『運命は後で決まるという考えはしません。』
着物のおばちゃんの声が聞こえてきて、
まあ、これはうちの先祖の誰もが思うちょる考えやろう、と思うた。
運命を、変えれる運命の人はおるかもしれんけど
うちらは前世をずーっと見よって、ある1つの事に対してのみ、それを成そうと仕組んできた人生やって、後何回生まれ変わった当たりに、それを成すことができそうな、という考えの元生きるけん
運命は後から決めるものではなく、初めから決めてそうなるように持っていくもの、と思うちょる。
まあ、努力を積み重ねていった挙句、本来の運命より道が分かれて良い運命を手にした、というような考えはせんがよね。
初めから、どうなろうが、そうなる運命、しかないがよ。
ま、これはうちらみたいな人間に起こる、運命の流れの話しやね。