GHOST DANCE / ROBBIE ROBERTSON / 己の ID | JUKEBOX から きこえてきたアメリカ

JUKEBOX から きこえてきたアメリカ

テキサス・マンハッタン・ハリウッドと
アメリカ滞在時の90年代を中心に 当時の思い出の曲やジュークボックスでかけた曲
そして、80年代 70年代など懐かしい洋楽をご紹介できればと思います。

 

 

 

GHOST DANCE / ROBBIE ROBERTSON

 

 

 

 

 

 

前から書こう書こうと思っていたことに、ネイティブアメリカンのことがあるんですが

なかなか書けなかったなって思います。

今日は、なかなか紹介されることがないんじゃないかと思うような曲をご紹介します。

1994年に放映された ドキュメンタリー "THE NATIVE AMERICANS" のサウンド

トラックから、ROBBIE ROBERTSON が書いた いぶし銀の "GHOST DANCE" です。

 

ROBBIE ROBERTSON と言えば

何んと言っても、THE BAND ですね。

とにかくアメリカに憧れていた頃に、アメリカを旅するイメージ "THE WEIGHT" です。

この曲は、僕の親父の世代の先輩たちが、まだまだアメリカが近くなかった頃に

アメリカに憧れた永遠の名曲だと思います。

親父のレコードで、この曲を知りましたが、絶対にアメリカに行って、旅をするんだ。

そう想わせてくれた曲です。

アメリカを走る時は今も聴いているし、コーラスは僕も唄わずにはいられません(笑)Bレイノルズ

オッサンになると、なおさらこの曲の素晴らしさを感じます。

この "THE WEIGHT" のことは、いつか書きます。

 

 

 

僕がアメリカに憧れ、行きたいと思ったキッカケは、小学生の頃に "インデアン" の

人たちの生活のドキュメンタリーを観て、それまでは、音楽と映画でしか知る方法が

なかったアメリカには、こういう人たちもいるんだなって思ったことです。

アメリカに行きたいという夢が、僕の人生の中で、本物になった瞬間でした。

僕を古くから知る仲間や家族は、本当に行くとは誰一人思ってなかったと思います。

まして、めちゃくちゃな生き方をしていたことを話しても想像すらつかないでしょう。

 

 

 

インスタグラムをやるようになって、1つ強烈に思うことがあります。

それは NATIVE の人たちがやっているインスタグラムを観ていますが、過激な主張

のものが多くあるってことです。

間違いなく、それまではこんな主張は全く出来なかっただろうし、一部の人たちが

根性でやっていたことだと思います。

それが一般の NATIVE の人たちの言葉や想いを自由に干渉されることなく配信が

出来るようになったことの底知れぬエネルギーを感じます。

凄い時代になったなって思います。

 

 

僕が当時アメリカに行って知ったことのアメリカは、NATIVE の人たちの歴史でした。

教科書ではほぼないですが、さんざんアメリカ中のリザベーションを旅していて

その土地にある博物館を周って、多くのものを観たし、知らなかった酷い歴史を知り

それを扱うドキュメンタリーも山のように観ました。

自分なりに相当勉強もしたし、土地や戦地などもたくさん行きました。

今はインターネットで、何でも検索して知ることが出来る時代ですが、僕がアメリカ

にいた頃は、自分でその土地に行って、書物や写真集を買うこと、ドキュメンタリーを

観ることしか方法がなかったです。

 

 

 

この ROBBIE ROBERTSON がやったサウンドトラックは、素晴らしいです。

もちろん当時このドキュメンタリー "THE NATIVE AMERICANS" も観ましたが、この

サウンドトラックを買って、どうして彼が、このサウンドトラックをやったんだろうという

疑問があって、ある日彼のインタビューを観て、それが解明できました。

それまで全く知らなかったですが、彼には NATIVE の血が入っていること、だから

このサウンドトラックは、彼にとって最も重要な仕事だったことは、間違いないです。

 

 

この曲には、己の ID に対する魂が込められていますBレイノルズ

 

 

この "GHOST DANCE" をずっと聴いてきましたが、この歌詞のカッコよさや深さは

NATIVE AMERICAN に興味を持っている人がいれば、知っておかないといけない

曲です。

僕が人生の重要な判断や葛藤する時に、いつも聴いている曲の1つです。

今回 BAD NEW ALLEN 級の悪い知らせもあったので、"GHOST DANCE" が聴き

たくなりました。

僕は日本人なので、全く NATIVE には関係ありませんが、己の ID を想う気持ちは

同じで、とても大切なことです。

 

 

彼はカナダ出身ですが、僕はカナダでの NATIVE に対する差別のドキュメンタリー

も観ていたので、歴史的にはアメリカがやったことは、あまりにも酷いですが

当時の時点では、カナダのほうが差別が色濃く残っていると僕は思っていました。

だから、彼のカナダ時代は大変な境遇にいただろうと想像できるし、アメリカに渡り

成功したことは、とてつもない逆境の嵐の中での成功だったと思います。

 

今でこそこんなSNS時代になって、多くの NATIVE の人たちが発信していますが

それまでは、ROBBIE ROBERTSON の立ち位置や影響力は、唯一の存在だった

と思うし、NATIVE の人たちの希望の光だったと思います。

彼がいたから、GRAHAM GREENE も逆境を乗り越え、ハリウッドで圧倒的な存在

になれたと思います。

 

 

この頃の ROBBIE ROBERTSON は、このサウンドトラックのライブをやっていたと

知っていたので、全力でライブを観に行かないといけないと執着しましたが、僕には

チャンスが来なかったです。

もし観ることが出来ていたら、僕の人生の最大級の宝物の1つになったのは間違い

ないです。

 

NATIVE 系のこと

一気に書いてしまいましたが、止まらなくなるので、この辺りでやめておきます。

今回は ROBBIE ROBERTSON の話を少し書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

このドキュメンタリーを観れる方法があるのか、分かりませんが、サウンドトラックは

いつでも聴けます。

NATIVE に興味のある人は、ぜひ聴いてみてください。

そしていつか

アメリカの NATIVE の縁のある土地を旅してみてください。

もちろん現代の NATIVE の人たちの生活は普通ですが、社会問題はまだまだ残って

いて、書き出すと切りがないです。

ですから、僕がオススメするのは、その土地にあるミュージアムに行ってほしいです。

そこには、なかなか見れない展示があったり、そこで購入できる書物やDVDなどが

あるので、貴重です。

まぁアマゾンで何でも手に入るとは思いますが、現地に行くことは大切なことです。

あとはアメリカの国立公園などのショップには、NEW AGE 系の音楽があったりします。

そこには必ず NATIVE の音楽も置かれています。

僕はそんなCDやDVDを集めまくりました。

是非そんなアメリカを旅してみてくださいBレイノルズ

 

 

 

■NATIVE AMERICAN の曲 "LY O LAY ALE LOYA / CIRCLE DANCE"

 

 

 

 

 

MY DREAM IS STILL ALIVE

ROUGH BOY