[ 神域 ] | ラウルイクセンバーグ 『人間とは何だろう?』

ラウルイクセンバーグ 『人間とは何だろう?』

『人間とは、究極は何だろう?』
 古今東西の賢人の抱いたこの疑問の解読こそ、これからの人生を開く道だと確信しています。         Rauliksenburg

 [ 神域 ]
 沖縄県、那覇にある首里城は、築城されてから幾たびも焼失しております。沖縄戦での焼失は四度目、そして記憶に新しい2019年の本殿の焼失は五度目にあたります。その直前に内部を見学できたのは幸いでした。

 何度も焼失してしまう原因の一つとしてまことしやかに言われているのが、築城のために神の島、久高島のイシキ浜などから砂を運んで使ったためという説があります。

 琉球の創世神であるアマミキヨが最初に降り立った島が久高島と言われており、そこの一木一草たりとも持ち帰ってはいけないと現在でも言い伝えられています。
 久高島から本島に渡ってきた場所が百名浜。上陸した地点と言われている所に石碑(ヤハラヅカサ)が建っていて、満潮の時には先端が見えるだけです。

 久高島も何度か訪れ、その度に不思議な空気感を味わいました。カベール岬への道のりは特に感慨深いものがありました。

 百名浜の隣にある新原浜には、沖縄に行くたびに訪れ、ランチをとっていましたが、百名浜には今年初めて行くことができました。近くに拝所があるせいか、新原浜とは違った気配を感じました。

 失礼かと思う気持ちが少しありましたが、先端だけ見えるヤハラヅカサを背景に写真を撮っていただきましたが、帰京してから不思議なことがありました。
 神域、聖域と伝えられる所では気をつけているつもりですが、さらに心からの敬意を払い、接するようにしたいと思います。