SEPARATE WAYS (WORLDS APART) / JOURNEY
KEVIN ELSON つながりで、とうとうこの日がやって来ました 
このＰＶにはやってはいけないアイデアの全て、昭和の青春あの頃の全てが
惜しみも無い描写で叩き込まれていて、これでもかと襲い掛かってきます。
JOURNEY の皆に、謎の今でいう "エアー楽器" をやらせてしまったあげくに
中でも ジョナサン・ケインの とんでもない "AIR KEYBOARD" の熱演（笑）
をやらせてしまい、あれでも GO を出してしまった現場力に屈服します。
スティーブ・スミスが謎のものを叩き・・・
どうして、ディレクターはこんなアイデアや描写が浮かんでしまったのか・・・
突っ込みどころが謎のように、これでもかとちりばめられて、発見する度に
"グッ" ときます
歌詞に込められた 男の魂の叫びを唄ったスティーブ・ペリーの熱量と熱演を
謎の女性の描写でぶち壊し、そしてダメ押しに用意された最後のキラー描写
音に合わせた "謎の締め" の編集に、こらえていた涙が溢れます（T T)
このディレクターのめちゃ振り演出にも、答えてくれた伝説のジャーニーたち
このアメリカのロック史に残る
男の骨太な歌詞、そして永遠のロックアンセムになったこの曲に何てことを・・・
COLUMBIA RECORDS が全力をかけて制作した渾身のＰＶだったいうけど・・・
モデルさんも可哀想な仕事をさせられて・・・
ちなみに
このＰＶはバンドが初めて演技の指示をされ、やってみた最初のＰＶになり
ジャーニーを苦しめる伝説の作品になりました。
当時もアメリカで酷評されたようで、その後はバンドの意向で、ライブ映像
を使ったＰＶが多くなっていきます。
もう変な演技？はしたくないとトラウマになったのかな（笑）
ガキの頃
ベストヒットUSA で初めて観たときは、カッコいいなって思ってましたが・・・
今は冷静に俯瞰で観れますので、己の青春時代はこういう時代だったんだ。
そう思うように自分に言い聞かせてます。
この地球最高傑作アルバム "FRONTIERS" のセッション時に、スティーブ
ペリーは演技に前向きで、他のジャーニーたちとっては、やりはやりたくも
ないものを無理にやらされた もう１曲 AFTER THE FALL があり、当時の
ＰＶ制作陣はこういうのをやらさせたかったんだろうなって思います
ちなみに
スティーブ・ペリーはソロアルバムをリリースし、大ヒットさせたシングル
"OH SHERRIE" や "STRUNG OUT" などで、ハリウッドの役者なみの演技
をのびのびやっています。
テキサス 
時代にＶＨ－１ だったと思いますが、たまに色々なベスト１０
ものをやってる企画があって、面白くていつも観ていたのですが
この伝説のＰＶは "やってしまった" "バカげた" ＰＶのベスト１０の上位に
選出されて、永遠に語り継がれる歴史をこしらえてしまいました。
記憶がないのですが、ひょとしたら、NO.1 だったのかも知れません（笑）
のちに
熱演が空回りさせられたスティーブ・ペリーが、このＰＶのことを後悔して
いると言ってるのを、音楽誌で読んだことがあります。
そして
世界中のジャーニーファン、そしてバンドのメンバーを永遠のラビリンスに
叩き落した、このＰＶのプロデューサーは、のちにバカげたものを制作して
しまったと認めています・・・
■SEPARATE WAYS
４枚ものシングルをヒットさせた８枚目の歴史的アルバム "FRONTIERS" は
超大御所 MIKE STONE と KEVIN ELSON のプロデュースで、リリースされ
全米２位 
の大ヒットを記録し、超ロングセラーになりました。
前作 "ESCAPE" も二人のプロデュースで、この２枚は永遠のロックアルバム
になりました
僕は "ESCAPE" からジャーニーを知った年代なので、それ以前のアルバムは
もちろん持ってはいても、なかなか聴かないなって思います。
僕にとっての JOURNEY は、やっぱり JONATHAN CAIN が加入してからが
JOURNEY かなって思います。
久しぶりに昔のもの全部聴いてみようかなって思います。
この "SEPARATE WAYS" は全米８位 世界中でヒットしました。
US MAINSTREAM ROCK チャートでは初の１位になっています。
そして
多くのＣＭやスポーツ番組などのサウンドトラックに使われているロックの
歴史に残るアンセムになりました。
■JOURNEY 関連のことを少し書いています。
よかったら、見てやってください。
■GHOST IN YOUR HEART / BAD ENGLISH
■ONCE YOU LOVE SOMEBODY / 骨太なロックです
■CAN'T FIND MY WAY / HARDLINE の傑作バラッドです
■WHEN I SEE YOU SMILE / BAD ENGLISH のラブソングです
■HIGHER OCTAVE MUSIC から大人の領域
■BIG MOON / NEAL SCHON / この曲を聴きながら瞑想します
■TELL IT TO MY HEART / JONATHAN CAIN / 大人の領域です
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY