以前、TVで放映されたものを書籍化され、それが今回、文庫にさなったので購入。
内容はTVで放映されたインタビューをまとめたものと歌の歌詞で構成されていて、小田さんの事をちょっと知りたいという人にはぴったり。
ただその分ずっと追いかけている人には物足りないかも。
とはいえ、オフコース時代からソロになってどう変わっていったのか、どう考えているのかなど、小田さんのべらんめいな口調を思い起こしながら知れ、その想いや理想に胸が熱くなるものが。
ファンに喜んでもらいたいと花道を作ったり、手を振ったりなんて、確かに昔のイメージからは考えられないですね(笑)。
でも、「繋がる」ことへの想いと大切さってのは、歳を経るほど強く感じるようになるものが。
さして最後に収められている、小田さんにとる100年後への手紙の一文にはグッとくるものが。
もはや既に誇れる国と胸をはっていえなくなっているかも知れないけど、それだけに大切な事じゃないかな、なんて思ったりも。

