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彩雲国物語 藍より出でて青 (角川ビーンズ文庫)
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"彩雲国”シリーズ10巻目は番外編です。
一話目では普段は奇人ぶりを発揮し、周りからは理解され難い藍龍蓮が主人公。
「藍龍蓮」という存在の意味。
何故国試で三位以内に入らなければならないのか。
周りを巻き込む台風のような存在だけれど、その裏で「藍龍蓮」として生きる理由が明かされます。
二話目では異能の力を持つ春姫の存在を知った縹家の陰謀が描かれます。
春姫を守るために英姫がとる策とは、克洵と春姫をさっさと同じ床につくようにさせる事。
春姫との仲を大切に育みたい克洵は春姫に迫っている魔手の事を知らないので、さっさとベッドインさせようとする英姫の意図が分からず困惑。
けれども春姫の方は全く抵抗なく、その様子が実に可笑しい。
しかし春姫を手に入れようと目論んでいた縹家は思いもよらぬ“宝”を発見するという話。
三話目では茶州州牧の地位を剥奪され王都に戻る事になった秀麗が、その前に茶州の名物料理を習いがてら、お世話になった方々を招いて食事会を催そうとするけれど、何故か龍蓮に茶州の名所巡りを案内される事になって・・・というお話。
ドタバタコメディのようでいて、茶州の為に命を懸けて働いた秀麗を慕う人たちの情が描かれていて意外に感動的なお話でもありました。
ところで今回も本編の為の伏線がいっぱいありましたね。
藍家や縹家の思惑。
そして何よりも秀麗自身のことで大きな伏線が。
それが、いつ、どのように明かされるのか楽しみであり、また不安にもさせますね。

