スマホを投げつけて旦那が本気の怒りを見せても、私は平然としていました。
正直、自分でも自分の態度に「すごいな。お酒の力って怖いな」と驚いていました。
私の態度に一瞬面食らっていた旦那は、
「別に既読スルーしようがどうでもいいじゃん。俺がやめたらもうグダグダ言われることもなくなるんでしょ。だったらもうどうでもいいわ。やめる!やめますー」
言い方とその投げやりな態度にカッチーンときました。
「もういいよ‼もういい‼」
「A子とラインしてゲームするのが楽しいんだよね。いいよいいよ。やれば?」
「私の事が面倒だからって理由でやめられても仕方ないしね」
「うん。わかったわかった。好きにして。こっちもあんたなんかもう心底どうでもいいわ‼」
完全に子供同士のケンカでした。
でも私は「面倒だから」ではなく、私が嫌な思いをしている事を理解して旦那が自分の意思でやめてくれることにこだわってしまっていました。
その日の夜は何も考えないようにして長男の部屋で寝ました。
そして、翌朝待っていたのは恐ろしいほどの後悔でした。
「じゃあそうして」って一言だけ言っておけば終わっていたのに‼
朝食の時も夜も、私たちがお互い目を合わせる事はありませんでした。
過去最高ともいえるケンカをして、それでも旦那はラインを続けるのか⁉
99%、私の好きにしたらいいと言う言葉をそのまま受け取っているだろうと予想できました。
でも、懲りずに残りの1%にかけている自分もいました。
旦那がお風呂に入った後、私はスマホをチェックしました。
当然のように、A子から子供の様子を伝えるラインが来ていました。
「元気になって良かったよ。〇山さんも体調には気を付けてね」
以前と何の変化もないやり取りが続いていました。
やっぱりダメなんだな…。
でももう好きにしたらいいと言ってしまった…
やめさせるチャンスを自分で潰してしまった…
今後は「好きにしたらいいと言ったのはあんたでしょ」というセリフが飛んでくるのが想像できました。
この日から私は益々病んでいきました。
もう消えてしまいたい。
旦那はバカだけど、自分も同じくらいバカなんだと思いました。