(前回のあらすじ)

 

地磁気の磁場の影響で

「太陽風」である
イオン分子や電子が
地球に向かって侵入するのを

防いでくれている。

 



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(今回はここから)
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「磁場」を持った惑星は
実は地球以外にも存在する。

 

 




太陽の周りをまわる
木星・土星・天王星・海王星には
「磁場」があって

 

 





それれらの全ての惑星の
共通する特徴として

「大気」があるのだよ。






今から7~8年後の
2029~2030年頃に

「火星」までの有人飛行を行う事が
計画されているが





実はこの「火星」には
「磁場」がなく

そして「火星」の大気は
地球と比べると0.75%しかない。






でも地球に落下してきた
火星の隕石を調べた結果

 

 



40億年前の火星には
約0.5気圧以上の大気

つまり地球と比べて
半分くらいの気圧の大気に
覆われていた


ということが
分かったのだよ。






しかも
現在の火星に残されている
古い地殻が
磁化している事もわかっていて

約40億年前には
火星に磁場があったと
推定されている。






つまり一つの可能性として
火星が大昔に磁場を失ったことで

太陽風から守る
シールドを失い






その太陽風の影響で
火星の大気が
宇宙空間へ大量に流出し

現在のような薄い大気に
なってしまったと考えられている。

 

 





現在
火星大気の流出を観測している
NASAの火星探査機「メイヴン」による
最新の観測結果からも

これを支持する成果が
得られつつある。






つまり「地球」にとっては
そこに磁気があるからこそ

現在のような十分な大気が
残されていると言えし





火星に大気をばらまいても

そこに「大気圏」は

形成されない可能性が

高いのだよ。

 

 






「電磁波」や「磁気」といった
見えないエネルギーを駆使して

この類まれな地球環境が

いかに素晴らしく

維持されているのかが

 

そういう視点からも

垣間見れるのではないかな?

 

 

 


 

(続く)

 

 

 

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(前回のあらすじ)


太陽の爆発によって
大量のイオン粒子や電子が
秒速約450km/hで放出されていて
それらが「太陽風」と呼ばれている。

 



「太陽風」が大量に降り注ぐと
大気中で炭化水素が発生し
大気温度が変動したり
様々な弊害が発生するので

これを防ぐ仕組みが必要だった。

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(今回はここから)
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地球は磁場を持つ
惑星の一つで

方位磁石のN極が
地球表面のどこでもほぼ北を向くのは

 地球内部に流れる
電流によって
北極がS極
南極がN極となるような
磁場が作られているからで

その磁力の事を
「地磁気」と呼んでいる。

 

 





「太陽風」である
イオン分子や電子は
プラスとマイナスの電荷があるから

 

 



地磁気の磁場の影響で
地球に向かって
侵入しにくくなり

この見えない磁場の作用が
「太陽風」から地球を
守ってくれているのだよ。





この地球の磁場は
どこまでも遠くまで
拡がっているわけではなく

太陽風によって吹き流されて
彗星の尾のような構造をつくっていて
これを地球磁気圏と呼んでいる。 





この地球磁気圏内には
イオン分子や電子が
地球の磁場に大量に捕捉された
「ヴァン・アレン帯」
と呼ばれている領域があって

 
赤道上空約3000kmを中心とした
内帯にはイオン分子が

赤道上空約20,000kmを中心とした
外帯には電子が捉えられていて

 

 




この「ヴァン・アレン帯」も
有害な宇宙放射線を遮る
バリアーの役割を
果たしてくれている。

 

 




あまり大きな意味がなさそうな
「地球の磁力」が

地球を「太陽風」から守る為に
色々な役割を
果たしてくれているだよ。

 

 

 

 

 

(続く)

 

 

 

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(前回のあらすじ)

 

火星に向かう
宇宙船の中に滞在した時の
放射線被ばく量は
1日平均2~3mSv。

 



宇宙船で火星を往復する為には
1年強から3年かかるので
その間に受ける放射線量は
X線胸部レントゲン
約5千~10万回に相当する。

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(今回はここから)
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太陽からは

電磁波エネルギーが
地球に到達していて

 

それが地球の

光や温かさの

エネルギー源になっているが

 

 

 


実はそれ以外にも
太陽から飛んできている

ものがある。

 


それは

「太陽風」と呼ばれている。






「太陽風」と言っても
「風」が吹いてきている

わけではない。


前にも言ったが
宇宙は真空である為に
「爆風」は一切伝わらない。





じゃあこの「太陽風」は
“いったい何か?”というと


さっき話した
太陽から届く
大量の電磁波に加えて

太陽から放出される
大量のイオン粒子や電子
の事なのだよ。





太陽からは

毎秒100万トンもの
イオン粒子と電子が


秒速約450km/hで
放出されていて


それが地球付近に
約2~3日で到達する。





このイオン粒子と電子のうち
95%は水素イオンで

これが地球の大気圏に
大量に突入して来ると

大気中で炭化水素が発生し
大気温度が変動したり
様々な弊害が発生する。





だから
この地球環境を

維持する為には


太陽から飛んでくる
イオン粒子や電子などを
ある程度防ぐ必要がある。





実はこの
イオン粒子や電子が


大気圏に降り注ぐのを

防ぐ仕組みが
地球には備わっている。





それが何かと言うと

 

 


北極と南極付近から

地球を取り巻くように

放出されている

「地磁気」

なのだよ。

 

 

 

 

 

(続く)

 

 

 

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(前回のあらすじ)

国際宇宙ステーション
「ISS」内に滞在中に被ばくする
放射線の量は1日平均1mSv。
これはX線胸部レントゲン
3~10回分に相当する。

 



ISSの宇宙船の中にいても
かなりの放射線の影響を
受けてしまう事が分かる。

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国際宇宙ステーション

“ISS”の中では
かなりの放射線の影響を受ける

という話をしたが

 

 

 


実は“ISS”は

地球に近い位置を
周っているから
 

地球の防御システムの恩恵を

かなり受けているのだよ。







少し前に

電気自動車企業

「テスラ」社の共同創設者であり

 

宇宙開発企業「スペースX」社の

創始者でありCEOである

イーロン・マスク氏が

 

 

 

 

2029年に火星までの

有人飛行を成功させ

 

 

 

 

最終的には

火星に恒久的な基地を作り

人が暮らせるようにする

という計画を発表したのを

知っているかい?

 

 

 

 

 

それだけでなく

アメリカの“NASA”も

 

火星への有人飛行を

2030年代に予定していて

 

ここ数年の間に

宇宙開発の研究が

一気に進んでいる。

 

 

 

 

 

 

実は
地球の周回軌道を離れて
宇宙空間に行くと

 

放射線の影響は

もっと大きくなる。

 

 

 

 

実際に探査機が

火星軌道で計測した時の
放射線の量は
ISS環境の2~3倍もあった。





 

火星に向かう
宇宙船の中に滞在した時の

放射線被ばく量は

1日平均2~3mSv。

つまり
X線胸部レントゲンを

毎日6~30回

受け続ける事になる。

 

 

 

 


もしその宇宙船内に

100日滞在していれば

X線胸部レントゲンを
1200~9000回も受けたのと
同じ量の放射線を
受ける事になってしまう。





宇宙船で火星を往復する為には

最低でも1年強から

3年はかかるので

 

その間に受ける放射線量は

X線胸部レントゲンを
約5千~10万回も受けたのと
同じ量の放射線を
受ける事になってしまう。




実際にこれまで
地球周回軌道の外の宇宙に
行った事がある

アポロ宇宙飛行士の
死因を調べた結果


循環器系疾患での死者が

43%だった。





これは地球周回軌道を
離れていない宇宙飛行士の

循環器系疾患による
死亡率と比較しても

4~5倍高い値になる。






いかに地球の

防御システムによって


放射線から守られているかが
良くわかるし

 

 




更に言うと

火星探索をする為に
人類が宇宙空間に

出ていくためには


放射線被ばく問題を
いかに解決するかが


重要な課題である事が
良くわかるのではないかな?

 

 

 

 

 

(続く)

 

 

 

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(前回のあらすじ)


太陽から地球軌道上に
到達している「光子」の数は
1平方メートル当たり
1秒間に60垓個。


別の言い方をすると
1兆の1億倍。

それ程の数の「光子」が
地球全体に降り注いでいる。

 



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太陽が高温である事によって

X線やガンマ線などの
人体に非常に有害な電磁波は

ごく一部しか
地球に到達しないように
設計されている
という話をしたが





それでも
1%以下の割合の
“X線”や“ガンマ線”が

太陽から宇宙空間に
放出されていて





そのわずかな割合でも

生命維持には
非常に大きな弊害と
なってしまう。







例えば約半年前に

ZOZO(ゾゾ)創業者の
前沢友作さんが


国際宇宙ステーション「ISS」に
12日間滞在した事が
ニュースになっていたが





地球周回軌道上を周る
「ISS」内に滞在中に被ばくする
放射線の量は

1日平均1mSv。


これは
X線胸部レントゲン
3~10回分に相当する。

 

 




12日間の滞在であれば
X線胸部レントゲン
36~120回分。



もしISSの中に
100日滞在していれば

X線胸部レントゲンを
300~1000回も受けたのと
同じ状態になってしまう。

 

 





スペースシャトルやISSは
放射線からの防御システムを
ある程度備えているが

それでも防ぎきれずに
かなりの放射線の影響を

受けてしまう事が
分かるだろう。

 

 

 

 

 

 

(続く)

 

 

 

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