魔王のお見合い! 第七十話『戦い勃発!』
「これが・・・魚になれる薬・・・」
「そうじゃ。」
物語は佳境にさしかかっていた。
ポニョリータが魔女の老婆に薬をもらうシーン。
守桜は緊張のためか、魔王の手を強く握りしめている。
(守桜さんの手・・・柔らかい・・・)
魔王が興奮していることなど気付かずに、守桜はスクリーンに見入っていた。
・・・
「さて、どこにいるのかしら。」
フューとジョンは迷っていた。
今いる映画館、『シネマ・ビッグ』はその名の通り、七つの上映会場を有している日本最大級の映画館である。
当然人間の数も多く、魔王を探すのは困難であった。
「どうしたの?氷神?」
フューたちがうろうろしていると、突然後ろから声がした。
二人が振り向くと、一人の女子高生が毅然とした様子で立っている。
敵意剥き出しの“それ”を見たジョンがフューの前に、盾になるように割り込む。
「受付の人、倒れてたけど。」
「ああ、少し凍らせていただきましたの。『お金がなければ入れません』って言うものだから。」
「ふうん。救急車呼んだけど。・・・氷神って野蛮なのね。」
「あなた・・・名前は?」
「ミク=ブラッディ。魔王様の『婚約者』よ。」
ミクが『婚約者』と言った瞬間、フューの眉が吊り上がった。
「ブラッディ・・・。吸血鬼ね。吸血鬼ごときが楯突くの。」
「『ごとき』かどうか試してみる?『元』婚約者。」
「・・・なまいき!」
フューが怒りの形相を浮かべ、ミクへ向かっていった。
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魔王のお見合い! 登場人物紹介(クララ=S=デビル)!
クララ=S=デビル
身長 ・・・161
体重 ・・・42
誕生日(太陽暦)・・・7.7
スリーサイズ ・・・80-55-82
魔王エルの腹違いの妹。
先代魔王と長倉 梨花の間に生まれる。
最初は魔王を試すために、お見合い相手として登場。
のち、魔王の嫁探しを手助けすることに。
魔界でアティとお見合いし、付き合うことになった。
お茶の湯大学附属高校に通うエリート女子高生。
容姿について
清楚という言葉がよく似合う。
ロングの黒髪は艶があり、美しいの一言に尽きる。
また、剣道部に所属しているため、体は引き締まっている。
制服(白を基調としたセーラー服)で行動することが多い。
裏設定
もともと人間界にいるので、魔王やヤンに比べ趣味は多い。
カラオケによく行く。
実はミクを連れて行ったこともある。
得意とするのは、BoAの曲。
ただ、よく聴くのはドーピングパンダ。
琴が得意。



↑↑「兄さんの応援、お願いします!」byクララ
※この項目は、随時更新していく予定です。
身長 ・・・161
体重 ・・・42
誕生日(太陽暦)・・・7.7
スリーサイズ ・・・80-55-82
魔王エルの腹違いの妹。
先代魔王と長倉 梨花の間に生まれる。
最初は魔王を試すために、お見合い相手として登場。
のち、魔王の嫁探しを手助けすることに。
魔界でアティとお見合いし、付き合うことになった。
お茶の湯大学附属高校に通うエリート女子高生。
容姿について
清楚という言葉がよく似合う。
ロングの黒髪は艶があり、美しいの一言に尽きる。
また、剣道部に所属しているため、体は引き締まっている。
制服(白を基調としたセーラー服)で行動することが多い。
裏設定
もともと人間界にいるので、魔王やヤンに比べ趣味は多い。
カラオケによく行く。
実はミクを連れて行ったこともある。
得意とするのは、BoAの曲。
ただ、よく聴くのはドーピングパンダ。
琴が得意。
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※この項目は、随時更新していく予定です。
魔王のお見合い! 作者からのお知らせ!
未来記事として『くわしい登場人物紹介』を掲載しました。
最近更新している、『登場人物紹介』に飛べます。
今は魔王とヤンだけですが、どんどん増やしていく予定。
前も述べましたが、好きな音楽など裏設定なども掲載しています。
(トップの記事掲載数を5件にしました)
↑↑とにかく上を目指します。応援よろしくです!
魔王のお見合い! 第六十九話『恋人よ!』
「兄さん・・・大丈夫かな?」
「だ、大丈夫ですよ!きっと・・・」(俺の部屋に・・・)(クララさんが!)
魔王たちが去ると、魔王府の役人による地下の補修が始まったので、クララはとりあえずアティの部屋に来たのだった。
良い意味で男らしくない、小綺麗な部屋。
「いい部屋だね。」
クララが、アティのベッドに座って部屋を見回した。
「そ、そうですかね?」
緊張による汗をかきながら、アティは答える。
「暑いの?」
「いえ!」
「じゃあ・・・緊張してるんだ?」
「・・・はい。」
完全に手玉に取られるアティ。
クララは『清楚』なイメージが強いのだが、ときどき『小悪魔』に変身する。
「敬語じゃなくていいのに。」
「一応・・・魔王様の妹君ですから。」
「ふうん。でも止めて。恋人よ?」
「・・・そうだね、ありがとう。」
雰囲気に身を任せ、アティはクララに唇を近づけた。
クララは気づいていない。
(ええい、ままよ!)
アティは、やるときはやる男である。
(いけええええ!)
「ねえ!」
クララが突然立ち上がった。
昔のギャグ漫画のようにズッこけるアティ。
「どうしたの?」
「なんでも・・・ないよ。」
「?・・・まあいいか。ねえ。兄さんを助けに行きましょう!」
「そ、そうだね・・・」
(また今度・・・頑張ろう!)
当面の目標ができたアティであった。
(まずはキス!)
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魔王のお見合い! 第六十八話『二度目の!』
「ポニョリータ!お前の家、借金まみれなんだって!?」
スクリーンの中で、高校生のポニョリータが周りの生徒に囃し立てられている。
「ふん。それがどうしたってんだ。」
必死に余裕の表情をつくって、言い放つポニョリータ。
「おいおい!噂は本当みたいだぜ!?お前の母ちゃんなんて・・・」
「それ以上・・・母を語るな!」
ポニョが、いや、ポニョリータが勢いよく立ち上がり、いじめっ子のリーダーを睨みつける。
・・・このリーダーこそが、後に魚になろうとするポニョリータを止める親友となるのだが。
「かわいそう・・・」
魔王の隣で、守桜が涙目を見せていた。
「は、はい。」
とりあえず返事をする魔王。
一度観た映画なので、さすがに感動は薄かった。
「でも、このあと・・・」
このいじめっ子が味方に転ずる、と言おうとすると、
「言わないで、ばか!」
という守桜の小さい叫びに遮られた。
(ばか、か・・・)
魔王になってから、ほとんど言われたことのない言葉であった。
・・・
「さて、映画館の中に入れたところまでは良いのですが・・・どうしましょうか。」
フューが困った顔でジョンを見つめる。
「うむむ・・・」
「役立たずね!」
ジョンに期待していただけに、残念であった。
「こうなったら、魔王様の交際相手の方を、氷漬けにしてしまいましょう。」
(恐ろしいお方だ・・・)
自分の主人に畏怖の念を抱きつつ、黙ってフューに付いていくジョンであった。
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スクリーンの中で、高校生のポニョリータが周りの生徒に囃し立てられている。
「ふん。それがどうしたってんだ。」
必死に余裕の表情をつくって、言い放つポニョリータ。
「おいおい!噂は本当みたいだぜ!?お前の母ちゃんなんて・・・」
「それ以上・・・母を語るな!」
ポニョが、いや、ポニョリータが勢いよく立ち上がり、いじめっ子のリーダーを睨みつける。
・・・このリーダーこそが、後に魚になろうとするポニョリータを止める親友となるのだが。
「かわいそう・・・」
魔王の隣で、守桜が涙目を見せていた。
「は、はい。」
とりあえず返事をする魔王。
一度観た映画なので、さすがに感動は薄かった。
「でも、このあと・・・」
このいじめっ子が味方に転ずる、と言おうとすると、
「言わないで、ばか!」
という守桜の小さい叫びに遮られた。
(ばか、か・・・)
魔王になってから、ほとんど言われたことのない言葉であった。
・・・
「さて、映画館の中に入れたところまでは良いのですが・・・どうしましょうか。」
フューが困った顔でジョンを見つめる。
「うむむ・・・」
「役立たずね!」
ジョンに期待していただけに、残念であった。
「こうなったら、魔王様の交際相手の方を、氷漬けにしてしまいましょう。」
(恐ろしいお方だ・・・)
自分の主人に畏怖の念を抱きつつ、黙ってフューに付いていくジョンであった。
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