『機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン』 福井晴敏 | 固ゆで卵で行こう!

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機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース) 機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)
福井 晴敏

角川グループパブリッシング 2008-12-24
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戦艦<ラー・カイラム>にて虜囚の身となったバナージにはユニコーンが示す次の座標を尋問される。

頑ななバナージに同じ父を持つアルベルトはミネバを救う為にもと協力を強要してくる。

そんな中寄港したトリトン基地にジオン残党軍の襲撃が!




このシリーズも7巻目ですが、いやはやこの巻は本当に面白かったです。


ガンダム対ガンダムという図式ももちろん面白く、実際に映像化なんかされたりしたら大きな見所になる事は間違いない。

けれどもそれ以上に熱を感じさせるのは、バナージとブライト・ノアとの邂逅の場面でしょう。

ガンダムという存在が象徴されるもの。

その存在が見せる未来への可能性。

それを語るブライトの言葉に、バナージは思い込みた他人の知識であっても“それでも”自身の手のひらの熱さを信じる様子はこの巻の最も印象深い場面だ。


その熱さを信じる事で、洗脳されたマリーダを救うために、そして自身と守りたい人の為にガンダムは光り輝く事ができるのでしょう。。。




それにしてもアムロ・レイのかつての恋人だったベルトーチカが出てくるとは思わなかったなぁ(笑)。