新年元旦早々からキャノンの NEW FD 28mm F2 を破壊してしまい悲しくなってしまいました。

しかもあのレンズが成功していればキリよく30本のレンズを完成させたことになってデスマーチを終了できたんです。

その目論見が見事に達成できませんでした。

そのため新春から縁起が悪いので心機一転しようと一念発起して失敗の憤りのエネルギーを作業机の大掃除に使いました。

 

 
掃除には三時間半と午前中一杯かかってしまいましたがおかげさまでこんなに広くなりました。
 

 

回転するケーキ台 + シリコンゴムマットも超久し振りのご対面となりました。

 

 

実は昨年末に画像の様な机の下に両面テープで貼り付ける引き出しを2個購入していたんです。

その内の一つを左手にあるPC用の机の下に貼り付けて主に液体ボトル関係の収納にしようして

 

 

作業机の右側にももう一つを貼り付けてドライバー等の常用工具を入れてみました。

こうすれば『ピンセットが見つかん無ぇ~』とか『青色LEDが見つかん無ぇ~』とか言いながらイライラする事も無くなるかと思いまして…。

あくまで希望ですけどもその望みは叶わないでしょうけどねぇ…。。

 

 

ただ今回残念な事にこれらの背の高めなボトルが入らなかったんです⤵⤵⤵

ですのでもっと深さのある引き出しをメルカリで発見したので購入しました。

届くのが待ち遠しいです。

 

 

机の上の掃除の為には机の上に残ったデスマーチの為に待機していたレンズを移動させなければなりません。

結果机の上には未だ26本のレンズがありました。

ということは…合計で55本のレンズが有ったという事ですかぁ。まぁその数については何とも言えないなぁ。

 

その26本の中に今回のデスマーチにまだ参加していないレンズがあと2本ありました!

年を越してしまいましたが、今度こそ正真正銘の最後の大トリとなるレンズです。

またそれに相応しいレンズだと思います。

 

 

キヤノンの FD 35mm F2 S.S.C. です。

厳密にはデスマーチ初期の4番目で同じレンズをやっているのですが、あっちのレンズは返品の際にフィルターリングを大きく凹まされてしまったためにその変形のリカバリーをした損傷品だったため別物として扱いました。

流石にこのレベルのレンズになると(上記のような理由は別として)程度の悪い個体の存在の方が少ないのではないかと思われます。

このレンズも御多分に漏れずレンズの程度はかなり良いです。

シリアルナンバーは 102795 です。

 

 

後玉です。

指紋の痕が視認できますがこちらもとても綺麗です。

 

 

外観も悪くありません。

 

 

レンズの程度がとても良いので分解はせずに前玉&後玉の表面のレンズのクリーニングだけを行いました。

その後に青色LEDの光に透過してみてもかなりキレイなのが判ります。

前玉に薄クモリは無いみたいですね

レンズの中で白く滲んだ染みの様な物は青色LEDの電球の反射であって染みではありません。

 

 

後玉の薄クモリも殆ど無いというレベルか無いと言っても良いかもしれません。

 

 

そしてもう一本のレンズもキャノンの FD 35mm F2 S.S.C. です。

ですが一番手前のレンズが今までの他のレンズと違って凸レンズではなく凹レンズが使われています。

ですから光の反射の仕方が違います。

 

 

こちらもレンズに薄っすらと写っている画像が凹んでいるのが視認できます。

前玉レンズはもう文句なしに綺麗です。

 

 

後玉のレンズも文句のつけようが無さそうなレベルです。

シリアルナンバーは 62826 です。

 

 

レンズクリーナーで軽く清掃しただけです。というかそれ以上の手を加える必要がありません。

クリーナーを拭き取った時にしっかりと凹レンズである事が確認できました。

後玉に青色LEDの光を透過してみました。

とても美しい紺碧色です。こんなの初めてです。

私にはもうそれ以上なにもコメントできません。

 

 

前玉です。

コンディションは後玉と同じです。

実に美しい紺碧色です。

 

 

外観も非常に良く極上品と呼べるレベルです。

 

キヤノンの FD 35mm F2 レンズの一部(初期?)には前玉の前面に凹レンズを使ったタイプがありましてCONCAVE = コンケーブ(凹面の意味)と呼ばれて凸レンズモデルとは別扱いされています。

 

初期型はAのマークがAじゃなくだとか最大の絞りがF22ではなくF16であると云われています。

コンケーブは基本的に初期型のなのだそうですがAも一部存在するそうです。

このレンズは絞りがF22まであるんですけどこれはこれで良いのでしょうか?

 

という事で今回のレンズの分解&清掃デスマーチは合計31本が仕上がりました。

一部のレンズはテスト撮影してみる必要がありそうです。

また、個人的に今回私が気になったのが青色LEDの透過で視認できる薄クモリの存在です。

この薄クモリが存在するレンズがかなり在りましたのでこの薄クモリの影響についてテスト撮影してみようかと思っています。(過去の経験ではあまり影響が無かったようなのですが…)

修行僧の苦行の様な程に手間のかかったレンズもあれば、残念ながら復活させる事ができなかったレンズもあった半面、大トリの今回のようにほとんど手のかからないレンズもありました。

これに今回の分解&(修理)&清掃デスマーチは終了とさせていただきます。

 

 

 

キヤノンの NEW FD 28mm F2 の続きです。

最大の難関だったフローティングシステムを支える三本のピンの修復に一応成功して少し安心できたところです。

 

 

今回はレンズにもほとんど問題は無いのでこのまま組上げてしまっても良いのですが…。

ヘリコイドリングの動きが私にはちょっと軽すぎる感じがするのでヘリコイドリングのグリス交換を行う事にしました。

前回の様なヘリコイド悪夢はもう御免なので一計を案じて作業をします。

 

 

ヘリコイドリングの過回転を防止するストっパーがこのレンズには二個あります。

 

 

そのストッパーを外しました。

 

 

フォーカスリング(下)を  位置にして銀のヘリコイドリングリングを外します。

外れた位置に合いマークを付けておきます。

 

 

今回は銀のヘリコイドリングのグリス交換をしてから黒のヘリコイドリングのグリス交換をするという二段構えで行きます。

 

 

グリスを塗布して

 

 

組み込みます。

 

 

次に黒のヘリコイドリングを外して

 

 

グリスを塗布して

 

 

組上げます。

 

 

次にピンを挿入するのですが外周部が樹脂に覆われているため

グリスは『プラスチックギア用』を使います。

 

 

実はピンの外径が銀のヘリコイドリングに開いている穴の径よりも大きいため

 

 

スリーブの内側からピンを挿入してからレンズアッセンブリーをスリーブの中に下側から挿入します。

 

 

そしてレンズアッセンブリーのネジ穴とピンの穴と銀のヘリコイドリングの穴が一直線に並ぶようにして三本のネジで取り付けます。

 

が…。

ここで私は大失敗をしてしまいました⤵⤵⤵

三本のネジの内の一本をオーバートルクで締め込んでしまいネジ山をナめてしまいました。

そのためどんなに締め込んでもネジは締まることなくクルクルと回転してしまいます。

 

一応ネジは止まっているので使えなくもないのですが、このネジとピンはこのレンズの構造上非常に重要な場所なので遅かれ早かれフォーカスリングにガタが出ると思われます。

 

ひょっとしたらレンズがダメなジャンク品が出品されていないかとヤフオクを見てみましたがありませんでした。

それと相場も微妙ですねぇ。ニコイチにしてしまうとトントンですねぇ。

フローティングシステムのあの構造ではフォーカスリングにガタが出ている個体が多いでしょうから人気も今一のためそれなりの値段にしかならないのでしょうねぇ。

 

ということでこのレンズは『ジャンクの部品取り』になってもらいます。

 

 

 

とうとう本日は大晦日の12月31日です。

今日くらいは作業しないで休みにしようかとも思ったのですが作業のキリが悪かったので大晦日も作業をする事にしました。

 

 

キヤノンの NEW FD 28mm F2 レンズです。

過去に私が分解しようとして難しかったために分解を断念して放棄されていたと思われるレンズです。

今回はレンズの分解&清掃というよりもフォーカスリングのガタを取るための修理となります。

ガタはヘリコイドが原因ではなくズームレンズと同じフローティングシステムのを制御している三本ピンのダンパーというかブッシュの役割をしている樹脂が劣化して粉砕されてしまったのが原因です。


 

さて、樹脂がボロボロになってしまったピンですが

若干腐蝕してしまって緑青が出てますね。

 

 

緑青と言えば CRC 3-36 です。

本当に良い仕事をしてくれます。

地金を傷めず(既に浸食されてしまった地金は除く)に綺麗に緑青を除去できます。

磨かずにこのしあがりですからね。

 

さて…。

ボロボロになってしまった樹脂の代替品をどうるのか?

またその樹脂をどうやってピンに被せて覆わせて固定するのか?

これが難問です。

幸いな事にこれと同じレンズで今回の私と同じ症状の修理をされていた先輩の記事をネットで発見して目を皿のようにして拝読&拝観させていただきました。

その記事を読ませていただくと驚いたことに「フローティングシステム」のピン部の部品構成が若干違っていました!

本当にいろんなところで更新(コストダウン)がかかっているんですねぇ。

 

 

幸いな事にピン本体の部品は共通のようでしてその先輩のアイデアを借用させていただくことにしました。

それが画像の『熱収縮チューブ』です。

これはハンダ付けや電極・端子を圧着して裸になった電線部分の短絡(ショート)防止のためにこの熱収縮チューブを被せてからヒートガン(私はドライヤーで代用)で加熱するとチューブが縮まって電線の径より細くなろうとする事で固定されるという物です。

私はカメラの露出計関係の電線のハンダ付けなんかで使う事がるのでいくつかの太さの『熱収縮チューブ』を持っています。

しかしこの先輩がどのような経緯でこの『熱収縮チューブ』に辿り着いたのか、辿り着けたのかが是非とも知りたいです。

とんでもない慧眼というか無手勝流の極致ですね。

ではこの『熱収縮チューブ』を代替品としてピンを復元していきましょう。

 

 

まずピンを治具となりそうな棒に差し込みます。ピンには内径2.0mmの穴が開いています。

私は極小のプラスドライバーを使いました。

 

 

そして4.0mmの『熱収縮チューブ』を適当な長さにカットしてピンに被せます。

 

 

そしてドヤイヤーの温風で加熱すると画像の要に縮んできます。

 

 

さらに過熱して完全に縮んだら両端をカットして出来上がりです。

 

 

しかし、ちょっと気になる問題が起きました。

ピンは画像の赤色矢印のように中心部が窪んでいます。

 

 

そのため『熱収縮チューブ』を被せて覆うと同じように中心部が少し窪んでしまいます。

この部分が窪んでいるのは良い事ではないと私は判断しました。

恐らくこの部分の樹脂の肉厚を厚くさせたくて窪ませているのだと思います。

そしてフローティングシステムの構造上この部分に荷重や負荷が一番かかるのではないかと思われるからです。

 

 

そこで今度は3.0mmの『熱収縮チューブ』の登場です。

 

 

同じ様に加熱してチューブを収縮させたら窪みの部分にだけチューブを覆わせて、それ以外はカットします。

 

 

それから4.0mmの『熱収縮チューブ』を被せて加熱するとあの窪みは無くなりました!

これで問題無いでしょう。あと二個のピンも同じ方法で『熱収縮チューブ』で覆います。

外径は4.0mmジャストとなりました。

 

 

出来上がったピンはこの穴に入らなければなりません。

また、隙間があり過ぎてもいけない。というかできれば無いに越したことはありません。

運よく出来上がったピンはピッタリとサイズが一致してくれて穴に入ってくれました。

 

 

二個同時に作業して作業効率を上げます。

 

 

これでピンが出来上がったわけですが実はこのピンには向きがあります。

赤色矢印と黄色矢印でピンの端部の形状が違います。

 

 

赤色矢印側だとピンをこてするネジの頭がピッタリと収まります。

 

 

黄色矢印側だとネジの頭が飛び出してしまいます。

ですから取付の際には向きが有る事を注意しなければなりません。

 

これで最大の難問だったピンの油脂の問題は解決しました。

この記事を読んでくださっている方の中には『そんな付け焼刃の様な修理はインチキだ!そんな樹脂を使って耐久性は大丈夫なのか?そんなので一体何年持つと云うんだ?』

と感じる方がいらっしゃると思います。

全くその通りだと私も思います。

でもね。…

『製造元のキャノンが製作した当時のピンでさえ結局は経年劣化して破砕してしまっているではないか!つまりこのピン(部品)はキャノン自ら将来劣化破砕してしまう事前提で取り付けているのではないか』

とも言えますよね。

『製造元が将来経年劣化で破砕する事が解っていて使われた部品ならば、破砕したら(純正品が無いので)代替品で修理すれば良い。それがまた経年劣化で破砕したら再び代替品で修理すれば良い』

という事だと私は思います。

自動車のクラッチという部品はその特性上シューが摩耗する事が解っていて使用されています。

そして規定量以上摩耗したら新品に交換します。部品が無ければシューを貼り替えて再使用して走行します。

それを製造時の部品じゃなくなるからという理由でクラッチを交換せずに走らずに保管するという人はかなり少ないと思います。

レンズだって飾るだけじゃなくて実際に撮影してみてこそナンボの存在だと私は思いますので今回のピンの修復方法は良くない事だとは思っていません。

延命修理だと思います。

 

丁度キリが良いので本日はここまでとさせていただきます。

 

 

 

おそらくこのレンズがデマーチの最後となるであろうキャノン の NEW FD 28mm F2 です。

 

 

このレンズもまた、いろんな意味で謎が多いんですよね。

そもそもなぜ私がこのレンズを所有しているのか?が記憶にありません。

ですから当然に購入理由も購入場所も記憶にありません。

 

 

野晒しにされていた割には前玉も後玉もとても綺麗です。

 

 

前玉を青色LEDで透過してみました。

 

 

後玉を青色LEDで透過してみました。

薄クモリがはありますが全体的に非常に良いコンディションです。

 

 

本体の外観もマァマァ綺麗です。

なのに何でこんなに長期間眠っていたのでしょうか?

レンズに問題がなければメカニカル的な問題が何か潜んでいるのでしょうか。

 

 

フォーカスリングに『流体研』と刻まれています。どこかの学校の学部また会社の研究所で使われていたのでしょうか?

この『流体研』という刻印を見て少しだけ思い出しました。

過去にこのレンズを検品したことがあります。その時にこの『流体研』という刻印を「醜い」と感じた記憶があります。

でもそれだけの理由で当時販売を諦めたとは到底思えません。

 

 

それと一つ気になったのが動画の様なフォーカスリングに『ガタ』が有る事ですね。

このガタはヘリコイドリングのグリス切れが原因のガタではなさそうです。

ですが5年前当時の私の実力ではこのガタを不審に思う事ができずにそのまま販売してしまったのではないでしょうか。

そしてガタが原因で購入者からクレームが来て返品になったのかもしれません。

今回このレンズについて事前にネットで既に過去に分解されている先輩方の記事を読ませていただいたのですが、このレンズは相当癖があるというか「とても修理が難しい」みたいです。

ですから当時の稚拙な私にはこのレンズを分解する事ができずにこのガタの意味も全く理解できずに殆ど分解できずに匙を投げたのかもしれません。

 

 

取り敢えず銘板を外してみたのですが…。

異様に緩く締まっていますねぇ。

更に前玉の一番手前のレンズを取付けていると思われるリングナットにカニ目スパナを掛けた痕があります。

しかもこのリングナットが手で簡単に緩んでしまいましたね。

こりゃぁ明らかに5年前の私が一度分解していますねぇ⤵⤵⤵

先の NEW FD 50mm F1.4 みたいにならなければよいのですが…。

 

 

フィルターリングを外してみると油染みがありました。

という事はここまで分解はしていないのかな?

5年前の俺でも油染みは見つければすぐ拭き取るはずですから。

だとすれば今後は安心できそうです。

 

 

このレンズはズームレンズのように中玉&後玉&絞り羽根ユニットのアッセンブリーがヘリコイドリングから3つの樹脂カバーされたピンに支えられて独立している『フローティングシステム』を採用しています。

そのためフォーカスリングが二分割式になっているためフォーカスリングに巻き付いているグリップゴムを外す必要があります。

 

 

スマホのプラスティックボディを開封するための特殊工具?を使ってゴムとフォーカスリングの間に隙間を作っていきます。

 

 

ゴムをフリー状態にして抜き取るつもりだったのですが、途中で切れてしまいました。

経年劣化が原因の一つでした。

ドライヤーで温めて柔らかくして外すべきでした。

 

 

フィルターリングを外す前にリングの窪み部分と指標線が一致している事を確認しておきます。

 

 

フィルターリングが外れたので(ごめんなさい撮影忘れました)

前玉を外します。

 

 

こちらも外す前に指標線とネジ穴の位置を確認して合わせマークをケガキ針で付けておきます。

 

 

前玉を外すとその下に真鍮製のスペーサーが入っているのでこれにも合わせマークを付けておきます。

 

 

前玉が外れました。

 

 

画像では既に外してしまっていますが、上側のフォーカスリングは三本のイモネジを緩めて外します。

次にマウント部&マウントロックボタンリング&絞りリングを外しましたが、先のNEW FD 50mm F1.4 で散々やりましたので割愛させていただきます。

 

 

次にフローティングシステムの肝となるピンを取り外します。

銀色のヘリコイドリングを飛び出る方向に回転させて側面にある三つの穴と内側にあるネジの位置を合わせます。

 

 

そしてネジを緩めて取り出します。

 

 

その後内側に残っているピンを頑張って取り外せるとレンズのアッセンブリーがゴロッと下側へ抜けてくれます。

 

 

そしてこれが問題のピンです。
長年グリス漬けにされていたために樹脂部が劣化してボロボロになって砕けてしまって樹脂部が脱落してしまってその分ピンが痩せてしまって細くなってしまっています。
これがフォーカスリングのガタの原因です。
しかしこの新品部品はもう入手不可能なので何頭化の代替品でカバーしなければなりません。
それが今回の最大の問題点です。
どのようにするか、無手勝流で工夫しなければなりません。
これがこのレンズの「とても修理が難しい」という理由です。
以上、
ここまで分解してきましたが、銘板と前玉のリングナットが緩んではいましたが、それ以外には手が加えられていませんでした。
やはり当時の私では修理できる自信がなくて必要以上に分解しなかったのでしょう。
それは良い判断です昔の自分。
 
という事で今回はここまでとさせていただきます。
次回以降はピンをどのように復活させるかという作業が全てになります。
 
 

 

 

昨日(12月28日)は何故か夜明け前に目覚めてしまい、早朝6時から三浦大根の煮付けを開始しました。

最初は米糠が無いのでお米のとぎ汁を使って下茹でです。

ところが、途中で醤油がない事に気付きまして昼前にスーパーマーケットに買いに行ったら...。レジがスゲー混んでる!状態でした。

いつもは5列くらいあるレジのレーン毎にそれぞれお客様が並んでレジを待っているのですが、昨日はレジ待ちのお客様が溢れすぎてバイクの集合マフラーのように途中で一列にまとめられてレジ待ちの列が店内でトグロを巻くような状態になっていました!

醤油たった一本のためにこの長いトグロの列に並ぶなんて...。と思いながらも何とか入手しました。

年末とお盆前はどうしてもスーパーマーケットはこのように混んでしまいます。

レジどころか駐車場にすら入れなくなる状態になります。駐車場に入るまでエンジンをアイドリングで回しっ放しにするのは燃料が余りにも勿体ないと思うので私は並ばないのですが、毎度長蛇の列になっています。

 

 

カメラの作業中は台所に常駐できないので鍋の火を止めなければなりません。ですが大根は冷ます事によって味が中まで染み込むので丁度良い塩梅になってくれるでしょうか。

今朝は味付けのために豚バラ肉の脂身の多い部分をカットして鍋に加えて再び火を入れました。

そして現在カメラ作業のため再び火を止めました。今夜食べられるようになるかな?もう一日火を通す必要があるかな?

といった状態です。

 

 

さて、

FD 28mm F2.8 S.C. レンズです。

前・中・後編の三本構成でこのレンズの記事は終わるつもりだったのですが、まさかの最後の最後にフィルターリングの取付時点でヘリコイドリングの組間違いが発覚!

再度ヘリコイドリングの組み直しが必要となりアディッショナルタイム=本編として追加編が追加されました。

右側の画像の赤矢印の黒いヘリコイドリングが沈み込み過ぎてフィルターリングがフォーカスリングに当たってしまい まで回転できないというトホホなトラブルが最後の最後で発生したのです。

ということで黒いヘリコイドリングの組付け位置・角度を変更する事になりました。

でもこれって…。

ホボ初めからやり直しヤンカいぃ!

 

ということなので

フィルターリング

フォーカスリング

前玉

マウント部

の取り外しは割愛させていただきます。

 

 

もう何度も何度も組上げてから再び分解してこの状態に戻すそしてこの形状を何度も見てきました…。

アディッショナルタイムということでもう残り時間も少ないのでこれが最後であって欲しい物です。

 

 

成功したと思っていたので三本のネジに緩み止めのロックタイトを塗布してロックプレートにはボンドGクリアまで塗布しちゃってたのに...。

ラッカーシンナーで洗浄しなきゃ。

 

 

各ヘリコイドリングの現在の位置を確認できるようにと、一番外側のヘリコイドリングになる鏡胴の赤矢印の部分の切欠きを基準位置として黒いヘリコイドリングにピンクのマークを付けているのですがこれでは不完全です。銀色のヘリコイドリングの黄色矢印部分にもマークを付けなければ現在の位置を完全に確認できるような基準点にはなりません。愚かです。

でもこのピンクのマークは意外と効果がありました。

およそこの位置から黒いヘリコイドリングにピンクを120度右回転(画像では上方)させるのですがその角度を確認する目印として大変役に立ちました。

 

 

そして現在の状態を頭の中にインプットしてから三次元的(自称)にシュミレートしてみてヘリコイドリングを位相させて組み直してみたのですが…。

うん!

あれ?

コレってひょっとして...。

今度こそ良い位置に来てないかな?

赤矢印のネジ穴の見え方が分解前に酷似しているみたいだけど。

 

 

そして今回のロックプレートの位置が左側で分解前が右側です。

ほんの少し今回の方がまだ黒いヘリコイドリングが沈み込んでいるみたいですが、この状態で組上げてみましょう。

 

 

一番内側のヘリコイドリングを前に出したわけですから当然そのヘリコイドリングに付いている後玉も前に出ます。

私は面一になるのが正しいと思っていたのですが、根本的に間違っていたわけですかねぇ。

左側の画像が今回の後玉の位置です。

 

 

今回は無限遠のピントよりもヘリコイドリングの組み合わせの問題解消なので先に一度フィルターリングまで組上げます。

 

 

そして今回は見事にフォーカスリングが  まで回転するようになりました!

赤矢印のフィルターリングとフォーカスリングの接触もありません。

一つ、また一つと問題を解消していきとうとうここまで来ました!

 

 

さぁ~この無限遠のピント調整ができてピントが合えば遂に完成です。

一つのレンズ又はカメラで3回も無限遠のピント調整をするのは初めてです。

この一発で全てが決まります。完了か?それとも地獄の再分解か?

メチャクチャ緊張してしまいます!

 

 

フ・ザ・ケ・ン・ナぁぁぁ! ナンだよこの結果わぁ!

全くダメでした⤵⤵⤵ お話になりません。

思わず窓からレンズをブン投げてしまおうかと思うほどに。心が錯乱してしまいました。

今度は逆に黒いヘリコイドリングが前に出過ぎてしまったのです。

 

 

窓からブン投げるのは取り止めにしました…。ですがもう集中力が切れる寸前の極限状態でした。

その極限状態のせいで逆に肩の力が抜けたというか精気を失ってしまったような感じになってしまいました。

それでも気を取り戻してベストポジションを探すべく作業を再開しました。

精気を失ったため殆ど無意識のような状態でひたすらヘリコイドリングを回転させていました。

いつの間にか分解&組立てることに全集中で取り組んでいたのでした。

そしてヘリコイドリング回転させ続けることなんと約5時間!ようやくベストポジションを見つける事に成功しました。。。

三本のネジで締め付けられたロックプレートがようやく分解前と同じこの位置に来ました!

今まで無限遠のピントだけは何度か出す事はできたんですけどもヘリコイドの組み合わせが合っていないようでどうしてもネジ穴の位置が狂ってしまいこのロックプレートを取付ける事が出来なかったんです。

 

 

上の画像は  側でこちらが近距離側です。

例の隙間の幅とネジ穴の見え方が分解前とほとんど同じになりました!

 

 

一案内側のヘリコイドリングに取り付いている後玉はこの位置で落ち着きました。

マウントと面一ではなくほぉ~んの少しだけ凹んでいます。

 

 

そして無限遠のピント調整はご覧の通りです。

オリジナル(分解前)の状態よりほんの少しだけピントが奥に行きました。

いやぁ~~、ここまでホントウに永かったです。

 

 

ロックプレートと取付けネジと前玉固定ネジの緩み止めに接着剤ボンドGクリアを使ってしまったのでこの状態で一晩乾燥させます。

 

 

一晩乾燥させましたので本日は12月30日です。

ついにこのレンズも本日完成となるのでしょう。

ロックプレートに塗布した接着剤も乾燥しました。

ロックプレートがこの位置に取り付く姿をどれだけ夢見ていた事か…。

残念ながこの優美な姿もフォーカスリングを装着すると見えなくなってしまいます。

 

 

そのフォーカスリングを取付けました。

マークをピッタリと合わすことが出来ました。

 

 

フィルターリングを三本のネジで取り付けます。

 

 

銘板を取付けようとしたのですが、なぜかねじ込みが上手くいかずに斜めに入ってしまいます。

それでネジ山をよく見たらたくさんのゴミが付着していました。

 

 

IPA アルコールで洗浄したらスムースにねじ込めるようになりました。

これで作業は完了です。

 

 

前玉はこんな感じです。

 

 

後玉はこんな感じです。

 

 

青色LEDを透過させて前玉側から見てみました。

前玉自体は非常に綺麗です。

 

 

青色LEDを透過させて後玉側から見てみました。

薄クモリがかなりあります。

この薄クモリが見えるように撮影するのはかなり難しいというか至難の技になります。

普通に撮影してしまうと薄クモリは非常に見えにくくなってしまうか見えなくなってしまいます。

ですから青色LEDの光のレンズへの入射角を調整して照射する事で視認できるようにします。

私はなるべくありのままの事実が見えるよう薄クモリが沢山見えるように撮影しています。

逆に言えば青色LEDを透過させても薄クモリが見えないように撮影する事も出来るというわけです。

 

 

本体の外観もまぁまぁ綺麗になりました。

レンズ保護のためにMC-1フィルターを装着してあげて完成です。

 

中継ぎ等と称してマウントの移植を行った NEW FD 50mm F1.4 で散々栗められた挙句に今度はこのレンズのヘリコイドの組み合わせでここまで追い込まれるとは思いもよりませんでした。

ヘリコイドリングの組み合わせというか組付けの方法についてはコツも理屈も全くありませんでした。

というか現在でもあまり良く判って・解っていません。

途中から計測地点を何度か変えましたが、最終的には以下のような感じで作業していたと思います。

① 現在のヘリコイドの組み合わせた状態でロックプレートの5つのネジ穴の位置と ∞(仮) 時の後玉の位置を憶えておく

  (以降は位置確認と記載)

② まず黒のヘリコイドリングを右に120度回転させて組み込んでその時の位置確認をした時の両者の位置がベストポジショ  

  ンに来ていなければ

③ 黒のヘリコイドリングを今度はに240度回転させて組み込んでその時の位置確認をした時の両者の位置がベストポジ 

    ションに来てなければ黒のヘリコイドリングの位置をそのまま保持して

④ 今度は銀のヘリコイドリングを右に120度回転させて組み込んでその時の位置確認をした時の両者の位置ががベストポジ

    ションに来ていなければ

⑤ 銀のヘリコイドリングを今度はに240度度回転させて組み込んでその時の位置確認をした時の両者の位置がベストポジ

    ションに来てなければ銀のヘリコイドリングの位置をそのまま保持して

以降は ②~⑤を順次繰り返していくといったような感じです。

『120度ズラした時の位置確認を』各々全て試していきながらベストポジションに来る迄ひたすら繰り返すという単純な作業になります。

こうして列記していくと書いてる本人ですら訳が分からくなってきます。

まぁ理屈・理論・目標といった項目が全く解らないからピンポイント爆撃ではなく不特定多数への無差別絨毯爆撃をするような総当たり戦で組上げたという事です。

ところが...。

単純な同じ作業の繰り返しのために『あれっ!オレ今どこまでやっていたっけ?』と途中で全部忘れて頭の中が真っ白になってしまうんですよ。。。

するたまた一からやり直しとなるわけですね。

このため今回はベストポジションを発見するまで約5時間もかかってしまったわけです。

正直もう二度とこんな事はやりたくありませんが…。。。

次のレンズはもっとクセがありそうなのでドハマリ確定な予感がします。