〈ドートマンダー〉シリーズ3作目、再読です。
今回の仕事は金持ちの子供の誘拐。
それも著者の別名義リチャード・スタークによる人気シリーズである〈悪党パーカー〉の『誘拐』という作品(実在はしません)の内容そのままに誘拐事件を企てるというもの。
もうこの設定だけでファンはご飯が食べれそうです(笑)。
そもそもこの本を読んで計画を思いつき、ドートマンダーの元に持ち込んできたのは、腐れ縁ともいうべき相棒のケルプ。
ケルプが持ち込んできたというだけで拒否感丸出しのドートマンダーですが、恋人のメイによって態度を軟化させる様子がちょっと可愛かったりして(笑)。
さて、本の中身をドートマンダーが整理して誘拐計画をブラシュアップするものの、いつものように、当然の如く計画通りには進まず、渋面のドートマンダーに追い打ちをかけるような不運が次々と。
しかし、天才的犯罪プランナーにしては、ある物の大きさが合わなかったり、マスクが足りなかったりなどなど、ちょっと雑な計画だったんじゃないかとツッコミを入れらずにはいられないかも。
けれどもその様子は面白おかしく、何より誘拐された当の本人であるジミー少年が頭がいいうえに良い子で、自分を誘拐した悪党たちに親近感を抱いたりなどするので、なんだか微笑ましくもありました。
さてさて、そんなジミーが最後に見せてくれるものとは?!
これがまたいいんですよねぇ。
そして事件から一年度、ドートマンダーたちが知る真実とは?!
いやー、あれを見たドートマンダーたちのその後を見たくなりました(笑)。


