HARD TO SAY I'M SORRY / CHICAGO / 素直になれなくて | あの頃のアメリカ

あの頃のアメリカ

テキサス・マンハッタン・ハリウッドと
アメリカ滞在時の90年代を中心に 当時の思い出の曲やジュークボックスでかけた曲
R&Bを中心に、80年代 70年代など懐かしい洋楽をご紹介できればと思います。

 

 

HARD TO SAY I'M SORRY / CHICAGO

 

 

 

 

 

1982年にリリースされた 13枚目のアルバム "CHICAGO 16" から

世界中で大ヒットした "HARD TO SAY I'M SORRY" です。

当時シングルレコードを買いましたが、その邦題が "素直になれなくて" 

でした。

 

世の中に数ある邦題の中で、うん? これって? 

今となってはそう思える邦題がたくさん存在しますが、洋楽には邦題を

つけるということが普通だったので、無理があるものやおかしな解釈や

誤解を招くようなものがたくさん存在しました。

そんなおかしなものが乱立していた中で、この邦題 "素直になれなくて" 

は、素晴らしい邦題の最高傑作だなって思います星

 

 

 

長い CHICAGO というバンドの歴史の中で、プロデューサーの JAMES

WILLIAM GUERCIO との9枚に及ぶアルバムを残してきた CHICAGO

が10枚目にして、初めて別のプロデューサーの PHIL RAMONE を迎え

"HOT STREETS" を制作しました。

その頃から微妙に失速し始めて TOM DOWD を迎えた "CHICAGO XIV" 

では、ヒットシングルすら出せないスランプに陥りました。

 

 

そして

この "CHICAGO 16" のプロデューサーに起用したのが DAVID FOSTER 

でしたが、見事に CHICAGO を復活させ、再びバンドを超黄金期に導き

ました。

永遠に残る美しい "HARD TO SAY I'M SORRY" を PETER CETERA と

DAVID FOSTER が共作しました。

当然 DAVID FOSTER なので TOTO 一派の超一流ミュージシャンたちが

参加し、見事に低迷していた CHICAGO を支えました。

 

PHIL RAMONE と TOM DOWD は超大物プロデューサーですが、この

二人と DAVID FOSTER との決定的な違いは PETER CETERA と共作が

出来たか、出来なかったかということだったと思います。

DAVID FOSTER はプロデュースする作品のほぼ全てで、必ず曲を共作

または提供しているので、低迷していた CHICAGO の危機を救えたのは

間違いないですね。

 

 

 

 

 

 

■HARD TO SAY I'M SORRY

■LOVE ME TOMORROW

■WHAT YOU'RE MISSING

 

 

 

 

 

このアルバムからは3枚のシングルがリリースされて、全米9位 アメリカ旗 の

ヒットになり CHICAGO にとって、10枚目のベスト10アルバムに

なりました。

僕の世代はまさに、このアルバムで CHICAGO のことを知った人たちが

多くいたんじゃないかな。

まさに PETER CETERA が CHICAGO のイメージになっていたと思う。

 

ただ CHICAGO の長い歴史を知るために、古いものを勉強していくと

CHICAGO の全盛期を作ったのはキーボードの ROBERT LAMM なんだ

ということが分かります。

ただ低迷しだした頃には、なかなかヒット曲が書けないようになってい

たんだと思います。

 

この "CHICAGO 16" は DAVID FOSTER に全て任せて、作曲から離れ

PETER CETERA と DAVID FOSTER がほとんどの曲を書きました。

それが復活出来た英断だったんだと思います。

 

ちなみに、今の CHICAGO は PETER CETERA も BILL CHAMPLIN も

JASON SCHEFF もいなくて ROBERT LAMM が続けているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シカゴにとっては "IF YOU LEAVE ME NOW" 以来7年ぶりになる通算

2枚目の全米1位 アメリカ旗 となり、世界中で大ヒットしました。

US ADULT CONTEMPORARY チャートでは、通算5枚目の1位になり

アメリカだけでも100万枚を超えるヒットを記録しました。

あの頃ラジオを聴いてると この "HARD TO SAY I'M SORRY" が毎日の

ようにながれていて、アメリカに憧れていた頃だったので、いい思い出

だなって思います。

 

歌詞がいいですね。

いい大人になると、それなりに人生経験もあったりするから、この曲の

歌詞のことが、若い頃よりは理解出来たりするのかなって思います。

このPVも録画して、何度も観ていました 星

CMや番組など多くのサウンドトラックに使われています。

 

 

 

■CHICAGO のことを少し書いています。お時間あれば

■WILL YOU STILL LOVE ME? / JASON SCHEFF がバンドを救いました。

■WHAT KIND OF MAN WOULD I BE? / 美しいラブソング

 

 

 

 

 

 

 

MY DREAM IS STILL ALIVE

ROUGH BOY