財務が厳しい不動産会社
経済新聞に、不動産会社の保有不動産含み益が載っていました。
財務の厳しさが一目で分かります。 読み方に注意がいるけど、面白い。
記事のまま、読んではダメです。(笑)
記事では、
企業名 含み益(億円) 簿価(億円)
三菱地所 20,588 28,507
三井不動産 7,539 18,458
ダイビル 971 2,393
平和不動産 373 2,076
野村不動産 325 6,072
含み益の多い順番に並べるとこうなるんですが(新聞記事)、
これは、簿価との比率で見ないといけないですよね。
簿価ということは、取得価格。
その取得価格、の裏側には、借入があります。
一見、平和不動産と野村不動産では、含み益が同じですが、
「含み益」÷「簿価」=含み益割合
を考えましょう。
含み益割合では、三井不動産とダイビルは、ほぼ同じですね。
野村不動産の、含み益割合が突出して低いですね・・・。
簿価に対して、5%程度の含み益となっています。
まー、こういっては何ですが、5%程度は評価のやり方でどうにでもなります。
同社にとっては厳しい環境ですね。
ところで、
・ 東急不動産
・ 住友不動産
・ 東京建物
はどうしたのでしょうか?
同様の開示を見てみたいものです。。。。
大手不動産会社であっても、これから数年で合併が進む・・・。
「三井住友不動産」は出現する可能性がある。
と、思っています。
吉川克弥 拝
NYとロボットトレーディング
昨夜のニューヨーク市場では、びっくりすることが起きました。
日本で言う、「日経平均株価(225社)」。
これに相当する、「NYダウ平均株価(30社)」が、
・ たった30分程度で
・ 10%程度急下降し
・ 7%戻しました。 【下図参照】
急激な下げから、リカバリーまで、たったの30分です。
確かに、ギリシャ問題など、マーケットに多くの不安要素はあります。
しかし、この瞬間的な上下変動は、異常です。
NYダウ平均と、日経平均はどちらもおおよそ10000ポイント(ドルor円)前後です。
日経平均が30分で1000円近く下がって、700円戻したと想像してみてください。
(↑1日の値動き)
この原因は、
「 ロボットトレーディング 」(コンピューター売買)です。
あるシグナルやトレンドを察知すると、コンピューターがものすごい速さで
売りや買いを仕掛けます。
暴落開始のきっかけは、プロクター&ギャンブル社の株価が急に
20%近く下げ始めたから・・・とのことですが、それとて明確は下げの材料は
見つかっていないのです。
日本でも、今年に入って、富士フィルム社の株価が、数分の間に5ー6%下がって戻す、というようなことが起きています。
東京証券取引所は、今年から高速売買システムを導入しました。
これにより、東京でもロボットトレーディングの素地ができたともいえます。
個人投資家が勝てるマーケットではなくなっていると思います。
ギリシャから始まるのか?
ギリシャがかなり大変です。抗議デモで3人が亡くなりました。
リーマンショック以来の金融危機で生じた不良債権で、
国そのものが吹っ飛びそうな勢いです。
ギリシャが吹っ飛べば、スペインもポストガルも、後に続くと思います。
金融危機をおさめるために、各国は大量の公的資金を投入しました。
その原資は、ほぼ国債の乱発行で賄いました。
金融マーケットの動揺は、それでいったん収まりました。
しかし、問題はそれからなのです・・・。
大量に市場に投下された救済資金、その原資は、国・・・、です。
結局、ソフリンリスク(国の破綻リスク)に帰結して行くのです。
Moody's等の格付け機関も、ギリシャ・ポルトガル・スペイン等をガンガン格下げしています。
ギリシャの2年国債利回りは、17%程度になっています。
ECB(ヨーロッパ準備銀行)のシュタルク副総裁は、
「われわれは、危機の次の段階にすでに突入した可能性がある。金融・経済危機にに続く、ソブリン債(国等の債権)危機だ。」
と言っています。
数千年前に文明がギリシャから始まり、近代金融システムの終焉もまた、ギリシャから始まる。
事実をよく知って、未来に向かって行動することが、とても必要だと思います。
動き出すことが何よりも重要だと思います。
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(株)不動産仲介透明化フォーラム info@rebc.co.jp
