カフェラテはミルクとエスプレッソが別々の容器で提供され、自分好みの濃さで飲むことができます。
本を読む気満々で席に着いた二人。
自分はこの日は軽めのものが読みたいということで久しぶりにロマンスものを。
妻はホロヴィッツの新作を手に。
しかしながら後ろの席の方々の話の内容が気になり、二人ともあまり捗らず。
聞くともなく耳に入ってきてしまう会話ってありますよね。
お連れの方にアニメ「文豪ストレイドッグス」について立て板の水のように熱く説明しているのが聞こえてきました。
9月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:3320
ナイス数:285
デスチェアの殺人 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想
いつものように読ませるのは読ませるものの、今回は過去を語るというスタイルのせいか、そもそもポー自身の動きが少ないせいか、展開自体は地味目?とはいえ描かれる事柄は胸糞悪い真実の連続で、新たに浮かび上がる真実が次へ次へ読者を誘います。実をいうときっとそうだなと予想した事が当たってしまったんですが、その予想した事をやはり違ったかと思わせて、やっぱりそうだったのかと驚かせるのはやはり上手い。とにかく終盤と明らかになる真実、そして諦めないポーの姿は胸を熱くしました。それにしてもこの後はどうなったの?!続きを早く!
読了日:09月30日 著者:M・W・クレイヴン
デスチェアの殺人 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想
シリーズ6作目。今回はカウンセリングを受けるポーの姿から始まります。ポーがカウンセリングを受けるきっかけとなった事件について語るという、今までに無いスタイル。ポーとティリーの元に送られてきたライナスという男のの正体は果たして?!そして殺されたカルト教団の指導者はどうして、そして誰に殺されたのか。短い章立てでグイグイ読ませるのはこれまでと変わらず、謎が謎を呼び、新たな展開をまといつつ・・・下巻へ!
読了日:09月28日 著者:M・W・クレイヴン
穢れなき者へ (新潮文庫 コ 27-1)の感想
イズレルが発見したヨットに残された7つの死体。序盤は父殺しで15年間服役していたというイズレルが、メイン州警察の警部補サラザールと何かしら関りがある様子が仄めかされている様子でもって静かに物語を牽引します。やがて父に虐待されている少年ライマンと謎の娘が登場すると一気に転がりおぞましい真実が浮かび上がってきます。思いのほか死体が増える結果になりましたが、あの展開にもっていくためだったのと納得すると共に、イズレルが海を感じる様子にはグッとくるものが。また、少年ライマンの跳ぶ姿はなんとも鮮やかでした。
読了日:09月23日 著者:マイクル・コリータ
恋するパンプキンスパイスカフェ (mirabooks)の感想
おばから受け継いだカフェを営むため、ボストンから小さな港町へと移り住むジーニー。自分を見つめ直し新たな人生をと考える彼女の前に現れたのはセクシーな農場経営者ローガン。最初から二人が惹かれ合っているので、二人がくっつく様子を微笑ましくも楽しく読めます。過去のトラウマに囚われているローガンがそれを克服する姿、そして問題をちゃんと自分で解決しようとするジーニーの姿が描かれているのが現代っぽい。二人の友人達も優しく温かく安心して読めるロマンスでした。しかしローガンが早とちるする場面は𠮟りつけたくなりましたw
読了日:09月22日 著者:ローリー ギルモア
スパイたちの遺灰 (ハーパーBOOKS)の感想
久し振りにゾクゾクとするような、そんな読書体験ができました。90代となったかつてのMI6伝説のスパイ、スカーレット・キングの手記による過去のパートも、スカーレット・キングに手記の出版を依頼された諜報史研究者のマックス・アーチャーの現代のパートもずっと面白い。果たしてスカーレットが語る内容は真実なのか。そして何故マックスに託すのか。最後の最後まで読み逃せないスリリングな物語。なによりマックスが選ばずにはいられなくなる運命というのがなんともいえないぐらい強く印象に残りました。傑作です!
読了日:09月19日 著者:マシュー リチャードソン
魔界都市ブルース 麗姫の章 (NON NOVEL N 1062)の感想
魔界都市《新宿》の美貌の人捜し屋、秋せつらを主人公にしたシリーズの短編集。うん、やっぱり短編は無駄が少なく好きですね。今回は〈私〉の出番もちゃんとあって嬉しい。それにしても今回はどの作品もよく分からないお話ばかり。著者の狙い通りみたいですが、よく分からないままのお話というのもこういう短編には活きますよね。シリーズで懐かしい名前に人物の登場があったのも嬉しかったです。
読了日:09月14日 著者:菊地秀行
審議官:隠蔽捜査9.5 (新潮文庫 こ 42-62)の感想
〈隠蔽捜査〉シリーズのスピンオフ短編集の第三弾。原理原則の人、竜崎が神奈川県警へ異動になった頃のお話が9つ収められています。竜崎ではなく、その周囲の人による視点で竜崎が描かれるということで、新しい部下、かつての部下、そして家族の視点から竜崎が語られます。中でも大森署の面々が竜崎がいなくなった後をどうするのか考える姿が印象に残りました。
読了日:09月10日 著者:今野 敏
こうしてぼくはスパイになったの感想
読書会前に【再読】初読時は読んでいて楽しさを優先し、物語の先を知りたくて一気読みでしたが、再読はじっくりと。おかげで色んな気付きを得れましたし、いろいろと考えさせられることも。読書会でも思いがけない感想や意見が聞けて課題書にして本当に良かった!それにしてもLR、かわいいなぁ。とてもかわいい仕草がさりげなくいっぱい描かれているんですよね。この辺り、読書会でももっと取り上げたかったけど時間切れでしたw
読了日:09月06日 著者:デボラ・ホプキンソン
読書メーター
9月は再読ものや上下巻ものを含め、7作品の8冊。
その中で最も印象深いのは、マシュー・リチャードソンの『スパイたちの遺灰』。
このままいくと個人的には今年No.1のお気に入りになるかも?!
そして〈ワシントン・ポー〉シリーズ6作目『デスチェアの殺人』、帯に不安を煽る文句が記されていましたが、本国では7作目が既に刊行されているとの事なので、翻訳が待ちどおしいです。
しかしこういう面白いものが読めると、読書欲がより湧き上がってきますよね。
読書の秋、モヒモヒ読みたいです。
とはいえ10月はライブを観に大阪と、そして東京と遠征予定。
お山歩にも最適の気候なので、晴れれば登山もしたい。
遊びまわって積読本だけが増える状態になるのは避けたいところです(笑)。

窓から見えるのどかな景色を眺めながらのお食事タイム。
お店は予約のお客様で満席だった模様で、それぞれの席にはメッセージカードも。
富豪のウィンチェスター家に、住み込みのハウスメイドとして雇われたミリー。
10年間の服役を終えて保護観察の身であり、前の職場も追われ、車上生活を余儀なくされてきたことから、なんとしても仕事を続けたいと、雇い主からの理不尽な言動に耐える日々だったが…。
最初から不穏な雰囲気が漂いまくりです。
主人公のミリーにあてがわれた部屋は、外からしか鍵の開け閉めができない屋根裏部屋って、もうそれだけで怖い。
何よりまるでホラー映画に出てくるような母娘の言動が怖く、「え、これってホラー小説じゃないよね」って確かめたくなります(笑)。
ミリーの雇い主であるニーナは、優しいかと思えばヒステリックに指示した事と後から反対のことを言ったりと。
そしてニーナの娘もまた同じような言動をミリーに対して行い、そんな二人に翻弄される毎日をミリーは過ごすことに。
そんなサイコパスみたいな雇い主の地雷を踏まないでと思わず祈ってしまいます。
けれども、ニーナのハンサムで優しい夫アンドリューに惹かれていく様子など、踏みたくなくても踏んでいってしまうような展開はやはり恐ろしく、読み進めるのも躊躇ってしまうほどでした。
そんな中で第二部に入ると、読んでいた物語の様相は違ったものに。
「なるほど、そういうことね!」と納得すると共に、ここからは序盤と違って最後まで一気読みさせられる展開が待っています。
本当は第二部があるということすら知らないまま、できれば何の事前情報も無いまま読めば、このジェットコースターのようなサスペンスを満喫できるかと思います。
先の展開をある程度読めてしまう人もいるかと思いますし、自分もこの第2部に入った時点でその先に明らかになることについて「やっぱりな」と思ったのも事実。
それでも最終盤で描かれる事柄と、更に明らかになる真実には「おお」となって堪能です。
ところで、なんと本書はシリーズ化されており、既に三作目まで刊行されているそう(これが何よりの驚き!)
本書のような驚きが待つような描き方は出来ない中で、どう描いていくのでしょうか。本書とは雰囲気もかわって日本の某ドラマみたいなシリーズになるの?!
それに、一番謎だったあの人についても何かしら明らかになるのでしょうか。
という訳で、まずは次作の翻訳を楽しみに待ちたいと思います。
また、本書は圧倒的な読みやすさ、そして主要登場人物は5名という少なさもあって、翻訳ミステリーに苦手意識がある方にもお勧めです。