『骨まで盗んで』 ドナルド・E・ウェストレイク | 固ゆで卵で行こう!

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〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーン⑦。
 
誰もが恐れる大男タイニーのいとこで、タイニーほどでは無いけどこちらも大男のグリクによる依頼は、ツェルゴヴィアは新興国として国連に加入するために必要な聖女の大腿骨を、分裂した隣国ヴォツコイェクの大使館から盗み出すというもの。
 
タイミングを計った完璧な計画を実行も、ほんのちょっとの運の悪さから捕まってしまうドートマンダー。
 
英語が話せなふりなどして脱出を図ろうとする彼の口から「アフガニスタン・バナナスタンド」の言葉がまた聞けるとは(笑)。
 
なんとか逃げ出せたものの、コケにされたと憤慨するドートマンダー。
 
そんな彼に仲間達が協力し、復讐していく様は子気味良いだけでなく、ドートマンダーの仕掛けた罠に、まんまと嵌ったヴォツコイェク国大使のフラデツが若干気の毒の思えてくるぐらい、もう可笑しくてしょうがありません。
 
そうそう、いとこのタイニーでさえうまく発音できないグリクの事を、何故かドートマンダーだけがきれいに発音できるという様子が繰り返されて描かれるのが、いつの間にかツボに入ったりもしました(笑)。
 
500項超えのボリュームでしたが、最後の最後、オチまで楽しかったです。