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固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。



〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーンその⑩


今回は短編集でという事で、ドートマンダーの不運ぶりと活躍が凝縮されて楽しめます。

中でも銀行強盗に入るも先に別の悪党たちが銀行強盗を犯している現場にかちあい、人質にされてしまう『悪党どもが多すぎる』は、まさにドタバタコメディといった感じで、笑わないで読まずにはいられないんですが、その顛末まで含めて楽しい一編でした。

他にも、窮地に陥ったドートマンダーが機転を効かせて危機を脱する様子がいくつも見られるので、本当にずっと楽しくニマニマ。

そういった意味では、警官から逃れるべく入ったパーティ会場でのドートマンダーを描く『パーティ族』は、ドートマンダーの優しさまで見れるラストまで含めて好きな一編です。

また、シリーズに登場する愛すべき悪党たちはその一部しか登場しませんが、誰をも不快にさせてしまう故買屋アーニーの活躍ぶりが楽しめる『雑貨特売市』も印象的です。


シリーズの長編は勿論どれも面白いんですが、ウェストレイクには長生きしてもらって、こういった短編ももっともっと書いて欲しかったです。。。
 

 

 

 
〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーンその⑨


冒頭、盗みに入った先で見つかってしまうドートマンダー。

警察官を煙に巻き、からくも難を脱する場面は読んでいて思わずニヤニヤしちゃいます。

さて、不機嫌な様子のドートマンダーの元に相棒のケルプが持ち込んできた仕事は、墓に埋められている棺桶を掘り起こし、そこに別に棺桶を入れるというもの。

実はそれは、絶滅したはずのアメリカ先住民のある部族の最後の一人だと名乗りをあげ、まるでかつてロシア大公の血を引くと詐称したアナスタシアのような詐欺を働く計画の一部。

その分け前をいただこうと、ドートマンダー、ケルプ、それにタイニーは仲間になるのですが、泥棒ではない仕事に自身のアイデンティが脅かされると感じているかのようなドートマンダー、哀愁たっぷりです(笑)。

実際、ドートマンダーたちの動きがあるのは後半に入ってからで、ドートマンダーとその仲間たちの活躍が見たいファンは物足りなさを覚えるかも。

けれども、うまくいきすぎていた計画が躓き、ついに本物の仕事、泥棒に取り掛かれると、骨の髄まで泥棒なドートマンダーが喜ぶ場面が訪れてからが俄然面白くなりました。

さて、詐欺の首謀者たちはドートマンダーたちのことを快く思っておらず、計画がうまくいった暁にはドートマンダーたちを排斥しようと考えていますが、その裏をかく様子もまた子気味良かったですね。

とはいえ万事うまくいったかに見えたところで新たな不運が。

前作のようなオールオッケーなエンディングもいいですが、こういう皮肉めいた結末こそドートマンダーらしく、いいですね(笑)。
 
 

 
〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーンその⑧
 
 
留守と思って入った大富豪宅。
 
不倫相手と逢引中の大富豪フェアバンクスに捕まっただけでなく、恋人のメイから幸運をもたらすものとして貰った指輪を盗まれたドートマンダー。
 
怒りに燃え、奪い返さんとするも失敗するたびに懐が温かくなっていく様が可笑し過ぎます(笑)。
 
また、指輪を盗まれた事を知った悪党仲間から、心配しつつもついつい笑ってしまう、そんな電話が次々と掛かってくるのも可笑しかったなぁ。
 
そんな悪党仲間、これまで登場したキャラクター総出でラスヴェガスに乗り込んでの大計画の行方は?!
 
いつも通り不運は不運でも、今回の不運は一味違って幸運をもたらすもの。
 
ケルプのドジっぷりも無く、むしろ大活躍を見せて恋人まで?!
 
最終的にはまさに大団円で、みんながハッピーといえるラストも実に楽しかったです。
 
 

 
〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーン⑦。
 
誰もが恐れる大男タイニーのいとこで、タイニーほどでは無いけどこちらも大男のグリクによる依頼は、ツェルゴヴィアは新興国として国連に加入するために必要な聖女の大腿骨を、分裂した隣国ヴォツコイェクの大使館から盗み出すというもの。
 
タイミングを計った完璧な計画を実行も、ほんのちょっとの運の悪さから捕まってしまうドートマンダー。
 
英語が話せなふりなどして脱出を図ろうとする彼の口から「アフガニスタン・バナナスタンド」の言葉がまた聞けるとは(笑)。
 
なんとか逃げ出せたものの、コケにされたと憤慨するドートマンダー。
 
そんな彼に仲間達が協力し、復讐していく様は子気味良いだけでなく、ドートマンダーの仕掛けた罠に、まんまと嵌ったヴォツコイェク国大使のフラデツが若干気の毒の思えてくるぐらい、もう可笑しくてしょうがありません。
 
そうそう、いとこのタイニーでさえうまく発音できないグリクの事を、何故かドートマンダーだけがきれいに発音できるという様子が繰り返されて描かれるのが、いつの間にかツボに入ったりもしました(笑)。
 
500項超えのボリュームでしたが、最後の最後、オチまで楽しかったです。
 
 

 
おやつに食べたベイクドドーナツ(クッキークリームとピーナッツバター)。
 
「ENZO COFFEE」さんに珈琲豆を買いに行ったついでに買って帰ったものです。
 
美味しく、一個でも結構お腹膨れます。
 
人気らしく、この日も珈琲ではなくドーナツだけ買いにこられているお客さんもいらっしゃいました。
 
 
 
 
 

 
春の花といえばオオイヌフグリ。
 
名前はアレですが、好きなお花です🌸