■ 窓ガラス落下&操作不能+雨
普段、ねこのす2で一番酷使されているのだが、あまり登場することもないホンダフリード「ねこまくら」
運転席の窓ガラスがドア内部に落ちたまま上がらなくなってしまったので、仕方なく管理人が修理しているところの第三回目。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 前回からの続き
前回まで、ウインドウガラスを上下させていた機構(ギアやモーターまわり)を分解したところ、ギアを収めていたケースの金属製の蓋(カバー)内部が錆びていた他には、大きな破損部分などは確認できず、とりあえず(交換する部品等も用意してないため)元の部品を用いて復旧することになった。
(運転席のウインドウ落下【窓落ち】パワーウインド修理#1 ホンダ フリード「ねこまくら」)
その結果は、それまでと同様、窓ガラスは動かない(操作できない)まま。
(運転席のウインドウ落下【窓落ち】パワーウインド修理#2(一次結果)ホンダ フリード「ねこまくら」)
おそらく樹脂製ギアの中心付近にあった部品等が原因だったのではないかなどと考えたりするのだが、今回は故障の原因追及よりも運転席ドアの窓ガラスを操作できるようにすることが最優先なので、問題がありそうな部品を入れ替えて修理してしまう。
ちなみに、ホンダ純正の新品部品を取り寄せると、管理人のいつもの厳しい諸般の事情等に問題があるので、今回は中古部品を取り寄せて部品交換を行うことにしている。
という訳で、取り寄せた部品。
フリードGB3の運転席ドアガラスウインドウ用の駆動部分。
同様の部品が多数出品されていることもあってか、(管理人の感覚では)非常に安価に入手することができた。
それまで本車に装着していた駆動部分(画像右)と、
今回取り寄せた駆動部分(画像左)。
両者を見比べてみる。
見た目で大きな違いは見あたらず。
レール上のスライダーを動かしてみたり。
念のため、モーターとギアのユニットを取り外した。
それまでのユニットでは、金属製蓋の内部が錆びていたのだが、今回取り寄せた部品の金属製蓋の内部を確認するかどうか考える。
既存の金属製蓋は一度も分解等行っていないにも関わらずギアケース内部が錆びてしまっている。
今回取り寄せた中古部品のギアケース内部が錆びているのかどうか不明なのだが、今回「かしめ」てある金属製蓋を開けることで雨水等が浸入するようになり、それまで錆びていなかった金属製蓋を錆びさせてしまう可能性も考えられなくもない。
が、やっぱり内部が見えないギアケース内部。
中身が気になって仕方がない。
そもそも、取り寄せた部品が既に錆びている可能性もあり、仮に既に錆びているなら、問題が発生する前に何らかの対処ができるかもしれない。
カシメ部分を外して、金属製蓋を取り外した。
幸いなことに錆は見あたらず。
クリップを外して樹脂製ギアを外す。
内部にも特に錆は見あたらず。
樹脂製ギアの状態は前回見たギアと同様。
樹脂製ギア。
特に問題が見つからなかったので、
各部にシリコングリスを塗って、
ウォームギアとか、とりあえず塗ることができるところにはシリコングリス。
ギアの歯内にもグリスを塗りこんで、
ダンパー等を組み込んで、
裏側に駆動力を出力する軸に繋がるプレートを、
組み込んで、Cクリップで留めて、
こちらが錆びていない方の金属製蓋。
水が浸入して錆てもらっても困るので、何らかのコーキングとかしておいた方が良いのだろうな。
金属製蓋を取り付け、
ここでも両者を比較。
中古部品に付属していた配線が途中で切られたコネクターを取り外し、
今回、スライドレールとシャトル(スライダー)部分はこれまで使用していた部品を再利用する。
これまでと同じスライドレールとスライダー。
摺動部分をシリコングリスで潤滑しておいたというのも再利用の理由の一つ。
これら駆動部分を、
前回と同様、ドアの内部に取り付け、
配線を接続。
取り付けた駆動部分のモーターに繋がるコネクターにも車体側の配線(コネクター)を当然接続。
ドアの内部防水フィルムを復旧し、
ドア内部のガラスを上から見る。
ドアの内張等は前回と同様に仮復旧。
ウインドウのスイッチを配線と接続したところで、さっそくウインドウガラスの上下操作を行って、修理の結果を確認する。
結果は、無事に運転席ドアウインドウガラスを上下に操作可能になった。
ガラスが上端・下端どちらでも特に動きに問題はない。
窓ガラスの動きも軽やか。
これなら今回の目的は成功と考えて良いだろうな。
その後、内装・内張部分等を復旧。
しばらく本車の運用を行い、特に支障もなく使用できているようなので、今回の修理作業は完了としておいた。
■ その他
今回は使用する部品として、安価な中古部品を取り寄せて修理を行っている。
結果、新品部品を取り寄せる際の部品代と較べて、数分の一から一桁違う程度の費用で修理が完了した。
今後、長期に渡って使用を継続する予定の、お気に入りの機種等であれば、正規の新品純正部品を取り寄せる可能性がないとは言えないのだが、今回のように「とりあえず機能さえ復活すれば良い・・・」という状況であった場合、今回管理人が行ったような中古部品等の安価な資材を用いた「適当な作業」も有効なのだろうな。