固ゆで卵で行こう! -40ページ目

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

自身で立ち上げた雑誌社の編集長、25歳のアンナ・オグルヴィは、アンナと雑誌社を共同で経営していた同僚2人が刺殺された現場近くで、ナイフを手にしたまま眠っている状態で発見され、4年間も彼女は眠り続けている。
犯罪心理学者で、睡眠に関する専門家のベンは、アンナを目覚めさせ刑事責任を問えるかどうか見極めるため、治療にあたることになるのだが…。
 
 
 
なんとも企みと謀りに満ちた小説!

前半はアンナも眠っているだけなので、何が描かれているのかよく分からないまま進み、退屈に思える人も多いかも知れません。

けれど、最後まで読んでその企みに震えて欲しい、そう思えるミステリーでありサスペンスです。


2人を殺害した後、眠り続けること4年のアンナの物語。

それを基本的には心療内科医のベンによって描かれていくのですが、そこにベンの別れた妻で刑事のクララ、ベンの上司であるブルーム、それにアンナについての真実を暴こうとするジャーナリストのローラと彼女が読むアンナの日記などが挿入されて構成されています。

それらを断片的につなぎ合わせて読んでいくと、読者は色々と気になったり変に思ったりすることが、いくつも出てくるかと思います。

そして、それらはどうもチグハグというか、整合性が取れていないかのように感じるのではないでしょうか。



以下、ネタバレあり注意! 未読の方は画像の下からはスルーで】
 
 

 
 
【ここからネタバレ】
 
けれども、本書の終盤で明らかになるのは、これまで読者が読んできたもの、それは実は、4年間の眠りから目覚めたアンナが真実だと思って書いた本そのもの。
 
実はメタ小説だったということが判明すると、これまで読んできたその印象はがらりと変わるはずです。

ただ、アンナが書いた物語だという事が明らかになる部分、そこをさらりと読んでしまってそのことに気付かないままで読み終えてしまうと、本書の感想や評価も違ったものになりそうですね。

実際、気付けなかったという読者も意外に多いようですし、先に本書を読み終えていた妻にそのことを話すと「え?そうだったの?!」と驚いていました。
もっとも気付かなくても、読み終えた後にもう一度読んでみたくなるほど面白かったようですが。

さて、アンナが書いた物語だというと、自身で雑誌を作っていたとはいえ、プロの作家ではないアンナなので、いろいろツッコミどころがあるままなのも納得できるものが。

そして著者自身や本国や日本の出版社も公表はしていませんが、実は日本では同時期に刊行された『スパイたちの遺灰』のマシュー・リチャードソンと同じ作家だということもポイントじゃないでしょうか(調べるとすぐに分かってしまうそうです)。

そう、『スパイたちの遺灰』で緻密な物語を描いた著者だけに、アンナが書く物語も、実はわざと少し稚拙に描くことで読者をミスリードさせていたのかな、なんて考えるのはあながち間違いじゃない気がするのですが、どうでしょうか。

とはいえ、最後は真の真犯人であるクララの視点で物語は終わりますが、クララがベンと結婚したのも最初から計画の内だったのだろうか、ブルームは〈患者X〉としての子供の頃のクララに会っているのに、クララを見て気付かないものなのかなどなど、疑問はいくつか残ります。

でも、それってアンナの想像でしか描かれていないからなんですよね。
 
クララの語り部分は少ないので、もしかしたらその辺もしっかりとした理由があるのかも知れず、つっこみどころと思わされたところも実は著者の仕掛けなのかも?!

そういった描かれていないような余白部分も含めて、著者による企みと謀りに満ち満ちたミステリだと思うと、めちゃ興奮しません?!

ただ、本書がメタであるということは、本書の面白さを伝えるにあたって一番言えないポイントでありますし、前半は特に動きがほとんどないので、つまらないと思われてしまいそうなのが実に惜しいなぁと思います。

うん、本書を読んで面白かったと思った人に、未読の方にはどうお勧めしたらいいか教えて欲しいかも(笑)。
 
ちょっと前ですが、鯖江商工会議所1階にある「 impract (インプラクト)」さんで、お茶&読書をしてきました。

この日は暑かったので、自分も妻もアイスコーヒーを。

そして二人でアールグレイのバスクチーズケーキをパクついてきました。
 

 
ちょうど近くの西山公園でイベントをしていた日だったせいかどうなのか、意外にと言っては失礼ですが、店内は多くのお客さんで賑わっていました。

でも、席と席の間隔が離れていることもあって、他の人のお喋りの声などが気にはならず、本も集中して読めました。

週末は日曜しか営業していないのが残念なところ。

土曜も開いていたら利用頻度も高くなったかも。
 

 

 

おばが経営していたカフェを受け継ぎ、ボストンから小さな港町ドリーム・ハーパーに越してきたジーニーは農場経営者のローガンと知り合う。
二人はそれぞれ相手に好意を抱くのだけれど、ローガンには町の住人の前でプロポーズに失敗したという過去があり…。




ジーニーとローガン、最初から惹かれ合っているので、二人が結ばれていく様子を微笑ましくも楽しく、そして安心して読めるロマンス小説でした。


ボストンの街で働きづめだったジーニーは、ある日、アシスタントを務めていたCEOが職場にて心臓発作で亡くなっているのを発見し、それは自身の将来の姿ではと恐れを抱くように。

そんな時にあった、おばからのカフェを引き継がないかとの提案を受け入れたジーニーは、ドリーム・ハーパーへと移り住み、新しい自分と新しい生き方を模索することに。

そうしてカフェの再開のための準備期間中、毎夜不審な音を耳にするジーニーは意を決してバットを片手に扉を開けると、そこにはかぼちゃ(実際にはひょうたん)を抱えたあご髭の男性ローガンが。

不審な音に関して殺人者やお化けなどの妄想を膨らますジーニーですが、そんなジーニーのくるくる変わる表情や笑顔にローガンも急速に惹かれていきます。

しかしながら一年前に、都会から来た女性と恋に落ち、町の住人の前でプロポーズするも逃げられるという経験をしたローガンは、それがトラウマとなってなかなか前に進むことができません。

そのトラウマを克服するのは変わろうとする自分自身と、何よりジーニーへの本物の愛、そしてジーニーが持っている強さのお陰かも。

そしてジーニーもローガンに強く惹かれていくのですが、町の住人でローガンの友人たちからはローガンを傷つけるような事はしないでとの忠告を。

けれども誰かに頼るだけではなく、自分自身の力で問題を解決しようと決意する姿を見せてくれるので、こういった自立心の現れは現代ロマンスらしさも感じられて気持ちいいものがありました。

そしてジーニーに忠告した住人たちもジーニーの友人となり、ローガンとの仲をあたたかく見守りつつ背中を押す様子もまた微笑ましくも楽しかったですし、町の住人たちのゴシップ好きな様子も可笑しかったです。

それにしてもローガンが早とちりし、誤解し、ジーニーと離れようとする場面なんかは読んでいて叱りつけたくもなりました(笑)。

あ、あと、ジーニーのカフェに対する嫌がらせの正体については予想と違いました。


てっきり○○〇の方だと思っていたんですが、著者にミスリードさせられたかも(笑)。

 

 

さて、本書はシリーズ化されており、毎回主人公が変わりながらドリーム・ハーパーの住人たちを描いているそうで、小さな町のロマンス模様をまた楽しめそうです。
 

お久しぶりの「Trattoria la cala(トラットリア ラ カーラ)」さん。

 

この日はメイン料理がある方のランチコースをいただいてきました。

 

結婚記念日のお祝い月間ということで、プチ贅沢です(笑)。

 

 
 

 
前菜サラダ仕立て
 
 
 
 
 

 
自分は「魚介といろいろ野菜のスパゲッティー」を。
妻は「かきときのこ」のリゾットを。

 
 
 
 
 
 
この日のメイン「黒毛和牛のステーキ カポナータ添え」
 
 
 
 
 
 
 
さらに、もうすぐ提供終了という「岩かき」も。

大きな岩牡蠣、美味しかったです。
 
 
 
 
 
 
最後は自家製デザート(ティラミスとパンナコッタ)を。

ディナーで利用してみたいと思いつつも、いまだに実現できていないので、次の機会にこそはと思っています。
 
 

 
先日の結婚(入籍)記念日当日のでーと。

天気もいまいちということで、二人で読書タイムをとりに「あわい読書室」さんへ。

飲み物だけを注文したのは、夜のディナーに備えてお腹を膨らますわけにはいかないから(笑)。

https://ameblo.jp/rasimaru/entry-12939913176.html



それぞれ飲みもの片手に1時間半ぐらい、ゆっくり読書してこれました。

「あわい読書室」さん、土曜の午後は何も注文せずにゆっくり本を読んでいくだけでもいいという、なんとも嬉しい空間。

家にいると、ついついネットだったりTVだったりの誘惑に負けてしまうので、集中して本を読みたい時にまたお邪魔させてもらいたいです。
 

 
「グリーンレモンと福井梨のソーダ」、美味しかったです。