■ 初のスズキ歴史館
昨日、予定していた行事が(その前日になって)たまたま先送りになったことから、若干の活動時間が確保できたりした管理人。
これまで興味は持っていたものの「要 事前予約」という結構高いハードルがあって、訪問する機会が作れなかったスズキ歴史館。
今回、管理人にとって人生初となる「スズキ歴史館(https://suzuki-rekishikan.jp/)」を訪れてみることにして、前々日の日付が変わる少し前に(スズキ歴史館の)見学予約を入れ、昨日の訪問 (参考)浜松方面にやってきた。 スズキ歴史館 に向けて準備をしたのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 出発とか
この日、朝から細々とした用事を片付けて、ようやく出発準備を整えたジクサー150「ままかりー」
ジクサー150「ままかりー」
昨年末に導入して、まだナビゲーションデバイスはもちろん、アクセサリ電源の取り出しソケットすら未装備の状態。
今回のように、他県の・あまり詳しくない地域に行く場合、(時間的に余裕があれば問題ないのだが、あまり時間的に余裕がないツーリングの場合、道に迷ったりすると時間的にマズいので)ナビゲーションデバイスは無いより有った方が良かろう・・・とい考え、他の(運用中の)機種で行こうかとも考えたのだが、スズキの総本山とも言えるスズキ本社・その前にあるスズキ歴史館を訪問する際に(スズキ車を運用可能なら)スズキ車で訪れるのが礼儀的に正しいだろうと判断して、あえて予定の装備が間に合っていないジクサー150で出かけている。
出発して、とりあえずねこのす地方と静岡方面とを結ぶ、国道1号線、国道23号線を目指して移動する。
この日、管理人のまわりにはなぜかスズキ車が多かったりした。
画像はGSX-R125
(他にはホンダのGB350系も多数見かけたが。)
国道23号線、バイパス区間を快調に走り、
道の駅 にしお岡ノ山 とかで休憩。
ここでもなぜかスズキ乗りが多かった。
SV650とか、
最近、多数見かけるVストローム250SXとか。
管理人のジクサー150と同じ「みかん色」のSXも複数台すれ違う。
蒲郡付近、海の近くの山の中、のどかな空間を走り抜け、
道の駅 とよはし で多数のバイク乗りと会う。
その後、浜名バイパスを通過。
さすがに「ならし運転中」のジクサー150なので、それなりの流れに合わせて移動しておく。
浜名バイパスの浜名大橋を渡る。
■ スズキ歴史館到着
浜名バイパスを越えたあたりで、国道1号から左に曲がり、スズキ本社方面に向かう。
たまたま曲がった交差点付近で、「スズキ本社↑」とかかれた案内看板があったので、迷わず訪れることができた。
スズキ歴史館の駐車場
バイク達。
スズキ本社方面を見る。
スズキ歴史館入口。
入口を入ると受付で予約時の確認メールを見せ、
1階ホール内を見学。
ここで販売されているグッズとか。
そのうち一台は市販車のVストローム1050か。
ジムニーのラダーフレームが展示されている。
いまどきラダーフレームを持つ市販車は(国内メーカーだと)他にはランドクルーザーくらいか?
ちなみに、管理人は初めて購入した「公道を走行可能な四輪車」はジムニー(JA71インタークーラーなし)で、こいつは一度フレーム単体にまでばらして、これと似たような風景を見た記憶がある。
エンジンとか。
いろいろとみっちり詰まった現代のエンジン。
普段はあまり見る機会がないステアリングコラムとか。
直線状につなげたい気もするが、衝突時の事とか、限られたスペースの事を考えると、こういった形になるのだろうか。
燃料タンク。
さすがに現代の燃料タンクは樹脂製か。
JA71やJA11とか、車両後部からスチール製の燃料タンクが見えているのと較べたら、ずいぶん車両中央寄りに移動しているのだが、やっぱり衝突時の対策とか、重心位置調整とかだろうか。
そして、最近なにかと話題にのぼる紙カタログ。
(参考)ヤマハ、紙カタログ全面廃止とか
また後でとりあげたりするかも。
■ 2階
さっそく階段を2階にあがり、順路を参考に見学。
設計部門だろうか。
かつて実際に制作されたカットモデルとか、
「車ができるまで」的な解説でしばしば登場するクレイモデル。
最近のCADを利用した設計でもクレイモデルを作るのか知らないが、作るのであれば大変な作業だろうな。
(もし作るなら機械で大まかなところのクレイモデルは作れるのだろうが。)
このモデルの表面に貼るフィルムがずいぶん高価だとかいう話は聞いたことがある。
あまりにきれいに表面処理された部分と、茶色の粘土の部分があり、見方によっては「実車(の半分に)粘土を貼り付けただけ」のようにも見えてしまう。
クレイモデルとか、設計段階の模型的なものといえば、
二輪車にも(当然?)存在していた。
車体とかデザイン的な面が大きい場所はもちろん、エンジンといった「機械が主」といった部分にもモデルが用意されている。
ジムニーのラダーフレームを持つ構造は、やっぱりカットモデルを作ると映える。
他に、ひっそりとおかれた二輪車・スクーター。
水素タンクを装備する燃料電池車だったか。
その他、ある業界で多数運用されるキザシとか、
ちょっと懐かしいリカージョンとか。
その他、ちょっと専門的な分野の展示とか、
金型・砂型や、
それを用いて作った鋳造とか、
他に興味をひいたものとか、
実際に模型がベルトコンベアーで流れてきて、
中央の映像部分で鍛造が行われる。
さすがに見学者の目の前でガンガン鍛造するのは無理があるだろう。
(作ってしまった部品をどうするのか?という問題もあるし)
そして、映像の中で流れていた製品が、実物になってベルトコンベアで流れてくる。
実物と映像を組み合わせた展示は、映像だけのものより理解しやすいと感じる。
あと、製造現場では当然計測も重要なのだろうが、
管理人のような素人は、「ノギス等の計測機器で計測すれば良いのでは?」などと考えてしまうのだが、
生産現場では「数値を測定する」というよりは「正しいかどうか」とか「許容値内かどうか」が重要だと思われるので、画像の「はさみゲージ」のような「判定用の」器材が有効なのだろう。
他に、
樹脂部品の射出成型の解説とか。
このあたり静岡市駿河区恩田原方面にも見学に行きたいと考えているのだが、
こちらのブースで「解説のボタン」を押すと、
上の方の球体内に収められた樹脂ペレットが画面の中で金型内に射出成型?されて、
下の出口からカプセルに入って出てきた。
これも映像と実物を組み合わせた展示になる。
カプセルの中身は樹脂成型された車の模型の模様で、よいお土産ができた。
当初、こんな模型が出てくるとは知らなかったので、貰ってよいものか、どこかに戻さなければならないのか考えてしまった。
展示をよく見ると「お一人ひとつ」という記載があったので、もらっても良いことを理解した。
危うく解説を二回見てしまうところだった。
それから、生産現場で利用されるロボットアームとか、
見学者が設定した動作を、
ロボットアームが行う展示。
指定した場所に置かれたドアを、別の指定した場所に移動させる。
けっこうな勢いでドアを移動させ、
所定の位置に収める。
人が行っていたら苦労する作業でも、ロボットで実施できるなら非常に有効なのだろうが・・・
こんな内容を子どもに体験させたら喜ぶだろうな。
続いて模擬の生産ラインの解説では、
車体とエンジンの結婚式とか、
エンジンを持ち上げる方式。
タイヤを嵌める工程とか、
ドアを取り付ける前に、椅子を取り付ける工程の解説では、
車両が流れるラインの間を衝いて、
座席(シート)が保管場所からラインを渡って反対側に送られてくる。
ラインの車が動いていて、管理人が想定していなかったところに、シートが勢いよくラインを渡って送られてきて、ちょっと驚いたりした。
完成検査とかは、結構見なれた検査機器とかが登場する。(不合格がでないかドキドキする)
実際の工場を見学するのはもちろん素晴らしいのだが、(子どもとか連れていたりすると、)生産現場に迷惑をかけたりしかねないので、こういった子ども等でも安心して見せられる展示は貴重かと思う管理人。
そして、2階の別の部分では、
スズキが進出している国や地域の展示とか。
すっかり「リトルワールド」状態。
スズキといえば、インドで強いというのは有名だが、
管理人のジクサー150も、この中の一台なのだろうな。
インドはインドでもいろいろあるのだな。
最近、本社の食堂で提供する食事のことでニュースが流れていたのだが、本社の食堂で外部の人間が入れるところはないだろうか。
そして、マシーンの基本というか、元祖というか
機織り機とか
こちらの展示にはバイクも船外機もあるが。
あと、浜松といえば航空自衛隊の基地もあるので、こちらの展示もある。
あと、遠州の偉人たちとかの展示で、
スズキ、ヤマハ、ホンダの有名どころは当然知っていたのだが、
豊田佐吉が遠州出身だったのは知らなかった管理人。(三河あたりかと思っていた。)
■ 3階部分
2階から3階に階段で上る。
歴史を遡る的な階段の展示。
振り返って階段を見下ろすと、時代が新しくなっていく模様。
3階に到着すると、
自動織機がお出迎え。
鈴木式
改良自動織機
鈴木道雄
個人的に「マシーン」の元祖という認識。(撚糸機とか機織り機とか)
こういった基礎があって、バイクや車ができたのだろうな。
(飛行機は自転車が元祖というイメージもあるが)
正しく原動機付き自転車
その他、管理人にとって「紀元前」の機種から、最近のよく見る機種まで、市販車等の展示につながるのだが、次回に続いてしまう予定。