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怪人二十面相―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)
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記念すべき少年探偵シリーズ一作目。
先日映画「K-20 怪人二十面相・伝 」を観て、更にその原作である北村想の『怪人二十面相・伝 』を読んだ勢いを駆って、本家本元である江戸川乱歩の少年探偵シリーズを読んでみました。
ほんとうに随分と久しぶりに読むのだけれど、小学生の時に夢中になったほどには夢中になれなかったのは単に大人になったからなのか、それとも・・・。
このシリーズ一作目を読み返してみて思うのは、二十面相その人が妖しい魅力を明智小五郎や小林少年を通じて発揮しているんだなという事。
自分の能力を過信し、そして驕り、高笑いをする二十面相なんだけれど、明智小五郎や小林少年の機転によってあえなく失敗していく様はある意味ユーモラス極まりないのでは。
殺人を嫌いながらも、恐ろしい事件を次々と起こしつつも、その純粋なまでの様子は、正義の味方である明智小五郎や小林少年などよりも魅力的なのだ。
子供の頃は小林少年の勇気や明智小五郎の知恵に憧れを持ったものの、それでも二十面相が失敗していくのを残念に思っていた部分があったのは、きっとそのせいだったのでしょう。
