デニス・クエイド主演の映画「バンテージ・ポイント」観てきました。
大統領を襲った銃弾、その狙撃を目撃した8つの視点で描かれて、そのひとつひとつを重ねると真実が見えてくるという仕立てになっているのですが、いわゆるどんでん返しものとは違い、殆ど無駄な部分をはぶいて、劇中の登場人物のセリフの中や映像だけで全てが観客に分かるように説明がなされているサスペンス・アクション映画でした。
とにかく贅肉がないという点が好ポイントでしょう。
上映時間も約90分と程よい感じ。
それも最初から一気に劇中に引きずり込まれるスピード感と演出が素晴らしい。
デニス・クエイド演じるシークレット・サービスの主人公が、もうちょっと優秀だというところを見せてくれればより好みだったかなぁ。
なんせ最後は殆ど○○によって解決されちゃうので、その辺が少々消化不良な感じです。
まぁ、もっともそれが起こるのも非情なテロリストがしういう行為をしてしまうってのも○○があってこそという皮肉が込められているのかも知れないですが。
ところで異なる人種や性別、立場の違った8つの視点(目撃者)ですが、これは大義を掲げて力を振るうアメリカを象徴させて、それぞれが見るポイントによって、それぞれ違った意味に捉えられるといったテーマが実はこの良質のサスペンス・アクション映画の中に込められている(と思われる)あたりがなかなかうまいところだなと感じました。