姫彼岸花 ネリネのうた -5ページ目

過ぎてくけど




なんとなく過ごしてても、毎日は過ぎていって過去になる。





もう9月も後半だよ。





でもこのなんとなく過ぎてく毎日は、結構すきで愛しい。





いま、そう思ってます。





こんな風にずっと、君と過ごせたらいいな!








*

9月




もう9月だね。





早いね。





早いから…、





きっとあっという間に、君は消えてしまうんだろうね。





いくら思い出に残そうとしても、





あと3ヶ月と数日だよ?





たったそれだけの短すぎる時間の中で、





あたしは君に何を残せるかな。





あたしは一生消えないくらい、君を焼き付けられる?





どうしたら、この不安を取り除いて





残された時間を、褪せないくらい色鮮やかに出来るかな。





あと3ヶ月したらなくなるこの優しい腕を





どう悲しまずにいられるの?





あたしね、できるならずっと笑ってたい。





君が笑顔がすきって、言ってくれたから。





君のために、笑ってたい。





ずっと。





ずっと、





…笑っていたいよ。









*

キス




あなたの





私を抱き締める腕に





小さく 何度も





キスをした。





好きで 大好きで





たまらなかったから。





愛しい人





明日も、負けないで。









*