■ 定例のエンジンオイル交換作業
管理人が主に林道ツーリング用として運用中のヤマハセロー250「ねこまぶし」
管理人が運用するバイクに関して、最近よく見かける「キーレス・スマートキー」等の器材を現状では利用していないので、必然的に一般的な物理キー(イモビライザー機能が付いているものもあるが)を利用することになる。
そんなバイクのキーに、他のバイクのキーや、キーホルダー、家の鍵などを多量に取り付けて、キーをジャラジャラと集束して使うような事はキーシリンダーまわりを傷つけたりするので行わないのだが、それでもメインキーとトップケース等ケース類のキー、ヘルメットホルダーのキーが別体であればそれらのキーくらいは連結して使う場合もある。
そんな場合は、走行中のキー類の動きにより、その周囲を傷つけてしまう場合もあるので、メインキーシリンダーまわりを保護するために、キー類を収納するためのケースを3Dプリンターで印刷するなどして取り付けたりすることもあったりするのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だっ
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ メインキーシリンダーまわりの保護ケース
セロー250のメインキーシリンダーまわり、
こんな状況。
メインキー(物理キー)だけをキーシリンダーに挿して使っている分には問題ないのだが、セロー250のメインキーに加えて他のキーやキーホルダー類を取り付けると、周囲の塗装を削ったりすることになる。
■ Ver.1.0
そこで、これまでは柔軟なフィルムで周囲を覆ったりしてきたのだが、
3Dプリンターを手に入れたということで、
とりあえず適当なケースを作ってみた。
CADも3Dプリンターも使い方を手探りしている状態。
これだけの部品だが、それなりに(無駄な)努力をして作成している。
キーシリンダーに取り付け。
ケースの深さを考慮しなかったので、ケースの真下は保護できるかもしれないが、キーホルダー等を収容する機能はほぼ無い。
とりあえず部品を作ったという実績を獲得した「プアーテック キーシリンダーのまわりに傷がつくのが嫌なので箱付けたVer.1」
続いて改良版の作成にかかってしまう。
■ Ver.2.0
Ver.1.0の反省から、多少「深さ」を考慮して作成する。
前回に比べて、だいぶ深さが増している。
さらに、奥行きを増して容積を稼ぐために、トップブリッジ(ハンドルクラウン)の隙間がある部分だけでも底を深くしている。
たぶん初となるサポート材の除去。
今なら無駄な材料消費と余計な手間と印刷時間の長期化を嫌って、複数の部品を作って接合する等の方法で作成するのだろうが、この時点ではこれが精いっぱいの作品だったりした。
という訳で、
キーシリンダーまわりに、
取り付けた。
今回はそれなりに容積があり、キーホルダーやトップケースのキーも収容できた。
デザイン的に美しくないという大問題を除いて、他には特に大きな問題はなかった。
イマイチ納得できていないので、試用の後に改良版を作成することになる。
参考 Ver.2.0の上にVer.1.0を重ねてみた。
クラッチケーブルとの隙間や、ハンドルバー側のケーブルを通す余裕空間が欲しくなった。
■ Ver.3.0
いろいろとCADや3Dプリンターを操作してきて、それなりに覚えたり慣れたりし始めた頃、更なる改良版を作成を試みる。
という訳で印刷してみた。
今回は容積を稼ぐだけでなく、保護面積も増やしている。
ついでにケーブル類との干渉を防ぐために、ケーブルの形状に合わせてケーブルの「逃げ」を設定。
ちなみに3Dスキャナー等の器材は保有していないので、金尺で実車のサイズを計測しているほか、適当な立体を組み合わせて、その角を落とす等の処理によって曲がったケーブルのような形状を作成している。
ちなみに「水抜き穴」は後加工で開けている。(ピンバイスで)
キーシリンダーまわりに、
取り付けた。
ハンドルを左右に切ることにより、クラッチケーブル等の位置が上下に動くのだが、
今回は干渉を回避できている。
そんなわけで取り付けたキーシリンダーまわりの保護箱。
キーシリンダーの周囲を保護するという意味では、その機能をしっかり果たしている。
細かなところで微妙に改良した方が良いかと思う点もあったりするのだが、とりあえず実用上に問題はないので、このVer.3.0を装着したまま現在に至っている。