■ とりあえず整備

 先日、管理人のもとにやってきたセロー225W「ねこじやらしⅣ」 (参考) 新年度始動【毎月】 2021年04月

 運用中のセロー250「ねこまぶし」と、セロー225Wを並べて 「セロー通」や「セローマニア」を気取ろうかとも考えたのだが、すでに管理人のバイク保有枠はいっぱい。

 更に数台が「預かりものだから・・・」という理由で保管されていることを考えると、この先「2種類のセローを並べて嬉しいな!!」という状況は実現が困難である。

 ただ、セロー225Wの状況は、「万全の態勢」とは言い難い。

 他所に譲渡するにしても、とりあえず安心して公道走行ができるくらいにはしておかねばならないだろうということで、こっそり復旧作業を実施しておくのだった。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。

各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。

こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。

万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 到着時の状況とか

 管理人のもとに(ひさしぶりに)帰ってきたセロー225W「ねこじやらし」
 いつものステップワゴンで搬送。
 
 無事に「ねこのす2」までやってきた。
 
 程度が良いとは言えないが、年式を考えればこんなものかと思える状態。
 ちなみに本ブログでは、
 あたりに記載があったりする。

■ 前ブレーキまわり整備とか

 ちょっと違和感があった前ブレーキ。
 ひとまずブレーキキャリパーを取り外して
 ブレーキピストンのあたり
 
 分解してみた。
 
 前ブレーキのピストン
 
 汚れてはいるが、使えないほどではない。
 
 キャリパーも汚れているが、致命的な問題はなさそう。
 
 オイルシールを外して洗浄。
 
 マスターシリンダー側も清掃しておく。
 
 フルードを付着させたままにしたのか、塗装の傷みが激しい。
 
 もとの塗装は塗膜が浮いている部分もある。
 
 マスキングして塗装が剥がせる部分は剥がしておく。
 
 
 
 
 
 
 
 ミッチャクロンと耐熱塗料の艶消し黒
 
 乾燥させておく。
 

■ キャブレターまわり

 キャブレターは見ておいた方が良かろうということで、
 サイドカバーやシートを外す。
 
 燃料ホースは念のため交換しておいた方が良かろう。
 
 燃料系統は意外ときれい。
 
 燃料タンクを外す。
 
 フレームまわりも思ったより錆が少なかった。
 
 燃料タンク内も錆が見当たらなかった。
 
 エアクリーナーケースとバッテリーケースを後方に引いて、
 
 キャブレターを取り外した。
 
 ゴム製のマニホールドはできたら交換したいところ。
 キャブレターのプラスチック製部品等も。
 交換自体はそれほど手間がかかる訳でもないので、今回はパスしておくが。
 
 吸気側
 
 中をのぞいてみる。
 エンジンコンディショナーを噴射しておいた。
 
 キャブレターのインテイク側。
 
 エンジン側
 
 フロートチャンバー内。
 
 フロートまわり。
 
 ジェット類もつまりは無い模様。
 
 キャブクリーナーを吹きつけて、簡単に汚れが落ちた。
 
 気持ちが良い。
 
 他の部分も。
 
 簡単に溶ける汚れで助かった。
 
 燃料ホースも手持ちの耐ガソリンホースで交換しておく。
 
 スパークプラグも、
 
 点検しておいた。
 
 燃料コックとか。
 機能に問題は無い模様。
 燃料ホースを新しくしておいた。
 
 キャリパーの内部。
 シール溝の中に汚れが溜まっている。
 
 そこで新たな工具を投入。
 「キャリパーホジ郎 バイク用」
 だいぶ前に購入しておいたのだが、活躍する機会がなかったので今回が初登場である。
 
 さすがに専用の工具。
 シール溝の中に溜まった汚れやカスを簡単に取り除くことができる。
 
 これまでは適当なドライバーや塗料調合用のヘラを曲げて使用していたのだが、それよりも楽に汚れを落とすことができた。
 
 綺麗になったキャリパー。
 
  この後洗浄しておく。
 
 ブレーキピストンのほうも、
 
 大きな錆や傷も見当たらなかったので洗浄して利用する。
 
 オイルシールを溝に嵌めて、
 
 ピストンを挿入。
 
 パッドにスレッドコンパウンドを塗り、
 
 スライドピンやスライド部分にグリスを塗り、
 
 マスターシリンダーにはフルードを充填。
 
 キャリパー側から負圧でフルードを吸引。
 
 エア抜きをしてブレーキのタッチが良くなったので、続いてリアブレーキのフルード交換に移行する。
 
 続いてしまう。