毎年恒例、昨年読んだ本の中で個人的に印象に残った作品、好きな作品の20作。
そして、毎年述べていますが、順位はその日の気分によって変わるので、参考程度ということで。
1位は『スパイたちの遺灰』マシュー・リチャードソン 著/能田優 訳
読んでいる間中ずっと楽しかった、新たなスパイ小説の傑作です。
2位は『少年の君』玖月晞 著/泉京鏡 訳
映画版とは違った感動を得れるので、映画しか観ていない人にも是非。
3位は『ボニーとクライドにはなれないけれど』アート・テイラー 著/東野さやか 訳
なんともキュートな、アガサ賞新人賞受賞の連作ミステリ短編集。
4位は『マーブル館殺人事件(上・下)』アンソニー・ホロヴィッツ 著/山田蘭 訳
ホロヴィッツの巧さに感服しきりです。
5位は『眠れるアンナ・O』マシュー・ブレイク 著/池田真紀子 訳
著者の仕掛けに満ち満ちたサスペンススリラー!
6位は『今を春べと』奥田亜希子 著
「好き」なことを大人こそ大事にしたいと、あらためて思わせてくれます。
7位は『こうしてぼくはスパイになった』デボラ・ホプキンソン 著/服部京子 訳
大人も子供も楽しめ沢山の人に読んで欲しい。ホームズ好きにもおすすめ!
8位は『終止符には早すぎる』ジャドスン・フィリップス 著 /矢口誠 訳
終盤に入ってからの描き方、なんかいいのよねぇ。
9位は『私立探偵マニー・ムーン』リチャード・デミング 著 /田口俊樹 訳
なんと、「このミス」1位! 古い作品だけどハードボイルド&本格ミステリが楽しめます。
10位『闇より暗き我が祈り』S・A・コスビー 著/加賀山卓朗 訳
コスビーのデビュー作。魅力的な登場人物にはシリーズ化されて欲しいぐらいです。
ちなみに、昨年は再読本なども含めて117冊読んでいたようです。
近年にしては多い方ですね。
年末に異動があってバタバタしていなければ、120冊までいけそうだったかも。
2026年も素敵な本との出会いがありますように☆
自身の体験を元にミステリー作家としてメジャーデビューを果たしたアーネスト・カミンガム。
まだ二作目も発表できていないにも関わらず、推理作家協会主催の50周年イベントに招かれ、豪華列車3泊4日の旅に出ることに。
イベントには錚々たる作家たちが招かれていて、アーネストは萎縮するが、その旅の途中に作家の一人が殺害されてしまう。
一般客も含めて列車の中には容疑者たる人物が多数いる中で、アーネストは二作目執筆への意欲からも事件の捜査に乗り出すのだが…。
『ぼくの家族はみんな誰かを殺してる』に続くシリーズ2作目。
前作の出来事を小説として出版したアーネストは、駆け出しのミステリー作家として招かれたイベントで乗車した豪華列車で起きる殺人事件に挑みます。
前作もそうだったんですが、面白いのは面白いのに、特に前半がどうにも乗り切れないんですよね。
中盤でようやく殺人が起きてから面白くなるけれど、ミステリーのルールを振りかざし、事件に関するヒントは全て提示されており、読者に対してフェアであることを、事あるごとに語るその語り口のせいでしょうか。
それとも主人公のアーネストに感情移入しきれないのが問題なのかな。
でも、アーネストみたいにこういう無責任にも事件に顔をツッコんでいくのって、コージーミステリーだと特に何も思わないので、自己中心的に見えるアーネストが好きになれないからかも(笑)。
恋人のジュリエットに対する態度も気に食わなかったですし(笑)。
でも、しっかり事件に対して探偵役を務めたアーネストの頑張りは認めます(何目線?(笑))
事件の真相はだいたい予想通りでしたが、それでも謎解きミステリーとしてはユーモア要素もあって最終的には楽しかったです。
何より最後の項が良かった!
実はこれが一番の驚きだったかも(笑)。









































