『悪党たちのジャムセッション』 ドナルド・E・ウェストレイク | 固ゆで卵で行こう!

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 〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーンもシリーズ4巻目に突入で、今回も憎めない悪党たちの活躍が実に楽しかったです。

 

窃盗の現行犯で捕まったドートマンダーは刑務所送りは免れない状況の中、敏腕弁護士が現れて無罪放免に。
 

ドートマンダーは助けてもらった見返りとして、絵画盗難による保険金詐欺の片棒、財政難の持ち主から絵画を盗んで後で返すというという仕事を引き受けることに。

 

で、盗みに入るにあたりチームを組もうと旧知の悪党たちに声を掛けるドートマンダーですが、疫病神扱いのケルプには声を掛けないものの、ケルプがドートマンダーの元に押しかけてくる場面がまた可笑しいんですよね。

 

そして最初はつっぱねるドートマンダーが、ケルプを受け入れる場面でのケルプの嬉しそうな姿も可愛かったなぁ(笑)。

 

 

さて、首尾よく盗みは成功と思いきや、またも不運が。

 

けれども起死回生の手段にかつての仲間達も加わり、その後のパーティの場面はドートマンダーさえ感極まっているかのようで、ユーモラスな描写がありつつも、ちょっと感動的ですらありました。

 


とはいえそこで終わる訳がありません(笑)。

 

更なる深みにはまるドートマンダーはケルプと共にイギリスへと飛ぶことに。

 

思いがけない悪党が騒動に加わり、果たして絵画は誰の手に?!

 

 

ラストのドートマンダーとケルプの甲冑での追いかけっこも絵になりますが、あの後、ちゃんと帰国できたのか心配になります(笑)。