフオクでの落札価格はセレンの動かないジャンク品でもかなりの割高となっています。

まぁ、repo の出品自体も少ないからなのですが repo-S はさらに少ないです。

随分前から欲しくてチャンスを窺っっていたのですが今回ようやく二台目が入手できたので二個一にします。

repo-S の分解&修理は初めてとなるので成功するかどうか判りませんがやれるだけやってみます。

 

 

数ヶ月前に入手した個体はシヤッター羽根が張り付いて開きっぱなしになっています。

前玉はレンズに染みと微細な線傷があります。

 

 

そして軍艦部に凹みがあります。

露出計の動作確認に気を取られてしまい凹みに気付きませんでした。

 

 

しかし露出計だけはこの様に動いています。

精度を確認した当初はアンダーそれも-2.0以上のアンダーだーで使い物にならないかと思いましたが、

ASA感度の設定を忘れていたのが原因でASA感度を正しく設定したら露出計の精度は完璧でした。

 

 

フィルム室はかなりキレイです。

ただ、前側の革がほんの少し破れています。

 

 

本日届いたもう一台の方はレンズキャップが付いていたお陰で前玉は非常に綺麗です。

しかしシャッターレバーが巻上げ状態のままで元に戻りません。

シヤッター羽根も動きません。

 

 

露出計はセレンが死んでいるらしく全く動きません。

しかし軍艦も含め外装部品は非常にキレイです。

 

 

しかし残念ながらフィルム室はあまりキレイではありません。

まずはこちらの個体を分解して巻上げレバーが元の位置に戻れるようにします。

 

 

巻上げレバーという事でまずは底蓋を外します。

しかし二本のネジを緩めても全く外れません。

まさかと思いフラッシュコードの接続端子を外してみたら底蓋が外れました!

ハーフサイズフィルムカメラにしては精巧な造りをしていますねぇ。

 

 

蓋を開けると画像の様な状態になっていました。

赤色矢印の爪が歯車に引っ掛かっていました。

 

 

正しく動作する状態が解らないためもう一台の底蓋も開けて動作を確認した所、歯車がもう少し赤色矢印の方向に回転すると黄色矢印の爪が矢印の方向に下りて巻上げレバーが戻るようになります。

ではどうすれば歯車がもう少しかいてんしてくれるのでしょうか?

 

 

次は上側から巻上げレバーの動作を確認するため軍艦を外します。

 

 

露出計を外してから巻上げレバーの動作を確認すると何事もなかったかのように普通に巻上げレバーが戻るようになりました。

したがって治りましたが原因は不明です。

 

 

因みに意味がなさそうなのですが軍艦からセレンを外してみます。

 

 

そして光に当てて見ましたがやはり全く動きません。

 

 

ファインダーを外してレンズの銘板を外しました。

ここまでの作業で感じたのはかなり精巧に造られているという事ですね。

 

 

三本のネジで固定されている鏡胴部を取り外すと再び三本のネジが出てくるのでそれを取り外すと

 

 

シャッターユニットが見えてきます。

現状シヤッター羽根はB(開放)は機能しますが1/8秒が機能しません。

もっと高速でシヤッター羽根が開閉してします。

つまりスローガバナが機能していません。

試しにスローガバナ部にベンジンを注入してみました。

 

 

すると見事にスローガバナが復活しました。

原因は油分によるシヤッター羽根とスローガバナの固着ですね。

 

 

後玉を取り外すために前板を外しました。

 

 

レンズの状態を調べるために前玉と後玉をクリーニングして前玉に青色LEDの光を透過してみました。

すると…。

ウゲッ!

すんげえぇぇぇ!なんとクリアでなんと綺麗なんでしょう!

薄クモリどころかチリもありません。

 

 

後玉も極上です。

ヤシカ Half 14 に全く引けを取りません!

ハーフサイズフィルムカメラのクオリティを超えているのではないでしょうか。

さすが MINOLTA ROKKOR レンズです。

実に素晴らしい。

 

これで repo-S の基本的な構造は大体把握してきました。

これから露出計の活きているもう一台も分解します。

おそらくそちらのボディを使用して二個一にします。

 

本日はここまでとなります。

 

 

 

ヤシカ Half 14 です。

 

 

昨日露出計本体のコイルが動作しなくなったので別の露出計本体と交換しました。

しかし針が折れていたので針だけを移植して取り付けたのですが、またもや折損してしまい0.1mmの線をハンダ付けして復活させたのです。

しかし今度はAE機構の動作が渋くファインダー内の露出計の針がUNDERまで振り切れないというトラブルが判明。

そういう事で元の露出計本体にコイルと針を移植してもう一度露出計本体を交換します。

 

 

この露出計ユニットを使います。

 

 

裏側にある画面中央の丸ナットを緩めます。

 

 

するとこの様にコイルが外れます。

 

 

針は前回使った線では軟らか過ぎるのでバネ鋼をハンダ付けします。

 

 

しかしバネ鋼は普通のフラックスではハンダが載らない(付かない)のであの塩化亜鉛が含まれるフラックスを使わなければなりません。

今回は分解して針単体でハンダ付けするので前回のように錆びる心配はありません。

念のためハンダ付けが完了した後に中性洗剤で良く洗いさらにIPAで洗浄しておきます。

 

 

針が付きました。

 

 

配線をハンダ付けして完成です。

 

 

AE機構の動きが実にスムーズになりました。

 

 

ファインダーを取付けて露出計に通電して動作と精度を確認します。

ウン!

今度はすごく良いです。

動作は全く問題ありません!

精度はちょっとオーバー気味の様だったので可変抵抗で微調整をしました。

といっても構造上正確には調整できないのでアバウトな調整となります。

フィルム室を開けてシャッターの開き具合でおおよその絞り値を目視する程度です。

ですがこれで良いでしょう。

 

 

フィルムカウンターのインジケーターを取付けます。

インジケーターを付けたまま作業してしまうと最悪の場合曲がって折れてしまいます。

作業をする時は必ずインジケーターを外しておきましょう。

 

 

モルトは二年前に貼り替え済みなのでそのままにしておきます。

軍艦を載せて完成です。

 

ヤシカ Half 14 は毎回修理する度に想定外のトラブルというかハプニングが発生し一筋縄ではいかなくなってしまいます。

そのために膨大な時間と労力を浪費させられてしまいます。

それでもあの大口径レンズを所有出来て撮影する事が出来るならばそれも報われるというものです。

今回は露出計を三回もバラして組上げ交換するというとても面倒くさい作業になってしまいましたが、完成後の動作は非常に良くてファインダー内の露出計の指針も大変見やすくなりました。

手間が掛かったのと相まってとても可愛くてたまりません。

 

数日中にテスト撮影を行います。

 

ヤシカの Half 14 です。

 

 

結局挙動がおかしくなった露出計のコイルは一晩経っても復活する事はありませんでした。

仕方がないので再び露出計ユニットを交換します。

交換する露出計ユニットにはファインダー内で指針する『針』が無いので『針』を移植します。

 

 

まず針にかかっているスプリングの位置を記録しておきます。

針が曲がっていますが現時点では放置しておきます。

今修正しても再び曲げてしまうからです

 

 

取り外した針です。

この時点で針の曲がりを修整しました。

 

 

無事に針の移植に成功したのですが、露出計ユニットのAE機構に不具合がありましてそれを修整しているうちに針が折れてしまいました⤵⤵⤵

仕方がないので画像の0.1mm線をハンダ付けします。

 

 

こんな感じに仕上がりました。材質が柔らかいのでピーンとした一直線の針にはなりません。

ウネウネしている部分が有りますがコレが限界です。

 

 

今回ハンダ付け使ったフラックスはごく普通のフラックスです。

 

 

成分に塩化亜鉛は含まれていません。

 

 

以前に使っていたのは…。今よく見たらステンレスハンダ付け用のフラックスだったのですね!

 

 

こちらは塩化亜鉛がしっかりと含まれています。

真鍮とかのハンダ付けに使う時は5倍に薄めろって書いてありましたね。

 

 

ファインダーを取付けてから露出計に通電して動作をチェックします。

やはり露出計本体の方の針(コイル)の振れ幅・動きが弱いです。

本来ならファインダー内の露出計の針が1/250秒くらいを指さなければならないのに1/60秒~1/30秒あたりを指してしまいます。

 

 

そこで怪しいのが受光センサのcds素子です。

新品に交換しているのだから問題はないハズと思い込んでいましたから除外していたのですが、もうこれしか疑う場所はありません。

 

 

そこで部品取り機からオリジナルのcds素子を取り外してこちらにハンダ付けしてみました。

そして通電すると見事に露出計本体の方の針(コイル)の振れ幅・動きが大きくなりました!

なんと原因はcds素子だったとは…。

だったら新品に交換する必要はないですね。

やはりMade in CHINA のcds素子の品質は新品でもダメなんですかねぇ⤵⤵⤵

 

 

更に赤色矢印の部分のAE機構の動きが悪いです。

動きが渋いためファインダー内の露出計の針がUNDERまで振り切れません⤵⤵⤵

 

 

このような動きをするのですがスムーズさに欠けています。

 

もう一度露出計を外して対策する必要がありそうです。

 

本日は時間切れとなってしまったのでここまでです。

 

 

 

 

 

 

ヤシカの Half 14 ですがもうすぐ完成と思ったところでタイマーの動作が不良であった事を思い出し再び分解するハメになってしましました。

 

 

電池室まで取り付けてしまったというのに...。

再びシャッタユニット単体になるまで分解しなければなりません。

 

 

タイマー機構の詳細な動作を確認するためにはシヤッターユニットの裏側を見ないといけないからです。

 

 

原因はタイマーユニットの赤色矢印のレバーに付いた黒い棒がグラグラになってしまったのが原因でチャージできなくなってしまったのです。

銃に例えると撃鉄を引き起こす事が出来なくなってしまったようなものです。

これではタイマーユニットをまるごと交換するしかありません。

 

 

タイマーユニットを部品取り機から外します。

まず赤色矢印のネジを外します。

 

 

スプリングを外してテンションを無くします。

するとスプリングの下に水色矢印のネジなような物が現れます。

 

 

このネジのような物は左右の弦が水平にカットされています。

 

 

このネジのような物を90度回転させることによってタイマーユニットを外すことが出来ます。

 

 

タイマーユニットの交換に成功しました。

 

 

このようにタイマーでしっかりとシャッターが切れるようになりました。

 

 

ようやくここまで戻せました。

電池室を付けて底蓋を取付け鏡胴を組上げました。

 

 

前玉には溝も丸穴も無いので取付にカニ目スパナの類が使えません。

そこで私は画像の様なゴムオープナーに前玉を嵌め込んで取り付けています。

この時にあまりきつく締め付けてしまわないようにします。

きつく締めてしまうと次に緩める時に緩まなくなってエライ苦労するハメになります。

 

 

cds素子の端子をハンダ付けしてASAダイアルリングを取付けます。

 

 

ちなみに露出計の受光部となるcdsは二年前に新品のGL5228に換装してあります。

 

 

これで露出計に通電できるようになりましたので露出計の動作と精度の確認をします。

確認の結果は動作がちょっとおかしいですね。

露出計本体の針が挟まれてある位置で止まるとその位置からしばらく動かなくなってしまいその後突然動き出します。

精度に関してはこのカメラのAE機構の構造とシャッタシステムの構造上あまり正確ではありません。

ファインダー内の指針は『大体こんなもんでしょ』的に考えるべきです。

しかしシャッターと絞りは合っています。

露出計本体の針(コイル)の軸受にゴミでも入っていて動きが悪いのかもしれないと思いベンジンを流し込んでみましたら今度は針(コイル)がプルプルと小刻みに左右に振れるだけになってしまいました。

ひょっとしたら奥まで浸透したベンジンが乾いていないのが原因かもしれないので一晩放置してみます。

 

本日はここまでとなります。