てんちょうです。
今日も、春めかしい、気持ちのよい天気でしたね。
今日は、公認心理師試験にも出る
(かもしれない)、臨床心理学の豆知識を。
SUDs、といういい方が心理学用語であります。
読み方は、サッズ、と呼ぶことが多いかな。
一般の臨床心理カウンセリング、
精神分析やロジャーズの傾聴を大事にするカウンセラーは、
あまり馴染みがないかもしれませんが、
行動療法学派のカウンセラーは、なくては始まらない日常用語です。
Subjective Unit of Disturbance scale
の略で、
1950年代もの昔、系統的脱感作のウォルピが考案した、
主観的な苦痛の点数のこと。
← 賢く見えるように、もちろんネットで調べた(^_^;)
J.ウォルピ

例えば、
一番キツイが10として、
全く平気!が0だとしたら、
そのイライラは、いくつ?
とか、主観的な苦痛を聞くわけです。
医療や福祉の現場では、
今日の体調気分や、痛みを、数字で聞いてみたり、
認知行動療法で、感情の苦痛度を数字で表したり、
強迫性障害の暴露療法で、苦手ランキングをリストにして、
取り組んだりするのです。

トラウマケアの手法でも、SUDsはおなじみ。
EFTタッピングや、EMDRでも、なんでもよいのですが、
脱感作手順を行った後、
SUDsが、7から、4に下がった、
とゆうふうに、確認するのに使うわけです。
数値化する、
それだけですが、ウォルピのこの発明は、
なかなか、いいと思います。
← 出た、上から目線 笑
実際にやってみると、わかります。
はい、どうぞ。
「今の体調に点数をつけるとしたら、何点ですか?」
70点?
40点?
つけましたか?
はい。
どんな感じがしますか?
数値が何点かではなく、
自分だけの感覚に、フォーカスを当てるということ自体に、
セルフモニタリングにスイッチが入って、
マインドフルネスの入り口や、
内部領域の気づきにアクセスするとか、
一つ、意識のチャンネルが変わる感じが、僕はするのです。
誰かが、誰かの価値観で、評価するのではなく、
自分で自己採点してもいいと、許可されているわけですから。
フェルトセンスや、身体感覚を問われても、
ピンと来ない人でも、
数字にしようと思うと、不思議と
アクセスしやすくなるように思います。
感覚は左脳、数字は右脳の機能と考えると、
左脳と右脳のバランスを整える効果も、
あるのかもしれないと、思ったりします。
ただの評価手段ではなく、
治療効果すら、あるように感じるのです。
ウォルピはどう言うだろう。
えーっと、
うんちくが長くなってしまった~~
ここから
書きたいことがあったのですが、、、(笑)
SUDsの説明だけで、
もう長くなったので、
今日はここまで
続きはまた、今度~~!
おやすみなさい。