今年も昨年読んだものから、好きな作品、印象に残った作品を20作、選んでみました。
1位~4位ぐらいは不動ですが、それ以外はその時の気分によって違うので、ランキングがあくまで目安です(笑)。
1位はS・A・コスビー『頰に哀しみを刻め』
読み終えた時に今年のベストだと確信した作品。
文句無し。
コスビーの今後の作品も期待大です。
2位はマイクル・Z・リューインの『父親たちにまつわる疑問』
一昨年に刊行されたものですが、大好きなアルバート・サムスンものの新作という事で読むのが勿体なく、読み終えたのは昨年の春頃でした(笑)。
3位はソフィー・アーウィン『没落令嬢のためのレディ入門』
とにかく楽しいロマンス小説。
ホットシーンも無いので安心して読めますよ(笑)。
4位はマイケル・マン&メグ・ガーディナー『ヒート2』
映画『ヒート』の続編。
映画よりも過去のお話と、未来のお話で、めちゃ面白くて読むのが止められませんでした。
5位はクリス・ハマーの『渇きの地』
オーストラリアを舞台にしたミステリ。
複雑に絡んだ物事を丁寧に描いており読み応えありました。
6位はジュリー・クラーク『私の唇は嘘をつく』
二人の女性が自身の尊厳と復讐を胸に動く様子にはヒリヒリ、そしてハラハラ。
著者の『プエルトリコ行き477便』同様、得も言われぬ感情をかき立ててくれます。
7位は古内一絵『百年の子』
参加させてもらった読書会でお勧めされた、過去を知り未来へと繋ぐ物語。
読んで良かった。
今、読むべき物語です。
8位はサラ・ペナー『薬屋の秘密』
希望や願い、自己再生や、女性同士の絆が最後まで良心的に描かれた作品です。
9位はキミ・カニンガム・グラント『この密やかな森の奥で』
罪、そしてそれに対する赦しなど考えさせられる、善良で誠実な作品。
10位はマイクル・コナリーの『正義の弧』
ついに翻訳も追いつきましたが、ボッシュの終りも見えてきたのでしょうか。
この先の展開、恐ろしく思いつつもボッシュの人生を見守りたいです。
なお、昨年は再読も含めて95冊読んでいました。
100冊読めなかったのは残念というか、読めない分だけ積読山脈が大きくなっちゃうのよね。
本を積んだら積んだ分だけ徳も積んでいけたらいいんですけどねー(笑)。
なにはともあれ自分のアンテナを信じ、面白そうと思ったものを今年もじゃんじゃん読んでいけたらなと思っています。