固ゆで卵で行こう! -19ページ目

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

 

 

 10月は20冊。

 

これは、アニメ『サイレント・ウィッチ』に妻共々ドはまりし、2期の発表も無いし、続きが気になるしで、原作をkindleでまとめ買いし、面白過ぎて一気に読んでしまったせい(笑)。

 

 

 

 

 

その他、海外ミステリでは、ホロヴィッツの新作『マーブル館殺人事件』はやはりとんでもなく面白かったですし、『眠れるアンナ・O』は著者の仕掛けに興奮、『メイドの推理とミステリー作家の殺人』も良かったと、どれも年間ベスト級でした。

 

 

さて、11月。

 

先日のoasisのライブの余韻に冷めないままでいますが、いろいろ読んでいきましょー。

 

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:7682
ナイス数:541

体育館の殺人 [単行本版]体育館の殺人 [単行本版]感想
裏染天馬シリーズ1作目。旧体育館で起きた密室殺人事件。探偵は部室で文字通り暮らしているアニオタな探偵で、金の(報酬でアニメのDVDやグッズを買う)ために謎解きをする天才で変人。アニメネタは半分以上分からなかったけど、傘やDVDに関する違和感にはある程度気付けました。とはいえ密室トリックは言われてみればなるほどと見事にしてやられた感が。読者への挑戦状もあって、フェアな謎解きが楽しめるライトながら本格ミステリを楽しめました。
読了日:10月31日 著者:青崎 有吾
オアシス: 不滅のロック物語 (ハヤカワ新書)オアシス: 不滅のロック物語 (ハヤカワ新書)感想
東京ドーム、二日目に参戦!もう最高でした!!てなわけで気になっていた本書も手に取ってみました。バンドの成り立ちや社会的背景など、初心者にも分かりやすく、知っている人にもなかなか楽しめる内容だったんじゃないでしょうか。とにかくライブは最高で泣きながら歌ってきたのもあって、本書で更に思い出ふかいものになったかも。
読了日:10月29日 著者:小川 智宏
眠れるアンナ・O (新潮文庫 フ 65-1)眠れるアンナ・O (新潮文庫 フ 65-1)感想
なんとも企みと謀りに満ちた作品!前半は動きがなくて何を読まされているのか、何が何だかって感じですが、アンナが目覚めてから俄然面白くなってきます。そして終盤に明らかになるこちで、受けていた印象に変化と納得が。さらりと読んでいると流してしまいそうですが、この物語の真実に気付くと、つっこみどころさえも著者の企みだったのでは無いかと、興奮するものがありました!
読了日:10月23日 著者:マシュー・ブレイク,池田真紀子
サイレント・ウィッチ X 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ X 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
新章開幕です。モニカの成長ぶりがよく描かれています。アイクに対しては師匠としての優しさと無意識な厳しさも微笑ましいです。そんなモニカが脱獄犯を捕らえるにあたってウィルとコンビニ組むことになるのだけれど、このボケボケコンビぶりを見ると安心するかもw さて、モニカに対するアイクの想いや行動の場面が多い分、シリルとモニカの場面が少ないけれど、シリルに対するモニカの無自覚な行動と朴念仁なシリル。先は長そうw さて、脱獄に関してはまだ未解決。今後はどのような騒動となっていくのか、モニカたちの活躍と共に楽しみです。
読了日:10月22日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈下〉 (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈下〉 (カドカワBOOKS)感想
愛するロザリーのために七賢人になろとするルイスですが、それゆえにすれ違う様が切ない。でも、それゆえに悪辣な陰謀に対して力でもって圧倒する様はスカッとしますし、ロザリーとの甘々な様子も微笑ましかったです。第一王子との友情や困った弟子のダドリーとの関係、政治的な背景など、 いろいろ本編の内容を補完できたのも良かった。そうそうモニカも登場していますが、七賢人を選ぶ時の魔法戦、思ったより瞬殺とかじゃなくルイスの奮闘していたんですねぇ。
読了日:10月22日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈上〉 (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈上〉 (カドカワBOOKS)感想
モニカの同期、七賢人の一人〈結界の魔術師〉ルイス・ミラーの過去話。孤児であるルイスがミネルヴァで学ぶ事が出来るようになるも、圧倒的な才能と努力の賜物で成り上がっていく様子は、まさに悪童!(笑) なるほど、こうしてあのルイスが出来上がっていくのかぁ。アニメでどぼどぼとジャムを入れるシーンがあったけど、そういったところもここに描かれていました。そして愛するロザリーとの淡い恋の行方…って、父に啖呵きるあたり、そして七賢人になろうとする動機に納得と共に爆笑(笑)。てなわけで下巻へ!
読了日:10月21日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ IX -extra- 沈黙の魔女の短編集 サイレント・ウィッチ -extra- (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ IX -extra- 沈黙の魔女の短編集 サイレント・ウィッチ -extra- (カドカワBOOKS)感想
特典SSを時系列にまとめ、更に新たなショートストーリーを追加した短編集。あんなことやこんなことがあった裏側が垣間見れ、学園の楽しい日常を通じ、各登場人物の側面がより深く見れるようになって本当に楽しい。うん、いつまでもこんな学園生活、続いたら良かったのにね。その学園生活が終わった後の物語、シリルとモニカ、二人の胸の奥にあるものについては果たして気付く日がくるのか。そしてアイクにも負けずに頑張って欲しいw モニカの〆の言葉がまた幸せな気分にさせくれました。
読了日:10月17日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ IX 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ IX 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
良かったー。始まりでシリルに対するモニカの態度から始まり、最後の最後まで、もう、とにかく何もかも良かった。人が苦手というか嫌いだったモニカが、誰かを頼り、助けてもらえるように愛される存在になったこと。そしてモニカ自身が誰かを救いたいと願えるようになったこと。そしてその結果まで最高でした。ディー先輩は何のために登場したのかと思っていたらこのためだったのかなど、色々伏線が回収されていく辺りも見事。そう、まさに「勝負はテーブルに着く前から始まっているのですよ」でした。
読了日:10月16日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ VIII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ VIII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
いよいよ佳境!そうか、そうようねとか、そうだったのかぁなど、いろいろ発見がある中で、モニカが覚悟を決める巻となっております。いよいよ学園生活も終わりを迎えると、その心の内を思うと、何気ない描写でも涙が。そしてアイクの覚悟というものがそれを更に。次巻でどう決着をつけるのか、楽しみです!
読了日:10月16日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ VII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ VII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
〈宝玉の魔術師〉と対峙し「偽王の笛」破壊という戦い、苦戦しているように見えて実は…といった流れが良い。その中でモニカが美しない術式についてガックリする姿がなんともw そしてなかなか日の目を見せてもらえてなかった生徒会書記のブリジットの真の姿が。フェリクス殿下の秘密を共に探るモニカですが、恋愛について初めて考えるようになる姿はだいぶズレていますw さて、明らかになりつつある事柄の中で、あの人は知っているのかなど色々気になります。そうそう、ネロが冬眠から目覚めました。しかし本当にただの冬眠だったの?!
読了日:10月15日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ VI 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ VI 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
ここにきてモニカの正体がバレてしまいそうな新キャラ、ディー先輩の登場ですか。これまた強烈にヤバい先輩ですが、この先に活躍の場が与えられってことかな。そして身バレ問題に関してはフェリクス殿下よりもシリルの方が先に気付きそうな気配ですね。さて、〈宝玉の魔術師〉の策謀の影響で攫われたシリルとグレン。そして救出および〈宝玉の魔術師〉に対峙しにに向かうモニカや7賢人の面々は何に直面するのでしょうか。ところで第三王子、面倒な存在になるかと思ったけど可愛かったw
読了日:10月15日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ V 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ V 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
ネロの正体がついに明らかに。ある程度は示唆されていたので予想していた方も多かったのでは。しかし理由がしょぼくてネロらしいw さて、隣国との外交をつとめるフェリクス殿下の護衛を〈沈黙の魔女〉として護衛することになったモニカですが、正体がバレないようにと緊張の連続の中、〈沈黙の魔女〉のファンだというフェリクスとのやり取りにはニマニマ。しかし、呪竜の出現とその退治の顛末で、フェリクス殿下の秘密や、モニカの父親の死に関する疑惑が持ち上がり、いよいよ話も大詰めを迎えてきそうな予感です。
読了日:10月14日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ IV -after- 沈黙の魔女の事件簿 サイレント・ウィッチ -after- (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ IV -after- 沈黙の魔女の事件簿 サイレント・ウィッチ -after- (カドカワBOOKS)感想
番外編的な連作短編集。学園祭のあとのドタバタで各キャラクターの魅力が掘り下げられていて、読みながらニヤニヤ。調停役で控えめなニールの格好良さと強さ、フェリクス殿下とモニカのやり取り、イザベルの有能ぶりなどなど、ずっと楽しい。そうしてモニカの引き出しの宝箱の中身が増えていく幸せな番外編でした。
読了日:10月13日 著者:依空 まつり
マーブル館殺人事件 下 (創元推理文庫)マーブル館殺人事件 下 (創元推理文庫)感想
いやー、やっぱり面白い!正直〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズより好きですw 作中作と現実とがリンクして描かれていく様にはやはり圧倒されるものが。スーザンが危機に陥いった要因について予想通りでしたが、作中作およびエリオットの祖母で世界的な児童作家だったミリアム・クレイスの真相などは最後の最後まで楽しませてもらえました。未完の作品を新たな作家が引き継いでという構造を更に発展させるアイデアも面白かったです。そして更なる続巻の構想があるとの事。という事は次のピュントは過去編?そして作家はあの人?とまれ楽しみ!
読了日:10月13日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
マーブル館殺人事件 上 (創元推理文庫)マーブル館殺人事件 上 (創元推理文庫)感想
クレタ島での生活からロンドンに戻り再び編集者として働く事にしたスーザン。そんな彼女は〈アティカス・ピュント〉シリーズの最新作、アラン・コンウェイのあとを受けエリオット・クレイスが書いた『ピュント最後の事件』の編集に携わることになるのだけれど、その作品がエリオットの一族について重なる事に気付いて…。今回も入れ子構造で描かれる贅沢なミステリ。現実世界と作品世界の登場人物を把握するのについつい登場人物一覧表の助けを借りましたが、気付けば作中作がやはり面白くて気付けば夢中に。さて、エリオットの一族の秘密とは?!
読了日:10月12日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
サイレント・ウィッチ IV 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ IV 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
学園祭編。シリルのツンデレぶりはまだ本人的には無自覚の模様。自分で自分に言い訳する辺りが可愛いw そして侵入者に対峙した時に人質をとられた事に対するモニカの反応が人としての成長を感じますし、学園生活の終わりを感じて寂しくも。また、フェリクス殿下については予想していた事が確信に変わるような描かれ方が。殿下に関してはバッドエンドが想像されちゃうけど、モニカはアレクを救えるのかな。それにしても〈結界の魔術師〉ルイスの策士ぶりと冷酷さが際立ちます。次巻は番外編。こちらは先への不安を感じず単純に楽しめそうですね。
読了日:10月12日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ III 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ III 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
アニメ版の最終話にあたるまでのお話がおさめられた第3巻。チェスの試合、バーニーとの再会で描かれる愛憎の行方など盛り沢山の見どころの中で、何よりも幽霊同士となったモニカとアイクとの夜遊びした後のフェリクス殿下の独白が、先への不安や哀しみを予感させて切なくなるものが。しかしこうやって読むと、アニメがいかにうまく描いていたのかもよく分かりますし、モニカ役の声優さんの演技の素晴らしさに感動です。
読了日:10月11日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ II 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ II 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
面白くて続けて二巻へ。アニメでは9話までの展開?〈決壊の魔術師〉ルイスのモニカに対するものや、フェリクス王子の思惑など、いろいろ判明してきて物語の広がりを感じます。そしてモニカ自身がこのままではいけないと変わろうとする姿、成長していく姿が愛おしいものとして映りました。かけがえのない友達とその約束の行方など、痛く苦しいものがあるけれど、それを踏まえてモニカがどう大きくなっていくのか先が楽しみです。
読了日:10月10日 著者:依空 まつり
サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)感想
アニメでハマって続きが読みたいなと思っていたら、セールがあったのでまとめ買いして読み始めました。こうやって読むとアニメ版もなかなか原作に忠実だったんですね。そしてアニメでは省かれていたり説明されていなかった部分が描かれているので、あれはそうなのか、あの人はそうなのかなど、いろいろ細部も分かって良かった。もちろん、モニカをはじめ各登場人物も魅力的で読んでいて楽しく一気読みでした。
読了日:10月09日 著者:依空 まつり
メイドの推理とミステリー作家の殺人 (二見文庫 プ 5-2)メイドの推理とミステリー作家の殺人 (二見文庫 プ 5-2)感想
『メイドの秘密とホテルの死体』の続編。あのモーリーがメイド主任として周りから信頼され愛されている様子が嬉しい。今回は著名なミステリー作家がホテルで重大発表をする直前に殺されるという事態に直面。実はモーリーはその作家と過去に関りが。この過去について語られる様子が、モーリーの祖母の強さと愛情の深さが描かれていて、現在進行形の事件よりも読んでいたくなる程。実際、作家が殺された事件はミステリとしてはちょっと弱いけど、祖母とのエピソードとモーリーの成長の他に、モーリーのしたたかともいえる強さが見れて楽しかったです。
読了日:10月05日 著者:ニタ・プローズ

読書メーター

自身で立ち上げた雑誌社の編集長、25歳のアンナ・オグルヴィは、アンナと雑誌社を共同で経営していた同僚2人が刺殺された現場近くで、ナイフを手にしたまま眠っている状態で発見され、4年間も彼女は眠り続けている。
犯罪心理学者で、睡眠に関する専門家のベンは、アンナを目覚めさせ刑事責任を問えるかどうか見極めるため、治療にあたることになるのだが…。
 
 
 
なんとも企みと謀りに満ちた小説!

前半はアンナも眠っているだけなので、何が描かれているのかよく分からないまま進み、退屈に思える人も多いかも知れません。

けれど、最後まで読んでその企みに震えて欲しい、そう思えるミステリーでありサスペンスです。


2人を殺害した後、眠り続けること4年のアンナの物語。

それを基本的には心療内科医のベンによって描かれていくのですが、そこにベンの別れた妻で刑事のクララ、ベンの上司であるブルーム、それにアンナについての真実を暴こうとするジャーナリストのローラと彼女が読むアンナの日記などが挿入されて構成されています。

それらを断片的につなぎ合わせて読んでいくと、読者は色々と気になったり変に思ったりすることが、いくつも出てくるかと思います。

そして、それらはどうもチグハグというか、整合性が取れていないかのように感じるのではないでしょうか。



以下、ネタバレあり注意! 未読の方は画像の下からはスルーで】
 
 

 
 
【ここからネタバレ】
 
けれども、本書の終盤で明らかになるのは、これまで読者が読んできたもの、それは実は、4年間の眠りから目覚めたアンナが真実だと思って書いた本そのもの。
 
実はメタ小説だったということが判明すると、これまで読んできたその印象はがらりと変わるはずです。

ただ、アンナが書いた物語だという事が明らかになる部分、そこをさらりと読んでしまってそのことに気付かないままで読み終えてしまうと、本書の感想や評価も違ったものになりそうですね。

実際、気付けなかったという読者も意外に多いようですし、先に本書を読み終えていた妻にそのことを話すと「え?そうだったの?!」と驚いていました。
もっとも気付かなくても、読み終えた後にもう一度読んでみたくなるほど面白かったようですが。

さて、アンナが書いた物語だというと、自身で雑誌を作っていたとはいえ、プロの作家ではないアンナなので、いろいろツッコミどころがあるままなのも納得できるものが。

そして著者自身や本国や日本の出版社も公表はしていませんが、実は日本では同時期に刊行された『スパイたちの遺灰』のマシュー・リチャードソンと同じ作家だということもポイントじゃないでしょうか(調べるとすぐに分かってしまうそうです)。

そう、『スパイたちの遺灰』で緻密な物語を描いた著者だけに、アンナが書く物語も、実はわざと少し稚拙に描くことで読者をミスリードさせていたのかな、なんて考えるのはあながち間違いじゃない気がするのですが、どうでしょうか。

とはいえ、最後は真の真犯人であるクララの視点で物語は終わりますが、クララがベンと結婚したのも最初から計画の内だったのだろうか、ブルームは〈患者X〉としての子供の頃のクララに会っているのに、クララを見て気付かないものなのかなどなど、疑問はいくつか残ります。

でも、それってアンナの想像でしか描かれていないからなんですよね。
 
クララの語り部分は少ないので、もしかしたらその辺もしっかりとした理由があるのかも知れず、つっこみどころと思わされたところも実は著者の仕掛けなのかも?!

そういった描かれていないような余白部分も含めて、著者による企みと謀りに満ち満ちたミステリだと思うと、めちゃ興奮しません?!

ただ、本書がメタであるということは、本書の面白さを伝えるにあたって一番言えないポイントでありますし、前半は特に動きがほとんどないので、つまらないと思われてしまいそうなのが実に惜しいなぁと思います。

うん、本書を読んで面白かったと思った人に、未読の方にはどうお勧めしたらいいか教えて欲しいかも(笑)。
 
ちょっと前ですが、鯖江商工会議所1階にある「 impract (インプラクト)」さんで、お茶&読書をしてきました。

この日は暑かったので、自分も妻もアイスコーヒーを。

そして二人でアールグレイのバスクチーズケーキをパクついてきました。
 

 
ちょうど近くの西山公園でイベントをしていた日だったせいかどうなのか、意外にと言っては失礼ですが、店内は多くのお客さんで賑わっていました。

でも、席と席の間隔が離れていることもあって、他の人のお喋りの声などが気にはならず、本も集中して読めました。

週末は日曜しか営業していないのが残念なところ。

土曜も開いていたら利用頻度も高くなったかも。
 

 

 

おばが経営していたカフェを受け継ぎ、ボストンから小さな港町ドリーム・ハーパーに越してきたジーニーは農場経営者のローガンと知り合う。
二人はそれぞれ相手に好意を抱くのだけれど、ローガンには町の住人の前でプロポーズに失敗したという過去があり…。




ジーニーとローガン、最初から惹かれ合っているので、二人が結ばれていく様子を微笑ましくも楽しく、そして安心して読めるロマンス小説でした。


ボストンの街で働きづめだったジーニーは、ある日、アシスタントを務めていたCEOが職場にて心臓発作で亡くなっているのを発見し、それは自身の将来の姿ではと恐れを抱くように。

そんな時にあった、おばからのカフェを引き継がないかとの提案を受け入れたジーニーは、ドリーム・ハーパーへと移り住み、新しい自分と新しい生き方を模索することに。

そうしてカフェの再開のための準備期間中、毎夜不審な音を耳にするジーニーは意を決してバットを片手に扉を開けると、そこにはかぼちゃ(実際にはひょうたん)を抱えたあご髭の男性ローガンが。

不審な音に関して殺人者やお化けなどの妄想を膨らますジーニーですが、そんなジーニーのくるくる変わる表情や笑顔にローガンも急速に惹かれていきます。

しかしながら一年前に、都会から来た女性と恋に落ち、町の住人の前でプロポーズするも逃げられるという経験をしたローガンは、それがトラウマとなってなかなか前に進むことができません。

そのトラウマを克服するのは変わろうとする自分自身と、何よりジーニーへの本物の愛、そしてジーニーが持っている強さのお陰かも。

そしてジーニーもローガンに強く惹かれていくのですが、町の住人でローガンの友人たちからはローガンを傷つけるような事はしないでとの忠告を。

けれども誰かに頼るだけではなく、自分自身の力で問題を解決しようと決意する姿を見せてくれるので、こういった自立心の現れは現代ロマンスらしさも感じられて気持ちいいものがありました。

そしてジーニーに忠告した住人たちもジーニーの友人となり、ローガンとの仲をあたたかく見守りつつ背中を押す様子もまた微笑ましくも楽しかったですし、町の住人たちのゴシップ好きな様子も可笑しかったです。

それにしてもローガンが早とちりし、誤解し、ジーニーと離れようとする場面なんかは読んでいて叱りつけたくもなりました(笑)。

あ、あと、ジーニーのカフェに対する嫌がらせの正体については予想と違いました。


てっきり○○〇の方だと思っていたんですが、著者にミスリードさせられたかも(笑)。

 

 

さて、本書はシリーズ化されており、毎回主人公が変わりながらドリーム・ハーパーの住人たちを描いているそうで、小さな町のロマンス模様をまた楽しめそうです。
 

お久しぶりの「Trattoria la cala(トラットリア ラ カーラ)」さん。

 

この日はメイン料理がある方のランチコースをいただいてきました。

 

結婚記念日のお祝い月間ということで、プチ贅沢です(笑)。

 

 
 

 
前菜サラダ仕立て
 
 
 
 
 

 
自分は「魚介といろいろ野菜のスパゲッティー」を。
妻は「かきときのこ」のリゾットを。

 
 
 
 
 
 
この日のメイン「黒毛和牛のステーキ カポナータ添え」
 
 
 
 
 
 
 
さらに、もうすぐ提供終了という「岩かき」も。

大きな岩牡蠣、美味しかったです。
 
 
 
 
 
 
最後は自家製デザート(ティラミスとパンナコッタ)を。

ディナーで利用してみたいと思いつつも、いまだに実現できていないので、次の機会にこそはと思っています。