韓国では、政府が焦げ付きの融資を買っちゃった
不動産ブームの時には、銀行はこぞって、不動産・建設関連の融資量を増やします。
そして、ブームが去り、不動産価格・土地価格が下落し始めると、大量の不良債権が銀行に残ります。
このサイクルは、1980年代から変わりません。
世界中で同じことが繰り返されています。
この銀行の融資姿勢は何とかならなものでしょうか・・・。
不動産融資にカンタンにのめり込むのではなく、国を発展させる次世代の産業や技術を育てていく、という視点での資金供給になぜ進めないのか。。。
思えば、戦後からの日本興業銀行は、とてもよい仕事をしていたと思います。
興国、という観点で金融を見ていました。。。
さて、今回、お隣韓国では、
【 銀行の不動産向け焦げ付き融資を、国の設立した機関で買い取ってしまいました。 】
このあたり、日本の95年あたりと時代の雰囲気が似ています。
今、日本で、「国が銀行の焦げ付き融資を買い取る」のは、まず通らないでしょう。
90年代初頭は、ゼネコンや不動産会社から焦げ付いた土地を買い取る機関が、日本にもありました。
それらはまったくもって、
・ 混乱を鎮める、という言い分での「場当たり的な対応」
だったわけです。
これに気づくまでには、結構時間がかかります。
まだ、韓国はその前なのかな、と思います。
吉川克弥 拝
商魂タクマシイ 見習おう
オーストラリアの銀行で、コモンウェルズ銀行というところがあります。
この銀行、日本で日本人向けに、投資用マンションへの融資を積極的に行っているそうです。
(区分所有のマンション1部屋単位です)
評価額の80%までということですが、実際は、
【 国内の銀行の与信枠とは別 】
というところが一番のメリットでしょう。
不動産投資家は、目いっぱい(借りれる限り)ローンを借りようとします。
しかし、国内の銀行からのローンでは、不動産に対する担保評価の前に、
本人の年収枠などで頭打ちになってしまうのです。
コモンウェルズは、与信枠の信用情報が(おそらくは)邦銀と違うのではないでしょうか?
「都市銀行では断られたが、コモンウェルズでは借りられた!」ということがあるように思います。
面白いのは、もともとこの銀行、
日本国内での不動産融資は、北海道ニセコ界隈でのリゾート案件が最初だったそうです。
確かに、オーストラリア人がたくさんニセコに来ていましたね。
(オーストラリア人が日本で不動産を買うときにローンを出していた。)
そこから始まり、たった2年ほどで、日本人投資家向けの不動産ローンを出す。
このビジネスの展開力に、私はシビレました。
このあたりのスピードと、マーケット構築力は見習いたいですね。
吉川克弥 拝
変動から固定への借り換えは無理だよ
住宅情報誌では、定期的に「 住宅ローン特集 」をやっています。
まあ、内容は毎回まったく替わり映えしなくて
・ 固定金利と変動金利、どっちが得?
・ 金利が上がった時、返済額はどう変わる?
・ 月々の支払いが○○円なら、ローンは幾らまで借りられる?
こんなところです。
そのなかで、私がいつも気になるポイントがあります。
今、返済額が安いのは変動金利。
だから、ローンは変動金利で借りておいて、金利が上がりそうになったら、固定に切り替えよう!
とか。
住宅評論家とか、FP(フィナンシャルプランナー)のような人も、さもそれが可能かのように。。。
ひとつ言いたいのですが、
「金利の上昇ってのは、上がるときはホント早いんで・・・。」
もうひとつ、
「だから、実際には、金利上昇に備えて固定に借り換え・・・なんて無理なんですよ。」
。。。。
スペインなんか、国債の金利がこの1カ月で1%も上がってます。
1ヵ月で1%ですよ。まだ危機の序盤ですから、これからもっと上がります。
アメリカのサブプライム危機。
半年で2%FF金利が上がって、全部おシャカになりました。
金利が上がったら、与信が下がって借り換えなんてできなかったんです。
そんなもんなんです。
実際に、上手く変動から固定に借り換えた人がいたら、会ってみたいです。
多分、その人はプロだと思います。
その人は、住宅情報誌のローン特殊なんて読んでませんよ、きっと。
フツーの人は、気をつけましょう。
吉川克弥 拝