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少年探偵団―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)
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少年探偵シリーズ二作目。
シリーズ一作目において結成された少年探偵団の活躍を描いた本作ですが、その探偵団が活躍するのは前半部分で、後半は団長である小林少年の活躍がメインだったりします(笑)。
しかし結成された少年探偵団て、良家のお坊ちゃまばかり。
子供の頃に読んでた時はその事になんにも思わなかったけれど、今読むとなぜだか妙に苛つくようなものを感じるのは何故でしょうか(笑)。
それはきっと恵まれた家庭で生まれ育ったお坊ちゃまたちの、どこか傲慢にも見える態度のせいかも。
これは団長である小林少年もそうだけれど、彼らが師事する名探偵明智小五郎もそういった傲慢ともみえる態度を見せるからでしょう。
二十面相を知恵比べで打ち負かして高笑いするその様子は、北村想の『怪人二十面相・伝 』及び『怪人二十面相・伝(PART.2) 』を読んだ後のせいか、なんともいけ好かないヤツに見えて仕方なかったですねぇ(笑)。
